UUUM上場!ユーチューバーの市場は今後も成長するのか

ユーチューバーのマネジメントを手がける「UUUM」が、8月30日にマザーズに上場しました(参考: ユーチューバー事務所UUUM上場、買い気配で終了 )。UUUMは2013年に設立され、今ではヒカキンやはじめしゃちょーといった人気ユーチューバーたちが所属しています。UUUMは企業からの広告依頼や、ユーチューバーたちのグーグルからの広告収入を一部徴収するかたちで収益を上げている、まさにYouTubeありきの企業なのです。果たして、今盛り上がりを見せている「ユーチューバー」の市場は、今後も成長するのでしょうか。

10代に大人気のユーチューバーたち

かつては小中高生を虜にしていたのは、テレビで活躍するタレントたちだったのですが、今ではユーチューバーたちは10代から絶大なる支持を集めているようです。人気ユーチューバーたちの年齢も20代の人たちが多いので、10代の彼らにとって身近な存在なのでしょうか。ひとたび人気ユーチューバーたちがイベントを開けば、日本中から多くのファンたちが集まり、その様子はまるで芸能人のようです。ユーチューバーの勢いは年々増してきており、今や女子中学生の7割が毎日YouTubeを見るという話もあります(参考: 中学生の7割が毎日ネット動画を見る?テレビとの逆転も近いのか)。この勢いは、今後もしばらく続きそうです。

ユーチューバー市場は今後も成長するのか

おそらく、ユーチューバーの市場は2020年代に向けてより活性化すると思います。今のユーチューバー市場はまだまだ黎明期で、特別な才能がなくても早い者勝ちのようなかたちでブレイクしている人もいます。しかし、これからはユーチューバーの世界もよりレベルが向上し、競争が激しくなってくるでしょう。今の小学生たちのユーチューバーの認知度はほぼ100%なので、今後この中から才能のある優れた人物がユーチューバーを目指すようになることが予想されます。まさに、YouTubeネイティブ世代が活躍する時代がやってくるのです。また、UUUMなどの事務所もダイヤの原石をいち早く発掘することに乗り出すようになるでしょう。次の時代のアイドルやミュージシャンたちは、YouTubeから出てくるのではないでしょうか。かつてはデビューするために街中でスカウトされたり、路上ライブをやっていたのが、次の時代はYouTubeで発掘されることへと変わっていくのかもしれませんね。

最後に

今回は、「UUUMの上場とユーチューバー市場は今後も成長するのか」についてご紹介しました。YouTubeの最も優れている点は、「自分の見たいものだけを選んで見られる」ことです。従来のテレビであれば、流行っているタレントをなかば強引に見せられていましたが、YouTubeであれば見たくない人物の動画はシャットアウトすることができます。そして、自分の趣味に合致する動画のチャンネルだけを選んで登録することができるのです。今後はいろんなタイプのユーチューバーが登場し、私たちを楽しませてくれるかもしれませんね。