リーバイスとグーグルがコラボ!スマートジャケットが未来的

ジーンズの生みの親と言われるサンフランシスコの老舗アパレルメーカー「リーバイス」と、世界一のIT企業「グーグル」がタッグを組んだようです。両者が手がけるのはおそらく世界初となる電子機器を搭載した衣類、スマートジャケットです。この製品は17年の春〜秋頃に市場に姿を現わすようです。気になる価格は$350程度になるのではとThe Vergeは予想しています(参考: The Verge)。

Jacquardとは?


プロジェクト・ジャカード(Project Jacquard)とは、グーグルの先進技術プロジェクト(ATAP)で行われている、インタラクティブ布地プロジェクトのことです。平たくいうと、衣類のウェアラブル端末を作ろうということです。このプロジェクト・ジャカードの製品第1弾として、リーバイスと提携した「スマートジャケット」の制作に取り組んでいるというわけです。

スマートジャケットはどんな製品?


気になるスマートジャケットの仕組みは、袖の部分に埋め込まれた導電性ファブリックを使用してスマートフォンに指示を送るそうです。例えば自転車に乗りながら袖をスワイプして近くお店を探したり、袖をワンタップして音楽を再生することができます。電話がかかってきたときは袖のボタンが点滅して知らせてくれます。この製品の使い勝手がいいかどうかは実際に使ってみなければ何とも言い難いですが、衣類でコントロールできるというのは一度試してみたいですね。特に自転車や自動車の運転中はスマホの操作はご法度なので、このスマートジャケットが活躍しそうですね。

衣類もウェアラブル端末になっていく?


ジャカードは今後もジャケット以外の衣類にもこのウェアラブル技術を提供していくそうです。次にどんな衣類製品がウェアラブル端末になるのか楽しみですね。例えばナイキとコラボしたスマートシューズで足元の健康状態を管理したり、あるいはTシャツやアンダーウェアなどにジャカードを搭載すれば、体温を図ったり、筋肉の健康状態を測定できるのかもしれません。このような衣類のウェアラブル化には色んな可能性を秘めていそうです。これからどんなスマート衣類が登場するかと思うとワクワクしてきますね。

最後に


スマートフォンの登場は人々の暮らしを大きく変えました。それは良い面もあれば悪い面もありました。やはり一日中5インチのディスプレイを睨み続けることが体に良いわけではありませんし、歩きスマホによる事故なども世界中で発生しています。これからはスマホの機能を様々なウェアラブルやIoT端末に”分散”して、スマートフォンに触れる時間を減らしていくのが理想なのかもしれませんね。衣類がウェアラブル端末になることは、私たちの生活をより良い方向に変えていくのかもしれません。