Nasty Gal誕生を描いたドラマ「ガールボス」がおもしろい!

今回は「ガールボス (Girlboss)」というドラマをご紹介します。

ガールボスは実業家ソフィア・アモルソの自伝著書「#GIRLBOSS(ガールボス) 万引きやゴミあさりをしていたギャルがたった8年で100億円企業を作り上げた話」を原作に、ネットフリックスがオリジナルシリーズとして制作した作品です。

ガールボスは実話を元に、ソフィア・アモルソが「Nasty Gal(ナスティ・ギャル)」を創業し、成功するまでをユルく描いています。

Nasty Galとは


Nasty Gal(ナスティ・ギャル)とは、2006年にソフィア・アモルソ(Sophia Amoruso)によって創業されたオンラインショップです。

ナスティ・ギャルは20〜30代の若い女性をターゲットにウェブで服の販売を行い、今や年商3億ドル(約300億円)、60ヵ国以上の55万人以上の顧客を抱える人気サービスになっています。

2012年には最も急成長している小売業としてINC誌に取り上げられ、創業者のソフィア・アモルソもフォーブスの「世界の最も成功したリッチな女性」の一人として取り上げれます(参考: Forbes)。

さらにソフィアは映画「マイ・インターン」のジュールズのモデルになったとも言われており、彼女とナスティ・ギャルが世界に与えた影響力は計り知れないようです。

あらすじ


ソフィア・アモルソはサンフランシスコに暮らす自堕落な女だった。

仕事を始めてもすぐにクビになり、クラブ通いや盗みを繰り返す毎日。誰がどう見ても負け犬だった。心配した彼女の父は実家に戻るように勧めるが、ソフィアは頑なに拒絶する。

そんな彼女にある日転機が訪れる。古着屋で見つけた$8のヴィンテージジェケットが、eBay(ネットオークション)で高値で売れたのだ。その額はなんと$1,000以上。

これを機にソフィアは持ち前のファッションセンスを武器にeBayビジネスに目を付ける。そして彼女の人生の大逆転劇が幕を開けるのだった。

ガールボスの見どころ

「ガールボス(Girlboss)」の見どころは、原作が実話ベースである点と、何と言っても主人公のソフィアが負け犬であることです。同じく若者の創業ストーリーを描いた映画「ソーシャル・ネットワーク」は、ハーバード大学のエリートの話でしたが、「ガールボス」のソフィアには学歴もコネもお金もない完全な負け犬なのです。そんなソフィアが「ナスティ・ギャル」の創業で成功し、成長していくストーリーは非常に惹きつけられるものがあります。また、成功するとネットで中傷されたり、陥れられるのは世界共通のようで、その模様も描かれています。ストーリーには直接関係ありませんが、サンフランシスコにいるちょっとおかしな人たちとの細かいやりとりも個人的に面白かったです。実話をユルく描いていると自称しているように、実際の話とは違う点も多いかもしれませんが、そこはドラマとして楽しみましょう。

最後に


「ガールボス」は1シーズン13話で、1話あたり25〜30分と見やすい尺になっています。

基本的に1話完結で、シーズン1ではeBayでのビジネス開始から自社サイト創設までを描いています。おそらく続編も制作されるので、シーズン2ではより会社を大きくしていく模様が描かれると思います。

ソフィア・アモルソと「ナスティ・ギャル」は日本での知名度は低いかもしれませんが、私のようにこのドラマをきっかけに興味を持つ人が増えるかもしれません。

海外ドラマの「シリコンバレー」の女の子版のような内容なので、ITやスタートアップもののドラマが好きな人にはぜひオススメします。

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