2018年の「Apple Watch Series 4」に期待する3つのこと!

2017年9月12日(米時間)、新型のApple Watchとなる「Series 3」が発表されました。

今回のSeries 3の目玉は、なんと言ってもセルラー対応です。従来はiPhoneとBluetooth接続された範囲内でしか通信を利用することができませんでしたが、セルラー対応によって圏内ならどこからでも単体で通信することが可能になったのです。このように、Series 2では「GPS」、Series 3では「セルラー」と、Apple Watchは着実に進化を続けています。

そこで今回は、2018年に登場するであろう、「Apple Watch Series 4に期待する3つのこと」についてご紹介します。あくまでも期待することなので、楽しむつもりでご覧ください。

Apple Watch Series 4に期待すること

1. デザインの刷新

1つ目のApple Watch Series 4に期待することは、「デザインの刷新」です。

Apple Watchは2015年発売の初代(Series 0)から、2017年のSeries 3まで一度もデザインの変更を行なっていません。今のApple Watchのデザインは正直言ってぶ厚く、まだまだ改善の余地があります。そのため、次のApple Watch Series 4では、より薄く、クールなデザインになることに期待されます。

もしかすると、すでにジョニー・アイヴは新しいApple Watchのデザイン開発に着工しているのかもしれません。iPhoneも、2014年の「6」から3年経って、ようやく「X」のように斬新なモデルチェンジを遂げることができました。Apple Watchも初代の発売から3年経つ2018年に、大幅なデザインの刷新が行われるのかもしれませんね。

※追記: Apple Watch Series 4で新しいデザインが採用されました。

2. 機能の向上

2つ目のApple Watch Series 4に期待することは、「機能の向上」です。

次の「S4プロセッサ」ではより処理能力を向上し、さまざまなアプリをストレスなく使えるようになるといいですね。また、Apple WatchはSeries 3からセルラー対応したことで、よりApple Watch単体での活用が広がりました。電話や音楽ストリーミング、通知の機能はもちろんですが、特にメッセージの送受信はとても役に立つように思います。

現代の人は短文のチャットのやり取りをよくするので、いちいちiPhoneを取り出さずにApple Watchで送受信できるならとても重宝されるはずです。ただし、日本語入力の現状は「音声入力」か「定型文」しかテキストを打つ手段がないので、「Scribble」を早く日本語に対応させて欲しいところです。

また、「血糖値測定」の機能も準備されている噂なので(参考: 次世代Apple Watchの血糖値モニタリング機能、着々と開発が進む)、実装さればよりヘルスケア関連の需要が増加しそうですね。また、「Bluetooth 5」や「Wi-Fi 802.11ac」などの対応で通信速度の向上にも期待です。

※追記: Apple Watch Series 4のS4チップで性能が向上しました。

3. 完全にiPhoneレスでの使用

3つ目のApple Watch Series 4に期待することは、「完全にiPhoneレスでの使用」です。

Apple WatchはSeries 3からセルラーに対応し、単体での通信が可能になりました。しかしながら、これで完全にiPhoneが不要になったわけではなく、購入してからまず最初にiPhoneとペアリングをする必要があります。そして電話番号などもiPhoneと共通のものを用いる仕様なので、iPhoneは必ず必要になるのです。これはかつてのiPodやiPhoneがMac/PCのiTunesと同期しなければ利用できなかったことに似ています。現状のApple Watchも「母艦はあくまでiPhone」という位置付けなのです。

しかしながら、Apple Watchを欲している全てのユーザーがiPhoneユーザーであるとは限りません。Androidスマホを使っている人や、ガラケーを使っている人も使っていみたいと思っているかもしれません。また、スマホを持っていない小さな子どに安全のためにApple Watchを持たせたい(GPSが搭載されているため)という親御さんもいるかもしれません。

このように、Apple Watchが完全にiPhoneレスで使用可能になれば、Apple Watchを購入するための障壁はより低くなり、ユーザー層も拡大することに期待されるのです。

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Apple(アップル)

最後に

今回は、「Apple Watch Series 4に期待する3つのこと」についてご紹介しました。

Apple Watchは発売当初こそ不満の多いデバイスでしたが、毎年少しずつアップグレードしています。いずれは、多くの人がSF映画で夢見たような「未来的な使い方」がApple Watchで可能になるかもしれません。現状のApple Watch Series 3でも、すでに単体での心拍数測定はもちろん、電話やメッセージの送受信、音楽ストリーミングやSiri、Apple Payなどの未来的な機能を網羅しています。

こう考えると、Series 3でようやくApple Watchはスタート地点に立ったという見方ができるかもしれません。来年以降のApple Watchがどのような快進撃を見せるのか楽しみですね。

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