「Copied (コピード)」の使い方!iPadのコピペ管理アプリ

皆さんはコピー&ペースト(通称コピペ)の機能をよく使うでしょうか。コピペの機能は文字だけでなく、画像や動画などのファイルにも利用できるため、PC時代から便利機能の一つとしてよく使われてきました。そして今もiPhoneやiPadなどのモバイル端末でもコピペを利用する機会があると思います。しかしながら、コピペというのは基本的に一度に一つのものしかコピーすることができません。そのため、2つ目をコピーした段階で強制的に前のものは上書きされてしまう仕様になっているのです。そこで今回紹介する「Copied (コピード)」というアプリを使えば、iPhoneやiPadで複数の文や画像、URLなどを管理してコピペすることが可能になってしまいます。

Copiedとは?

Copied (コピード)」とは、Kevin Changさんが開発したiOS端末でコピー&ペーストを補助するためのアプリです。コピードを使えば、今まで一回につき一度しか利用できなかったコピペを管理して、より自由に使うことができるようになります。コピードは基本機能は無料で利用できます。iPhoneやiPadのお持ちの方は、ぜひインストールしておきましょう。さらに機能を拡張した有料版の「Copied+」もあります。

ダウンロード: Kevin Chang「Copied – Copy and Paste Everywhere

使い方

「Copied (コピード)」を利用するための方法は3通りあります。それぞれ、「1.アプリで使う」、「2.ウィジェットで使う」、「3.キーボードで使う」です。それでは順番に見ていきましょう。今回はiPad版を例に解説しますが、基本操作はiPhone版も同じなのでご安心ください。

1. アプリで使う

まずは、「アプリで使う」方法を見ていきましょう。最初に「コピード」のアプリを起動してみます。このように最初の状態では何もありません。

ウェブサイトやEメールなどから、管理したい文章をコピーしてみましょう。今回はウィキペディアから「トマト」に関する情報をコピーします。

文章をコピーしたら、コピードのアプリを開いて、「①左上のファイルのようなマークをタップ」します。そして「②Save Clipboard (クリップボードを保存)」を選択してコピーした文章を保存します。

うまくいくと、コピードのアプリ内に文章が保存されます。

では、続いてウィキペディアからトマトの「画像」をコピーしてきます。

先ほどと同じやり方で画像を保存します。すると、コピードのアプリ内にトマトの画像が別個で保存されるはずです。

以前に保存したものを再びコピーして使いたい時は、「①対象の項目をタップ」して、「②コピーのアイコン」を押します。あとはこの状態でどこかに「ペースト」をすればOKです。


保存した項目を削除したい時は、対象の項目の上で「①左にスワイプ」して、「②ゴミ箱のアイコンを選択」します。

2. ウィジェットで使う


次に2つ目の「ウィジェットを使う方法」を見ていきましょう。まずはiPhoneやiPadのウィジェット画面を表示して、編集→ウィジェットの追加で「Copied」を追加しましょう。ウィジェットが追加されたら、Copiedのウィジェットの、「+」を押すと項目が「保存」され、また、コピーしたい項目の右側にあるマークを押すと「コピー」できます。このようにウィジェットを使うことでアプリをいちいち開く必要がなくなりよりスピーディーな利用が可能になります。

3. キーボードで使う

3つ目は「キーボードを使う方法」です。Copiedのキーボードを利用するためには、事前に設定>一般>キーボードから、「Copied」の項目をオンにしておきましょう。そしてキーボードの地球儀マークから「Copied」に切り替えて利用します。「Recently Copied (最近コピーした項目)」の中から、貼り付けしたいものをタップすると、テキストに挿入されます。

キーボードを使ってコピーしたものを保存したい場合は、「①ファイルのようなアイコンをタップ」し、「②Save to Copied (コピーしたものを保存)」を選択しましょう。するとクリップボードにコピーしてあったものが保存されます。

iPadの分割表示にも対応

また、コピードのiPad版では、アプリを分割表示にして利用することができます。これで例えばウェブブラウジングをしながら、文や画像、URLなどをコピーして整頓することや、PagesやWordで文章を書きながらコピードから項目をペーストすることも可能になります。iPadを使っている方にはオススメの機能です。

Copied+ (有料版)の機能


コピードには有料版の「Copied+」が存在します。これは¥360追加課金することで利用可能になります。コピードプラスの機能は以下の3つです。

  • リストを無制限で管理
  • テキストフォーマットの作成
  • iCloud同期機能

iCloud同期機能は、お使いのiOS、macOSの端末間でコピードの保存リストをシンクする便利な機能です。コピードを複数の端末で同時に利用したい方はコピードプラスの恩恵を受けられるかもしれません。

最後に

このように、「Copied (コピード)」のアプリを使うことで、いつものコピペ生活がより快適になります。私は重要な情報などはコピードのウィジェットに保存しておいて、メモ代わりのように使っています。他にも様々な使い方に応用できそうですね。あなたもコピードを使ってより快適なコピペライフを送りましょう。

ダウンロード: Kevin Chang「Copied – Copy and Paste Everywhere