iPhone Xはまだ本気を出していない?iOS12で大化けか

iPhone X」が世界中でヒットしているようです。

iPhone Xの特徴は、なんといっても初代から採用され続けていたホームボタンを初めて廃止したことです。

このiPhone Xについて、チーフ・デザイン・オフィサーのジョナサン・アイブは、

「iPhone Xで注目しているのは、その機能性がソフトウェアにより決定づけられるという点です。そして、ソフトウェアは流動的な性質を持っているので、iPhone Xはソフトウェアの変化と共に進化を続けるでしょう。今から12か月後、iPhone Xは現時点ではできないことも実行できるようになっているでしょう。

と語っています(参考: iPhone Xは1年で完全に見違える、とAppleのジョナサン・アイブがコメント)。

つまり、iPhone Xはまだ本気を出しておらず、12ヶ月後、つまり1年後にリリースされるであろう、iOS 12で大化けすることになると宣言しています。

果たして、iPhone Xはこれからどんな進化を遂げるのでしょうか。

iPhone XはiOS 12でどんな進化を遂げる?

現在のiPhone Xと、従来の機種を比較した時に、操作性に大きな違いがあるのは、下部を左右にスワイプしてアプリのマルチタスクを切り替える機能が追加された程度です。

このように、現在のiPhone Xは従来の8までのシリーズをベースに操作方法が設定されています。

これが、おそらく、次のiOS 12ではiPhone X特有の操作が更に追加されることになると思われます。

現在のところ、Face IDでロック解除してから上にスワイプして立ち上げる操作も、もっと楽チンな方法に変わる可能性もあります。

とにかく、あの広い画面をもっと有効に活用する手段はいくらでもあると思うので、iOS 12のアップデートには大いに期待できそうです。

今後はベゼルレスに特化したUIになっていく?

また、2018年以降に発売されるiPhoneシリーズは、全てベゼルレスデザインになるという噂も出ています(参考: 2018年の「iPhone」は3機種、「iPhone X」のようなデザインに–著名アナリスト)。

もしそうであれば、従来の8までのシリーズに向けたUI開発はさっさと終了させて、今後はベゼルレスに特化したUIの開発にシフトしていくことが予想されます。

iOS 11まではホームボタンを念頭に置いたUIデザイン、iOS 12以降はベゼルレスのためのUIデザインと、ここで大きく線引きされることになるかもしれません。

そう考えると、今のiOS 11を搭載したiPhone Xというのは、まだまだベゼルレスを活かしきれていないベータ版のような存在と言えるかもしれませんね。

最後に

今回は、「iPhone XはiOS12で大化けか」についてご紹介しました。

アップルの考えとしても、まずはiPhone Xをユーザーに使ってもらってフィードバックを得ながら、ベゼルレスに特化したUIを作り込んでいこうという考えなのでしょう。

現在のXの、コントロールセンターが右上から出てくる仕様や、シャットダウンの際にスリープとボリュームの2ボタンを押さないといけないのは、あまりスマートではありません。

今後はホームに戻るのを3Dタッチに割り振ったり、Siriの起動はHey Siriに限定させるなどで、より使い勝手の良いUIに変わっていくのでしょうか。

いずれにしても、2018年のiOS 12が、iPhoneの歴史にとって大きな変化点となることは間違いなさそうです。