iTunes映画が「字幕/吹替」の切り替えに対応!4Kにも期待

皆さんは「iTunesストア」で映画のレンタルや購入をしたことはあるでしょうか。

iTunesの映画はすぐに見れるという点でとても便利なのですが、なぜか「字幕/吹替の切り替え」に対応していないというデメリットがありました。そのため、英語・日本語の両方で見たいときは、2本のビデオを購入するしかなかったのです。

ところが、遂にiTunes映画が「字幕/吹替」の切り替えに対応していることを確認しました。これでiTunes映画の抱えていたデメリットの1つが解消へ向かうことになりそうです。

iTunes映画が「字幕/吹替」の切り替えに対応!

2017年6月後半頃、突如iTunesストアで配信している映画が「字幕/吹替」の切り替えに対応していることを確認できました。とは言っても、すでに配信されている全ての映画が対応したわけではありません。対象になるのは、比較的新しい(2017年7月以降リリース?)作品です。

本記事執筆時点で対応を確認できた作品は、「パッセンジャー」、「ラ・ラ・ランド」、「シング」、「ニュートン・ナイト」、「セル」などです。対応しているものは「(字幕/吹替)」と表記されます。また、新作でも「字幕/吹替の切り替え」に対応していないものもあり、対応の基準がよくわからないところです。

ディズニー作品などの、言語によって表示される映像の異なる(タイトルなどが日本語化されている)作品は依然として字幕版と吹き替え版が分かれている模様です。

もうどちらか迷わなくていい?


これまでiTunes映画を利用したことのある人なら分かると思うのですが、レンタルでも購入でも、事前に「字幕版」か「吹き替え版」かどちらか1つを選択しなければいけませんでした。中には両方の言語で見てみたい作品もあって、どちらを選択すべきか大変悩ましいものだったのです。

そもそもDVDですら「字幕/吹替」の切り替えに対応しているのに、次世代規格であるストリーミング配信が単一言語にしか対応していない理由も謎でした。これからは、少なくとも「字幕/吹替」の切り替えに対応しているものは迷わなくて済むようになりそうです。これによってiTunes映画を利用する機会も増えるかもしれません。

4K対応にも期待


Apple TVは2017年の9月に4K出力に対応したニューモデル(第5世代)がリリースされると予想されています。それに伴って。iTunes映画の配信も4Kに対応する可能性が高いです

Ultra HD Blu-rayのプレーヤーは買う気にはなりませんが、iTunes映画が4Kに対応すればぜひ利用してみたいところですね。また、アップルはiOS11、macOS 10.13で次世代ビデオコーデックの「H.265/HEVC」の対応を発表しています。H.265は動画ファイルのデータ容量を従来の約半分にすることができるので、4Kなどの高解像度のビデオもストリーミング配信することが可能になるようです。

ひょっとすると、今回のiTunes映画の「字幕/吹替の切り替え」対応は、4Kの映画配信の伏線なのかもしれませんね。(追記17.10.2: iTunes映画の4K対応が始まりました。)

最後に

今回は「iTunes映画の字幕/吹替の切り替え」についてご紹介しました。

これまで、「字幕と吹き替えが分かれているなんて完璧じゃないからiTunesで映画は買いたくない」と私のように思っていた人には朗報かもしれません。また、すでにアップルのライバルである「Google Playの映画」は2016年11月より4K映画配信に対応しています。

アップルも早く4K配信を開始してグーグルに追いついて欲しいところですね。今ネットフリックスなどの定額制が主流の時代ですが、4K対応の映画であれば、ぜひ購入して高画質を堪能してみたいところですね。

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