今後の「Apple TV」に望む理想的な5つの機能!!

2015年に新しくなったApple TVは、「テレビの未来が、ここに。(The future of television is here.)」という大胆なキャッチコピーでデビューしました。

ところが、蓋を開けてみればその機能はイマイチで、「テレビの未来はここにはない」という感想を持たざるを得ないものでした。なぜ新しいApple TVに世界中のユーザーが失望することになったのでしょうか。

今回はApple TVにあればいいなという理想の機能を考えてみました。

今後のApple TVに望む理想的な5つの機能

今後のApple TVに望む理想的な機能1. グーグル検索(ブラウザ)


まずはもっともベーシックなグーグル検索(ブラウザ)の機能です。

今やPS4やXbox Oneなどのゲーム機にすら搭載されているのに、逆になぜApple TVに搭載していないのかが不明です。今の時代は誰もがスマホを持っているので、わざわざブラウザに対応する必要がないということでしょうか。

とはいっても、大画面でブラウジングをしたり、ウェブサイトの動画をテレビで見たいといった需要は必ずあるはずです。もちろん不適切なコンテンツへアクセスさせないための対応処置ということも考えられます。

スマホ向けに出ている「オッケーグーグル」のアプリは、こういったスマートテレビと相性が良いように思えるので、ぜひ対応してもらいたいところです。

今後のApple TVに望む理想的な機能2. ウェブカメラ


大画面のテレビでビデオ通話をするとういうのは人類の長年の夢です。1968年公開の映画「2001年宇宙の旅」にも宇宙船から地球の家族とビデオ通話をするシーンが登場しました。

もちろんPCをテレビに繋いでウェブカメラを設置すれば、テレビでビデオ通話をすることは可能です。しかしながら、スマートテレビでビデオ通話が可能になればもっと簡単に家電のような感覚で利用できるようになるはずです。

Apple TVでスカイプやFaceTimeができるようになれば、ビジネス用途や遠方の友人との通話などで重宝されるのではないでしょうか。

今後のApple TVに望む理想的な機能3.ウィジェット


スマートフォンのウィジェットのように、株やニュース、天気などを一覧できる情報センターのようなものがホーム画面のどこかにあるといいですね。

現状でも株価や天気などの情報はSiriを使えば教えてくれますが、調べなくても自然に確認できるとより便利になるはずです。

今後のApple TVに望む理想的な機能4. 最新ゲームの充実


現在Apple TVで配信されているゲームは、所詮iPhoneやiPad向けに作られたものの焼き直しにすぎません。そのためPCやPS4で配信されているような、最新のハイエンドなゲームを遊ぶことはできないのです。

もちろんApple TVでハイエンドゲームを動かすにはスペックが全然足りていないのですが、低スペックでも動作する「PS Now」のようなクラウドゲームに対応してくれれば、より遊べるゲームの幅も増えるのかもしれませんね。

今後のApple TVに望む理想的な機能5. コンテンツの充実


映画やテレビ番組など、あらゆるコンテンツをApple TVでまとめて見られるようになると理想的です。もちろんApple TVは元々はそういうコンセプトで作られていたのだと思います。

最近米国で登場した「TV」アプリも、そのようなコンテンツの集約を目指して作られたのでしょう。ところが、日本においてはApple TVで見られるコンテンツはiTunesの映画やネットフリックスの定額サービスなど限定的です。

最近はDAZNというサービスが始まってスポーツ番組も見られるようになりましたが、まだまだ全体的にコンテンツが不足している感は否めません。これにはコンテンツを提供する企業側のネット対応の遅れにも原因があります。

いずれは「イッテQ」などの人気テレビ番組もApple TVで視聴できたり、ネット向けに質の高いオリジナル番組が作られる風潮が高まっていくことにも期待です。

最後に

高機能なテレビの実現は人類の長年の夢でしたが、昨今のスマートフォンやタブレットなどのモバイル端末の普及が、人々の関心をテレビから遠ざける原因になっていました。

今や世界中の若者たちは、5インチ程度のディスプレイに首を下に向けて夢中になっています。

もちろんスマホは便利ですが、スマホのいじり過ぎによる「ストレートネック」の症状は社会問題になりつつあります。

そのため、せめて動画を見るときはソファに腰を下ろして、リラックスした姿勢でテレビの大きな画面で見る方が健康にもいいはずなのです。

スマートフォンの便利さと、従来のテレビの快適さが合わさったものこそ、理想のスマートテレビの姿なのかもしれませんね。