これが未来の広告!? 「動画の中」に溶け込むロゴたち

YouTubeやニュースサイトなどで動画を見ていると、突然広告が入ってイラッとしたことはありませんか?これからはそんな不満もなくなるかもしれませんよ。ニューヨークの「URU」という会社が提供するのは、全く新しい動画広告のあり方です。何が新しいかというと、広告を動画の前や中間に差し込むのではなく、「動画の中」に自然に溶けませるというものです。

これが次世代広告のあり方?

百聞は一見にしかずです。まずは上の動画をご覧ください。いかがでしたか?まるで企業ロゴがその動画の一部のように見事に溶け込んでいますよね。これなら広告が動画の妨げになることはありませんし、広告がスキップされたり、動画が中断されることもなくなります。企業も製作者も視聴者も、皆が得をするということです。

動画に合わせて適切に配置


動画を見ていると、「ロゴがきちんと表示されなかったら?」や、「色が被って見えなくなったら?」と思った方も多いかもしれません。どうやらこのシステムはきちんと色や場所を判断して、適切な場所にロゴを入れてくれるようです。どういうアルゴリズムなのか、AIなのか、手作業なのかは不明ですが、少なくともロゴが「見えない」や「見づらい」といった問題は起きないようです。

これが広告の未来?


すでにいくつかの広告企業が関心を示して、「URU」と提携を始めているそうです。徐々にこういった動画内広告は増えていくかもしれませんね。もし動画の中にこのような広告が入っていてもあまりにも自然過ぎて気づかないかもしれませんね。

広告スペースを意識した動画の作り方になる?


今後の動画作りというのは、ひょっとしたらあらかじめ広告スペースを意識したものになるかもしれません。例えば「この壁にスポンサーロゴを表示させたい」や、「このコップにロゴを写したい」といったようにスポンサーありきでの動画制作に変わっていくかもしれません。

最後に


コンテンツと広告とのあり方は長年における課題だと思います。実際にこのブログに貼ってある広告も、記事の内容に自然に溶け込んでいるかといえば、そうではないかもしれません。今後は「URU」のように、より自然で、ユーザーが不快感を感じないような広告のあり方が求められていくのかも知れませんね。