メルカリが1億DL突破!既存の中古販売市場を置き換えるのか

フリマアプリを手がける「メルカリ」は、2017年12月20日にアプリが世界で1億ダウンロードを突破したことを発表しました(参考: メルカリがローンチから約4年半で世界1億ダウンロード突破、ネイマールがブランドアンバサダーに就任)。

メルカリは日本で6,000万ダウンロード以上、アメリカで3,000万ダウンロード以上を記録し、今後は日本はもちろん、海外展開の拡大にも期待されています。

いったいメルカリはなぜここまでヒットしているのでしょうか。その鍵は「シェアリングエコノミー」にあるとされています。

メルカリは既存の中古販売市場を置き換えるのか

メルカリはユーザーとユーザーが直接物やサービスの売買をする、ウーバーエアビーエンビーのような、「シェアリングエコノミー」の一種と考えられています。

シェアリングエコノミーの利点は、従業員ではなくユーザー同士が物やサービスを提供するので、価格が安くなりやすい点と、スマホを持っていれば誰でも参入できる点、そして一度火がつくとユーザーが爆発的に増えるという点にあります。

そして、このシェアリングエコノミーの恐ろしい点は、信じられないようなスピードで事業を拡大し、一気に従来の産業を破壊して置き換えてしまうことです。

すでにウーバーはタクシー産業を、エアビーはホテル産業を廃業へ追いやってきました。そしてメルカリは従来型の中古販売市場を破壊して置きかえようとしています。

メルカリでは、リサイクルショップ定番の本、CD、DVD、服、カバン、腕時計、カメラ、ゲーム機、家電などはもちろん、スマホやタブレット、パソコン、バイクでさえも売買することができます。

このように、メルカリでほとんどの物を売り買いできることに加えて、従来のリサイクルショップより高く売れ、安く買える場合が多いので、自然と双方のユーザーが集まり、結果として1日100万点以上が出品されるという大きな市場に成長しました。

そしてもちろん、メルカリのユーザーが増えれば増えるほど、従来の中古販売を手がけている企業は売り上げを落とすことになります。

今後は、メルカリの影響で町のリサイクルショップは閉店を余儀なくされるようになってくるかもしれませんね。

最後に

今回は、「メルカリが1億DL突破と、既存の中古販売市場を置き換えるのか」についてご紹介しました。

メルカリはサービス開始からわずか4年ほどでここまで成長しました。また、おそらく日本のIT企業で初めて、アメリカにおいても成功しています。

よくビジネスの世界では「アメリカを制する者は世界を制する」と言われます。これからはアメリカにおける事業拡大と、ヨーロッパアジア市場における展開にも大いに期待されます。

これからはウーバー、エアビー、メルカリのようなシェアリングエコノミーがますます私たちの生活を変えてくると思います。

もちろん、新たにトラブルも起きると思いますが、シェアリングエコノミーによって、より快適な生活が送れることに期待しましょう。