イケアがスマートホーム市場参入!自社ブランドLED照明を発売。

最近は「スマートホーム」という言葉を耳にする機会が増えてきました。アップルの「HomeKit」や、アマゾンの「Alexa」など、IoT端末を束ねるプラットフォームの争いも熱を帯びつつあります。そんな中、北欧の家具量販店として世界的に有名な「イケア」がLED照明機器セットを引っさげてスマートホーム市場に参入するようです。

Trådfriとは

イケアが導入する「Trådfri」というLED照明機器セットは、家庭内のインターネットに接続することでゲートウェイを作成し、スマートフォンや専用リモコンから照明を操作することができるそうです(参考: ガジェット通信)。スマートホームに対応した電球といえばフィリップスの「Hue」シリーズが有名ですが、「Trådfri」は比較的安価で一式を揃えることができます。ちなみに「HomeKit」や「Alexa」対応表記がないことから、おそらく現在のところは非対応のようです。

IoTの時代が始まる?


伝統的な家具量販店である「イケア」が、自社ブランドでスマートホーム機器を発売することには大きな意義があります。IoTはもはや新しい物好きのガジェットオタクのものではなく、一般消費者向けの製品であることを意味しているためです。現在はLED照明のみですが、おそらく今後は電源や気温計、ブラインドや扇風機、空調、セキュリティ関連など様々なIoT機器をリリースしてくるかもしれませんね。IoT端末で揃えられたスマートホームのショールームがイケア店舗内に登場する日も近いかもしれません。

10年後の家はどうなっているのか


「10年後の家はどうなっているのか」という理想の姿を想像するとき、キーになるのは「IoT」と「クリーンエネルギー」です。あらゆる家具や家電がIoT機器になり、インターネット経由でスマホやアレクサからコントロールできるようになります。あなたが家で行うルーティンワークも、ほとんど機械がやってくれるようになるかもしれません。また、その頃にはクリーンエネルギーによる電力供給が当たり前になっているのが理想です。テスラのソーラールーフのような太陽光発電と、パワーウォールのようなバッテリー設備によって家庭の電力のほとんどがまかなわれるといった、そんなSF映画のような家になるのといいですね。

最後に


ここ数年はスマートフォンやタブレット、ウェアラブル端末やIoT、自動運転、ドローン、シェアリングエコノミーなど、それまでになかった「新しいもの」がどんどん出現していています。IoTやスマートホームも10年後には当たり前のものになっていて、今の時代からは想像もできないほど技術が進歩しているのかもしれません。未来の子どもたちは「そんなことまで人の手でやっていたの!?」と驚くことになるのかもしれませんね。