アレクサを人型ロボットに搭載した結果がこちらwww

皆さんは「アレクサ」というものをご存知ですか。アレクサはアマゾンが開発提供しているSiriのような「音声アシスタント」のことで、「アマゾンエコー」に搭載されて話題を呼んでいます。実はこの「アレクサ」は開発用のAPIが公開されていて、誰でも自由にカスタマイズすることが可能になっています。そこである猛者が、アレクサを人型ロボットに搭載することに成功したようです。これによってアレクサの音声に合わせてロボットの口や目が動くので、何とも言えない完成度になっています。

これがロボットの未来?

上の動画は実際にSteve StudnickiさんがYouTubeで公開しているものです。動画をご覧の通り、この人型ロボットが実際に口を動かしてアレクサの声で喋っています。その様子はまるで人と会話しているようで、なんとも不気味ですよね。これまでもSiriやアレクサのような音声アシスタントはありましたが、実体のない声だけの存在だったのでそれほど違和感を覚えることはなかったのです。ところがこのように目、鼻、口を持つ人間のような物体を通すことで、音声アシスタントは途端に人間っぽくなってしまうようです。

音声アシスタントは人型になっていく?


アマゾンエコーの登場で今密かなブームになりつつある「音声アシスタント」ですが、今後は人間を模した人型になっていくのかもしれません。人型にするメリットとしては、まずはアレクサに手や足が生えてコントロールできるようになることで、私たちがアレクサに命令できる行動の範囲が格段に増えます。例えば「飲み物を冷蔵庫から持ってきてくれ」や、「荷物を運ぶのを手伝ってくれ」といったことも可能になるかもしれないのです。

そしてそれ以上に、見た目が人間っぽくなることでロボットは私たちの生活に違和感なく溶け込めるようになるのかもしれません。例えばお店やレストランで「いかにもロボット」な見た目をした店員が接客をするより、「見た目が人間っぽいロボット」が出迎えてくれた方が私たちは抵抗を感じることは少ないのかもしれないのです。これは同じ生物をより歓迎する私たち人間の本能なのかもしれません。

最後に


AI(人工知能)の開発・進歩は、私たちの生活からは見えにくい水面下において急激に進んでいます。今のAIは実体を持たないクラウド上の存在なので、それがどういう働きをするのか私たちは具体的にイメージしにくいのかもしれません。ところが、アレクサのようなモノが今後あらゆるハードウェアに搭載されていくことで、私たちの生活は激変していく可能性があります。例えばボストン・ダイナミクスが開発している二足歩行のロボットにアレクサが搭載されれば、「走れ」、「止まれ」、「荷物を持ち上げろ」と言った風に、もはや人に命令する感覚でロボットをコントロールすることが可能になるかもしれません。そしてこの技術が進歩していけばロボットは「より人に近づいたモノ」へと変わっていくのです。今の時代はそのスタート地点なのかもしれませんね。