ネットフリックスのおすすめ「テック系」作品11選!!

今回はネットフリックスで見られる「IT」、「AI」、「コンピュータ」、「ロボット」などを題材にした未来チックな「テック系」のおすすめ映画・ドラマ・ドキュメンタリー作品をご紹介します。どれも時代を反映したおもしろい作品ばかりです。すでにネットフリックスユーザーの方も、これからネットフリックスに入ろうか検討している方もぜひとも参考にしてください。それでは参りましょう。

ネットフリックスのテック系作品11選

1. こんな未来がやってくる!?「ブラック・ミラー (Black Mirror)」

公開: 2011〜、IMDb: 8.9

あらすじ

舞台は近未来、テクノロジーの進歩によって、「もしかしたら起こるかもしれない世界」の数々を一話完結のドラマで描いた物語。

見どころ

ブラック・ミラーは2011年より始まったイギリスのテレビ番組です。2014年のシーズン2までは「チャンネル4」で放送され、2016年のシーズン3からはネットフリックスオリジナル作品として生まれ変わりました。一話完結のこのドラマで扱われるテーマは一貫して「テクノロジー」に関連したストーリーで、これまでもインターネット、SNS、スマホ、ゲーム、拡張現実などを題材にした話がありました。「ブラック・ミラー」というタイトルの通り、物語はブラックなものが多く、基本的にバッドエンドであったり、オチを考えさせれる内容のものが多いです。この物語はフィクションであると分かっていながらも、どこか現実的で嫌な感じのストーリーが癖になります。藤子・F・不二雄の「SF短編集」や、「世にも奇妙な物語」のようなダークな世界観が好きな方にはクリティカルヒットするのではないでしょうか。なかでも私のお気に入りはシーズン3第1話の「ランク社会」という話です。この物語はSNSの「いいね!」や「5つ星評価」の文化が現実世界にまで浸透してくるとどうなるかを描いた話で、つい引き込まれて見てしまいました。もちろん他のどの話もよくできていているのでオススメです。

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2. 若き天才たちはクソ野郎?「ソーシャル・ネットワーク (The Social Network)」


公開: 2010、監督: デヴィッド・フィンチャー、主演: ジェシー・アイゼンバーグ

IMDb: 7.7、ヤフー映画: 3.6

あらすじ

物語はハーバード大学に通う主人公マーク・ザッカーバーグ  (ジェシー・アイゼンバーグ)がガールフレンドに振られる場面から始まる。ひどく傷ついたマークは「彼なりの方法」で復讐に乗り出す。それはハーバード女子寮のサーバーをハッキングして女子生徒の顔写真を盗みだし、女の子の顔を格付けさせるゲーム、「フェイスマッシュ」を作って拡散させることだった。フェイスマッシュは一夜にしてハーバードのネットワークがダウンするほど大ウケしたが、マークはこの一件で停学処分を受け、女子生徒からの評判も地に堕ちる。ところが、そんなマークの才能に目をつけた男たちがいた。資産家の息子「ウィンクルボス兄弟」はハーバードの学生のみが使えるクールなSNSを作らないかとマークに持ちかける。すんなり承諾したマークは独力で「フェイスブック」を完成させる。ただしウィンクルボス兄弟には内緒で、である。フェイスブックは大ウケし、瞬く間にハーバードのみならずアメリカの名門校で次々と流行になる。出し抜かれたウィンクルボス兄弟は怒り狂ってマークを相手に訴訟を起こすのだった…。

見どころ

この映画の見どころは何と言ってもマークを始めとした”天才たち”の魅力と、学生ベンチャーから始まった「フェイスブック」がどんどん巨大になっていくストーリーにあると思います。冒頭の会話シーンからマークに早口でまくし立てられれて驚かされますし、女子寮のサーバーをハッキングするシーンには鳥肌が立ちます。そして何と言っても、劇中に登場するショーン・パーカーという人物はめちゃくちゃクールでかっこいいのです。まだ小さかったフェイスブックを見て、「小魚をたくさん釣るか、大物を一匹釣るか」「マスを14匹釣った写真を飾るやつがいるか?」という名言を残します。そしてその後フェイスブックは小魚からカジキマグロに成長していきます。ちなみに映画の中のショーンはめちゃくちゃかっこいいのですが、ショーン本人はこんなにクールじゃないと否定しているようです(笑)。マーク・ザッカーバーグ本人も、この映画に関しては、「GAPのパーカー以外は全て違う」と言っているようです。これらの脚色はあくまでも「映画の演出」として楽しむのが良さようですね。この映画を見終わった後はきっとあなたもコードを書きたくなりますよ。

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3. 時代の先を行き過ぎた天才「イミテーション・ゲーム (The Imitation Game)」


公開: 2014、監督: モルテン・ティルドゥム、主演: ベネディクト・カンバーバッチ

IMDb: 8.1、ヤフー映画: 4.2

あらすじ

舞台は第二次世界対戦中のイギリス。天才数学者「アラン・チューリング」は、ドイツ軍最強の暗号「エニグマ」の解読チームに極秘に選抜されていた。エニグマの生成パターンは100,000,000,000,000,000通りと言われており、チューリングたちは国をかけてその暗号解読に挑んだのだった。エニグマのやっかいなところは0時きっかりに設定がリセットされることであり、毎日振り出しに戻される。当然手作業での解読は不可能であることを悟ったチューリングはマシンの開発に乗り出す。このマシンこそが現在のコンピュータの原型であり、チューリングは見事にそれを作ったのだった。果たしてチューリングたちはエニグマの解読に成功できるのか!?…。

見どころ

コンピュータの生みの親と言われている「アラン・チューリング」の人生を描いた物語です。最近のAIブームでしばしば耳にする「チューリングテスト」という言葉は、チューリング博士の名前から来ています。チューリング博士はマシンと人間は何を持って区別するかということを、今から70年以上も前にすでに研究していました。まさに時代の先を行き過ぎていたわけです。また、チューリング博士の最期は悲劇でした。同性愛者であったチューリング博士は、当時の法律で有罪判決を受け、ホルモン注射を投与されて殺されてしまいます。今でこそようやくLGBTが認められてきましたが、一人の天才がクソみたいな法律によって殺されたという、人類の犯した過ちを私たちは忘れてはいけませんね。

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4. AIと交際した結果…「her」


公開: 2013、監督: スパイク・ジョーンズ、主演: ホアキン・フェニックス

IMDb: 8.0、ヤフー映画: 3.4

あらすじ

舞台は近未来。主人公セオドアは別れた恋人のことをいつまでも引きずっていた。この世界はテクノロジーが高度に発展し生活は便利になったが、こと恋愛に関しては現代と変わっていないようだ。彼は一人でビデオゲームをしたり、エロチャットで発散する不毛な毎日を過ごしていた。ある日セオドアは駅のヴィジョン広告で世界初のAI(人工知能)型OS(オペレーティングシステム)の存在を知る。この「OS 1」はユーザーの言葉を理解し、学習し、さらに自我を持っているとのことだ。すぐさま無人販売機で購入して家に帰った彼は「OS 1」を起動する。するとセクシーな声のAIがセオドアに語りかける。彼女の名前は「サマンサ」。サマンサはすぐにセオドアのよきパートナーとなった。やがて2人の距離は縮まり、セオドアはサマンサに好意を持ち始める…。

見どころ

この映画の見どころは近未来の世界観です。未来世界をイメージして作られた都市の景観はシンプルでとても美しく洗練されています。また主人公たちの仕事も興味深いものです。セオドアは手紙を代筆する仕事、友人はゲームのクリエイター、元恋人は人気小説家です。おそらくテクノロジーが高度に発展したこの時代には、ほとんどの仕事がロボットやAIに奪われてしまったのでしょう。唯一残った「創造性のある仕事」に人々は就いているという設定なのかもしれません。また、サマンサは「何百万人ものプログラマーの人格を元に作られた」と発言していたことから、プログラマーやエンジニアという職も残っているようです。もっともサマンサレベルのAIがあれば創造性のある仕事でさえも奪われそうな気がしますが、そこに触れるのはヤボなのかもしれませんね。またこの映画には最近流行りの「ヒアラブル端末」が登場します。2016年に「Xperia Ear」という片耳だけのイヤホンが発売されましたが、あれにそっくりです(映画の公開は2013年)。映画ではこのヒアラブル端末を使った音声コントロールであらゆる操作が可能になっていましたが、これもアマゾンの「アレクサ」にそっくりです。この映画は時代の先を行っていたようですね。未来の世界を垣間見たい人はぜひ視聴しましょう。

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5. 人とロボットの違いとは?「チャッピー (CHAPPiE)」


公開: 2015、監督: ニール・ブロムカンプ、主演: デーヴ・パテール

IMDb: 6.9、ヤフー映画: 3.7

あらすじ

舞台は近未来のヨハネスブルク。AIを搭載した警官ロボットが導入されてからというもの、犯罪数は激減し、街の秩序は保たれるようになっていた。そんな警官ロボットを製造する会社で働く天才エンジニア、ディオン・ウィルソンは、遂にAIの開発に成功する。早速AIを実験したいディオンであったが、上からの実験許可が降りずに歯がゆい思いをする。何としても諦めきれない彼は廃棄予定の警官ロボットをこっそり盗み出し、そこにAIをインストールすることを画策する。ところが、ディオンは街のギャングに襲われ、ロボットごと誘拐されてしまう。ギャングの隠れ家でAIのインストールに成功し、「チャッピー」を生み出すことに成功するが、チャッピーはギャングの手元に置かれてしまう。ギャングから教育を受けたチャッピーは、すっかり反抗期の子どものようになり、ディオンの言うことも聞かなくなった。街に出て悪さをするチャッピーの陰で、ある男がチャッピーを狙っていた…。

見どころ

チャッピーの監督を務めるのは、はあの「第9地区」で有名なニール・ブロムカンプです。ちなみに英語版チャッピーの声を演じているのは第9地区で主演を務めたシャールト・コプリーです。第9地区のファンの方なら絶対に楽しめると思います。この映画のテーマは「人とロボットの違い」です。もしAIが人間と同じように考えたり、感情を持つことができれば、彼らにも”人権”が与えられるべきなのでしょうか。劇中にチャッピーがギャングの少年たちにイジメられるシーンがあるのですが、はたから見ればロボットが攻撃されているだけなのに、心を痛める視聴者は多かったようです。このようにAIが感情を持つと、人は人間とAIを同等に扱うようになるのかもしれません。たとえ見た目が機械仕掛けのロボットであってもです。もしかしたら今から数十年後には、AIの人権を認めるべきか否かという話が現実になっているのかもしれませんね。

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6. ロボは最高のパートナー?「素敵な相棒 (Robot & Frank)」


公開: 2012、監督: ジェイク・シュライアー、主演: フランク・ランジェラ

IMDb: 7.1、ヤフー映画: 3.5

あらすじ

定年退職し、妻とも離婚して独り身のフランクは寂しい日々を送っていた。もはや人生にやりがいもなく、毎日同じ本を図書館で本を借りて雑貨屋の小物を万引きすることだけが人生の楽しみだった。そんな暮らしのせいか、少しずつボケ始めたフランクを見かねた息子は、フランクのために最新のロボットヘルパーを提供する。最初はロボットをナメていたフランクだったが、想像以上の有能ぶりに徐々に心を開き始める。やがてロボットはフランクの最高のパートナーとなり、かつて自分を熱狂させたあることに手を染め始める。果たしてフランクとロボットの関係はどうなってしまうのか…。

見どころ

この映画の見どころは、フランクと子どもたちの関係です。息子は介護を放棄してフランクを放ったらかし、ロボットに全部任せようとします。そして娘は旅から帰ってきてフランクを支えようと改心します。ところが、フランクの一番の理解者は「息子」でも「娘」でもなく、ロボットヘルパーだったのです。ロボットが実の子どもよりも親密な関係を築くというストーリーは見ていてとても面白いですし、近い将来ロボットは本当に人を超える理解者になるのかもしれませんね。

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7. 時代遅れと言わせないぜ「インターンシップ (The Internship)」


公開: 2013、監督: ショーン・レヴィ、主演: ヴィンス・ヴォーン、オーウェン・ウィルソン

IMDb: 6.3、ヤフー映画: 3.8

あらすじ

主人公のビリーとニックは高級腕時計の販売を行う営業マンとして働いていた。ところが、ある日突然リストラされて職にあぶれることに。そう、今や人々はスマホで時間を確認するので、高級腕時計がてんで売れなくなってしまったのだ。途方に暮れる彼らは再就職先を探すことになる。そこでビリーとニックが人生をかけて挑んだのは、あの誰もが知る世界一のIT企業「グーグル」だった。無事にインターンとして潜り込めた彼らだが、果たしてビリーたちは従業員の資格を得ることができるのか。中年ITオンチのおっさんたちの戦いが今始まる….。

見どころ

この映画の見どころは、何と言ってもグーグルが撮影に全面協力しているというところです。シリコンバレーにある「グーグルキャンパス」を隅々までを堪能できる映画は他にありません。世界一のホワイト企業と称されるグーグルがどういう会社なのか、分かるかも知れません。もちろん、内容はコメディ全開のフィクションなので、実際にビリーとニックのような人がグーグルを受けても書類すら通らないと思います。それでも映画に登場する「グーグリネス」などの企業文化は実際に社内で用いられているものです。この映画をきっかけにグーグルの企業文化に興味を持った方には「How Google Works」という本をオススメします。ちなみにアン・ハサウェイ主演のマイ・インターンとは全くの別物です。

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8. カリスマとは、こういうことさ「スティーブ・ジョブズ (Jobs)」


公開: 2013、監督: ジョシュア・マイケル・スターン、主演: アシュトン・カッチャー

IMDb: 5.9、ヤフー映画: 3.0

あらすじ

若き日のスティーブ・ジョブズはリード大学を中退し、キャンパス内をふらふらしていた。彼はカリグラフィの授業に興味を示し潜り込んでいた。ゲーム会社の「アタリ」に就職した彼は同僚から嫌われ夜勤に回される。ある日、友人のスティーブ・ウォズニアックがとんでもないものを開発する。それは紛れもなくパーソナルコンピュータだった。ジョブズはすぐさま「それを売ろう」と提案する。その名も「Apple I」は成功し、すぐさま後継機の「Apple II」の開発に取り掛かった。マイク・マークラの出資を受けたアップル社は、Apple IIの成功で一躍大企業にのし上がった。それでもジョブズは満足しない、もっとすごいコンピュータを作ろうとしていた。ゼロックス研究所で見つけた、UIとマウスを備えた全く新しいコンピュータを自社で作ろうとしたのだ。それは「Macintosh」と名付けられ、文字通り歴史を変えた。ただしアップルの役員連中は得体の知れないマシンに多額の開発費を投じ続けるジョブズをおもしろく思わなかった…。

見どころ

言わずと知れた天才的カリスマ「スティーブ・ジョブズ」の伝記映画です。ジョブズの映画は2017年時点ですでに2本制作されていますが、今回紹介するのは2013年公開のアシュトン・カッチャー版です。この映画の見どころは、アシュトン演じるジョブズがとにかく若き日のジョブズにソックリなところでしょう。アシュトンはジョブズの身振り手振りや癖に至るまでをも徹底的に研究したそうです。内容はアップル創業からiPodの発表までを122分でまとめているので、かなり駆け足ですが、ジョブズのことを良く知らない人にも、見やすくわかり易い構成になっていると思います。2015年公開のダニーボイル監督のマイケル・ファスベンダー版もおもしろい作品ですが、内容や構成がとても複雑で、ジョブズのバックグラウンドを詳しく知っている人でないと楽しむことが難しいかもしれません。まずはこの映画でジョブズに興味を持ち、ウォルター・アイザックソンの伝記本を読破してからマイケル・ファスベンダー版を見るのが正解かもしれませんね。

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9. 伝説の肉声が蘇る…「スティーブ・ジョブズ1995 (Steve Jobs: The Lost Interview)」


公開: 2012、監督: ポール・セン

IMDb: 8.1、ヤフー映画: 4.1

あらすじ

スティーブ・ジョブズがアップルに帰り咲く少し前の1995年、ある番組用に撮影された1本のロングインタビューのテープがあった。番組に使われたのはジョブズのインタビューのほんの一部だけで、全てを収録したマスターテープは輸送中に紛失してしまったらしい。ところが、ジョブズの死後コピーテープが発見され、失われたはずの肉声が奇跡的な復活を遂げた。

見どころ

インタビューが撮られた1995年の段階で、ジョブズが2000年代にやってくるウェブ革命をずばり言い当てていることに度肝を抜かれます。やはりスティーブ・ジョブズの先見性は半端じゃなかったようです。また、プログラミング学習の重要性についても語っており、「全ての米国人はプログラミングを勉強すべきだ」と言っています。これは単にコードを書くためではなく、論理的思考を身につけるためだそうです。この考え方は最近になってようやく注目され始めて、欧米でプログラミングの義務教育化が進んでいます。日本においても、2020年から小学校の義務教育にプログラミングを導入することが検討されています。他にも興味深いインタビューが数多く収められているので、一見することをオススメします。

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10. テクノロジーはどこへ向かう?「LO: インターネットの始まり (Lo and Behold, Reveries of the Connected World)」


公開: 2016、IMDb: 7.1

あらすじ

全てはここから始まった。1950年代にカリフォルニア州立大学の研究室で発明されたものこそ、今私たちの誰もが使っている「インターネット」だった。インターネットを使って最初に送られたのは「LO」の2文字だった(3文字目を送る前にクラッシュしてしまったらしい)。そこから始まったインターネットは急速に普及した。そして今や宇宙とリアルタイムに通信することも可能になったのだ。ところが、インターネットは便利な反面様々な被害も生み出している。これからインターネットは何を変えていくのだろうか。

見どころ

このドキュメンタリーはインターネットの話だけではなく、インターネットの登場で変わった私たちの生活にフューチャーしています。それには良い点だけではなく、当然悪い点もあります。また、後半には自動運転の話や、スペースXのイーロン・マスク氏のインタビューも登場するなど、映像に華を添えてくれます。少しマニアックな内容ですが、インターネットについて私たちが知らない情報もたくさん詰まっているので一見の価値があります。

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11. 奴らは正義か、悪か「アノニマス (We Are Legion)」


公開: 2012、IMDb: 7.3

あらすじ

皆さんは「アノニマス」という集団についてどれくらい知っているだろうか。彼らはハッキングを行なって人々を困らせることを生業としていると思われるかもしれない。このドキュメンタリーではアノニマスがどこから始まって、どこへ向かって行ったのかかが描かれている。彼らの始まりは匿名掲示板「4chan」だった。そう、日本でいう「にちゃんねらー」たちだ。匿名掲示板に集まった若きハッカーたちは、初めは小さなイタズラをやって楽しんでいた。ところが次第にその矛先は企業や政府などの「より大きな機関」へと向けられていく。アノニマスはその名の通り、特定の団体ではない。メンバーは常に入れ替わるし、誰でも参加することも離脱することもできる。そんな彼らを追ったドキュメンタリー作品である。

見どころ

アノニマスについて詳しく知っている日本人は少ないかもしれません。数年前に彼らがソニーをハッキングして情報漏えいさせたことは話題になりましたが、その「動機」については語られませんでした。アノニマスは彼らなりの道理や正義に基づいて行動しているそうです。彼らはインターネットが生んだ新しい文化であり、これまで声を上げることのできなかった人たちの集まりです。もちろんアノニマスには行き過ぎた行動もありますが、その「目的」に注目することで、背後にある問題が見えてくるのかもしれません。

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最後に

いかがでしたか。最近は「AI」という言葉をよく耳にするようになってきて、かつてSF(サイエンス・フィクション)だったものが、ノンフィクションになりつつあります。まさに時代が映画の世界に追いついてきたようですね。テクノロジーの過渡期である現代に生きる私たちは数世紀に一度の幸運なのかもしれませんね。これからどんな新しいテクノロジーが登場するのか楽しみですね。