「GoTouch(ゴータッチ)」がすごい!テレビがホワイトボードに!?

最近はマイクロソフトの「Surface Hub」や、グーグルの「Jamboard」などの、50インチ相当の大型タッチディスプレイを搭載し、ホワイトボードのようにスタイラスで書き込める製品が登場しています。もちろん、これらの製品はとても魅力的なのですが、いかんせん価格がとても高いという欠点があります。そこで今回紹介するのは、安価にお手持ちのテレビをホワイトボードに変えることのできる「GoTouch(ゴータッチ)」という製品です。

GoTouchとは


「GoTouch(ゴータッチ)」は、韓国のスタートアップ企業Anyractive社が手がける製品です。ゴータッチを使うことで、テレビをホワイトボードのようにして、専用のペンで文字や絵を書くことが可能になります。ゴータッチはセンサーとペンの2つから成り、あとはスマホとテレビがあれば利用できます。現在Kickstarterで出資を募っていて、目標金額を上回る資金を集めるなど注目を浴びているようです(参考: Kickstarter)。価格は日本円では¥15,690を予定しているようです(参考: rakunew)。

ゴータッチの使い方


ゴータッチの使い方は、まずスマホをテレビに接続してミラーリングの状態にします。接続方法はApple TVやChromecastを使うか、有線でHDMI接続をします。テレビに接続ができれば、ゴータッチのセンサーをテレビの横幅のおよそ1.5倍離れた距離の45°の位置(左右どちらか)にセットします。センサーを起動し、スマホとBluetooth接続をします。次はゴータッチのペンを使ってキャリブレーションを行います。キャリブレーションが済めば準備完了です。あとはテレビのスクリーンに好きな文字や絵を書き込むことができます。

教育機関や職場で活躍する?

ゴータッチは教育機関や職場での活躍が期待されます。すでにあるテレビを活用できるので、導入コストも安く抑えられます。学校では黒板やホワイトボードではできなかった授業をしたり、職場では会議やプレゼンテーションで活躍するかもしれません。また、クリエイターの方もテレビを巨大なキャンバスに見立てて絵を描くことが可能です。このようにゴータッチは、アナログとデジタルの融合として全く新しい使い方ができることに期待されています。

最後に

最近は「Surface Pro」や「iPad Pro」のように、モバイルにおいてもデジタルで文字や絵を描くデバイスが登場し始めています。デジタルで書けば紙やペンを使わずに済むので、すぐに共有して作業を効率化できるだけでなく、環境にも優しいというメリットがあります。もちろん紙にもメリットはありますが、デジタルで効率化できるところは積極的に活用した方が合理的です。今回紹介した「ゴータッチ」も、導入することで便利になる場面があるなら積極的に活用していきたいですね。