「アマゾンGO」はどうなった?発表から間もなく1年が経つが…

2016年の12月に発表され、世界に衝撃を与えたレジ無し店舗の「Amazon GO (アマゾン・ゴー)」ですが、2017年の初頭から試験運営を開始するとされていた件はどうなったのでしょうか。

実は、アマゾンGOは試験運営を始めるにあたって、ある致命的な問題が発生していたようです。

アマゾンGOのシステムは、店内に設置された複数のカメラで客を識別し、何を買ったのかを判断するのですが、このカメラシステムは、一度に20人などの多くの客が入ると、正しく機能しなくなることが明らかになったそうです(参考: 米Amazonの無人コンビニ、客識別の精度向上でオープン秒読み。「ピカチュウ3匹」同時入店も正しく把握、請求)。

結果的にこのカメラの問題は解決され、予定から遅れてしまったものの、ようやく実店舗をオープンできそうとのことです。

結果的に発表から1年近く経ってしまったのですが、もうすぐ夢のレジなし店舗が世界にお披露目になりそうです。

アマゾンGOがいよいよオープン?

アマゾンGOがいよいよオープンされるかも?」という情報は、今さまざまなメディアで取り上げられています(参考: Amazon Go Store Now Closer To Launch?)。

このことから、おそらく、2017年の12月には、アマゾンGOの1号店が試験的にオープンされ、実際に利用した人のレビューを私たちは見ることができるようになると思われます。

また、今後YouTubeにも「アマゾンGOで買い物してみた」系の動画がたくさんアップされると思います。

アマゾンGOの日本導入は未定ですが、まずは実際に使用した人たちの情報を見て、これが本当に便利なのか実用的なのかを見極めることが重要になると思います。

一方で、今後アマゾンGOのようなシステムが世界で導入されるようになれば、スーパーやコンビニのレジ担当者はもちろん、セルフレジさえも不要になってしまいます。

そうなると、多くのパート労働者の仕事を奪ってしまうことにも繋がるので、今後はこの辺りの問題もきちんと考える必要がありそうです。

最後に

今回は、「アマゾンGOがいよいよオープンされるかも」についてご紹介しました。

アマゾンはとても資本力がある会社なので、アマゾンGOが一定の成果を上げたことが分かれば、すぐに2号店、3号店がつくられることになると思われます。

そう考えると、アマゾンGOが日本に上陸する日もそう遠くはないのかもしれません。

また、2020年の東京オリンピックに向けて、日本も無人化やキャッシュレス化に投資していくことが予想されるので、今後セルフレジ電子マネーなどの導入なども積極的に進んでいくかもしれません。

現在の日本では人手不足が社会問題になっているようですが、昨今のテクノロジーの進化ぶりを見ていると、案外早い段階でこの問題も解消されるのかもしれませんね。