Apple Watchが売れるには何が必要?

去年の4月に華々しいデビューを飾ったApple Watchですが、今年に入ってから売上が芳しくないというニュースをよく耳にします。これはやはり、Apple Watchに対して、「思っていたようなことができない」とユーザーが気づいてしまったからではないでしょうか。

例えば、そもそもiPhoneとペアリングしなければ使えないし、テキストメッセージのやりとりも単体ではまともにできません。これではただの電池が一日しか持たない通知センター付き腕時計です。そこで今回はどうすれば今後Apple Watchが売れるようになるか、そのために必要な機能を考えていこうと思います。

Apple Watchはこうなれば売れる

iPhoneから完全に独立


現在のApple WatchはiPhoneとペアリングしなければ一切利用できません。これはかつてのiTunesとiPodの関係に似ています。iPhone・iPod touchがiOS2(当時はiPhone OSだったかな)から単体でアプリをインストールできるようになって劇的に自由度が上がったのと同様に、Apple Watchも単体でアプリをダウンロードしたり、メッセージのやりとりができるようになれば欲しいと思う人は確実に増えるはずです。それによって例えば、防犯用に子どもに持たせたり、スマートフォンを持ちたくない人も利用できるようになります。なにより究極的にはスマートフォンがいらなくなるポテンシャルもあります(そのためにはイヤホンを常に装着しておかなければいけませんが)。SF映画のように腕時計だけ着けて街にでかけることだってできるのです(支払いはもちろんApple Payで)。そのためApple WatchがiPhoneから独立することには大きな意義があります。

キーボードの搭載

今のApple Watchでは文字入力が一切できません(英語キーは対応したのかな?)。しかしソフトウェアの工夫次第でキーボードを備えることは可能だと思います。もしApple Watchで文字入力が可能になれば、簡単なテキストメッセージのやりとりは全てApple Watch上で完結させることができるようになります。現状のようにApple Watchでメッセージを確認して、iPhoneで返信するというめんどうな手順を踏む必要もなくなるのです。

SIM(セルラー通信)内蔵

Apple Watchの独立にはセルラー通信への対応は必須です。これには既に対応の噂が出ていたので、次期モデルに搭載されるかもしれませんね。

最後に

現状は嫌われ者のApple Watchですが、私は将来性に期待しています。Apple Watchはまだ2台目、iPhoneでいうところの「3G」なので、これから劇的によくなる可能性は十分にあるでしょう。将来的には今のスマホと同じくらい便利になっているかもしれません。iPhoneでできることのほとんどが手首の上でできるようになれば、今以上に便利な生活ができるようになります。現状を悲観せずに、未来に期待しましょう。