アメリカのシリコンバレーに進出した「くら寿司」が大成功していた

「くら寿司」と言えば日本で人気の寿司チェーンです。このくら寿司が「Kula」として北米に進出して徐々にアメリカでの知名度を高めているそうです。そして2016年の2月、北米9店舗目に選んだ場所があのアップルのお膝元でもある「クパチーノ」でした。「クパチーノ」で開店するや否や瞬く間に人気を集め、今では連日待ち時間が発生しているそうです。では「Kula」はなぜシリコンバレーで成功したのか、ポイントを見ていきましょう。

くら寿司がアメリカのシリコンバレーで成功した理由

理由① ハイテク技術の数々

「クパチーノ」はシリコンバレーのど真ん中ということもあって、店内のハイテクなシステムがかなりウケているようです。日本でお馴染みのiPadによる注文やレールで運ばれてくる寿司、皿を回収すると貰えるガチャ。そのどれもがクパチーノの人にとっては新鮮で面白いようです。


日本でも人気のガチャである「びっくらぽん」のアニメーションも、ちゃっかりアメリカ仕様にローカライズされてます。

理由② オーガニック

アメリカのサンフランシスコ周辺というのは、健康志向が非常に高い地域です。そのため彼らは食べるものの素材にとてもこだわっています。くら寿司は日本では「無添加」と銘打ってるだけあって、安全なものを使っているようです。そのこだわりがシリコンバレーのオーガニック主義とマッチングして店に行列を作ったようですね。

理由③ まともな寿司が食べられる

これは私の意見ですが、サンフランシスコの一般的なスーパー等で売られている寿司はあまり美味しくありません(高級店は別です)。実際に食べたことがあるのですが、値段の割に、まぁ…クソまずいなと思いました。そのためくら寿司の「ふつうに美味しい」レベルでも、向こうではかなり美味しい部類に入ります。しかもスーパーよりも安いのです。これは流行るのも当然です。

Yelpのレビューをご紹介

ここまでの話を聞いて、「確かに流行ってるみたいだけど、評判はどうなの?」と思った人も多いでしょう。ではここでアメリカの口コミサイト「Yelp」に投稿されたレビューをご紹介したいと思います。ちなみに「クパチーノ店」の評価は4/5と高評価になっています。

  • ボーイフレンドとよく来てるわ。いつも15皿くらい食べるの。
  • とても面白い店だよ、でもこの前は1時間45分も待たされちゃったよ。
  • たくさん食べちゃっても安心さ、なにせ1皿2ドル25セントだからね。
  • iPadのオーダーがとてもクールだわ、空腹じゃなくても頼んじゃうくらい。

このように日本人にもウケているiPadによる注文などが評判いいことがわかりますね。ちなみにアメリカでは1皿$2.25(¥200以上)と日本より割高みたいですね。これは流通の関係でしょうか。安い値段で食べられるのは日本人の特権ですね。

最後に

このように世界でヒットする日本のものってまだまだ多いと思います。欧米の方が日本に観光に来ただけで大喜びするのもわかる気がしました。特に日本のくら寿司みたいなハイテク寿司屋はことシリコンバレーと相性が良かったみたいですね。あとはハウステンボスにある完全無人のホテル、「変なホテル」なんかも北米でヒットしそうですが。ここ20年以上経済的に元気がなかった日本ですが、これからはロボットやハイテク技術の力でかつての栄光を取り戻してほしいですね。