「Google HOME (グーグルホーム)」が日本上陸!IoT時代到来か

米国で2016年にデビューした音声アシスタントスピーカーの「Google HOME (グーグルホーム)」ですが、遂に日本でも発売されることが決まりました(参考: ITmedia)。発売時期は夏頃を予定しており、価格は未定のようです(米国では$129)。今回のグーグルホームの上陸によって、遂に日本にもIoT時代が到来するのかに注目が集まります。

Google HOMEとは?


Googole HOME (グーグルホーム)」とは、グーグルが販売する家庭用の音声アシスタントスピーカーです。競合するアマゾンの「Echo (エコー)」のように、「Google Assistant(グーグルアシスタント)」を使って家庭内のデバイスを操作したり、電話をかけたり、音楽の再生やテレビで動画を再生したり、その他様々なことができるようです(日本版はどこまで対応するか不明)。操作する際は、「オッケーグーグル、〜して」と言うことで利用できます。また、アレクサのカスタムスキルと同様に、「グーグルアシスタント」はデベロッパーが自由に新しい機能を開発して追加できるようです(参考: グーグル)。これによって、今後はますます新しいことができるようになっていくのでしょうか。

アマゾンやアップルも続くか!?


今回グーグルは日本を含む5ヶ国で新たに「グーグルホーム」を導入するそうです。そんな着々と販路を拡大するグーグルを、黙って見ているようなアマゾンとアップルではないと思います。アマゾンもそろそろアレクサを日本語に対応させて、エコーを日本に売り込んでくるかもしれませんし、アップルに関してはWWDCで遂に「Siriスピーカー」を発表するのでは!?という憶測が広がっています。もしもSiriスピーカーが発表されれば、最初から日本でも販売される可能性があります。その理由は、Siriがすでに日本語に対応しているからです。2011年からデビューしているSiriは、ホームスピーカーの分野では有利に立てるのかもしれませんね。

日本にもIoT時代が到来!?

こと日本では、すでにアレクサで盛り上がっている欧米に比べて、IoT時代から一歩出遅れている感がありました。今回の「グーグルホーム」の上陸によって、日本でも遂にIoTの波がやってくるかもしれません。家具・家電メーカーが「グーグルアシスタント」や今後上陸するであろう「アレクサ」、「Siri」に対応した製品を意識して作ってくれることに期待されます。来年あたりには、音声コントロールで家庭のIoT機器などを操作するのが日本でもブームになりそうですね。

最後に

昨今はスマートフォンブームも落ち着いてきており、市場はスマホに変わる新しいものを求めています。そこで、まさに「グーグルホーム」のような家庭用音声コントロールスピーカーは、スマホに変わる次の新しいプラットフォームになると期待されているのです。私たちの生活の中心は、「グーグルアシスタント」や「アレクサ」、「Siri」などの音声コントロールが担うようになっていくのでしょうか。今まさにコンピュータは新しい時代へと突入しようとしているのかもしれませんね。