4K対応Apple TVが2017年後半に登場か。純正コントローラーも?

アップルが次世代機にあたる、第5世代Apple TVのテストを行なっていることがブルームバーグの取材で明らかになったようです(参考: Bloomberg)。コードネーム”J105″と呼ばれているこの製品は、4K出力に対応して現行の第4世代よりはるかにパワーアップすると予想されます。さらにアップルは自社の純正MFiゲームコントローラーを用意してくるのではという噂です。

また、予想ではSiriリモートに搭載されていた「音声コントロール」の機能がリモコンのみならず本体に備え付けられるのではと言われています。また、現行モデルのUIはエンジニアがプロトタイプで作っていたものと大きく異なっているようで、次世代機ではより使い勝手のよいものに変わるのではないかと言われています。あくまで噂の領域ですが、Apple TVがより進化して登場する可能性が出てきたようです。

Apple TVは本気を出す?


Apple TVはアップルのメイン製品であるのにも関わらず、他の製品と比べて”手抜き感”が否めません。同じストリーミング端末(スマートテレビ)を手がけているアマゾンのFire TVはこの分野に積極的に投資をしていて、中国メーカーと提携してテレビ一体型のFire TVをリリースするなどの本気っぷりです。さらに大ヒット中の「アレクサ」に対応するなど、スマートテレビの分野ではアップルよりも1周近くリードしているようです。そんなアップルもようやく重い腰を上げたのか、Fire TVの開発責任者を引き抜くなどの本気を見せ始めています。もしかしたら第5世代Apple TVは、私たちの想像をはるかに上回るとんでもない製品に仕上がっているのかもしれませんね。

最後に


スマートテレビは今後間違いなく主流になっていくのにも関わらず、大して注目されていないのが現状です。PS4などの家庭用ゲーム機も、今後はスマートテレビの「ゲームアプリ」に食われていくことは目に見えています。また、スマホやタブレットの登場でよく「テレビはいらなくなった」と言われていますが、やはり可能ならソファに座って大画面で動画を見たいですよね。それを可能にするのは他でもないスマートテレビです。スマートテレビは、見たいものが簡単に見られるように設計されていなければいけません。これからアップルは、Apple TVで視聴できる「コンテンツ」を拡大してくると思います。YouTubeやネットフリックスなどのネット動画のみならず、地上波やケーブルテレビ、衛生放送などあらゆるプラットフォームで見られる「コンテンツ」をApple TVに集約させることが目標になるでしょう。それが可能になって初めてスマートテレビは普及するのかもしれませんね。