ネットフリックスのマーベル作品は配信終了する?しない?

ディズニーが20世紀フォックスを買収し、自社のストリーミングサービス開始に向けて本気で準備を進めています。

2018年には、ネットフリックスで配信されているディズニー作品の配信を終了することも発表しており、より競争が激化しそうです(参考: ディズニーは「自分のNetflix」をつくる。ほかのスタジオもそれに続くかもしれない)

そこで気になってくるのは、ネットフリックスで配信されているマーベル作品はどうなるのかということです。

ネットフリックスは、オリジナルシリーズとしてマーベルの「ジェシカジョーンズ」、「ルークケイジ」、「アイアンフィスト」などを制作し独占配信してきました。

今後は、これらのマーベル作品も配信終了してディズニーに持っていかれてしまうのでしょうか。

ネットフリックスのマーベル作品は配信終了するのか

実際のところ、ディズニーがネットフリックスからマーベル作品を配信終了させるかどうかは現状では不明です。

2018年から引き上げられることが決まっているのは、ディズニーアニメーションピクサーの作品で、マーベルはどうなるのか正式には言及されていません

また、ネットフリックスのマーベルシリーズは続編の制作が続いており、2018年にはジェシカジョーンズとルークケイジ、デアデビルのシーズン2が、2019年にはパニッシャーのシーズン2の配信が決まっています(参考: マーベル「パニッシャー」新シーズン決定)。

このことから、少なくとも2018〜19年中にネットフリックスからマーベル作品が引き上げられることはなさそうです。

しかしながら、気になるのが、ネットフリックスのマーベル作品は次で区切りをつけるのか、それともディズニーの方針は関係なく続編の制作を続けていくのかということです。

今制作が決まっている分できっぱりと終了させて、マーベルシリーズの契約の切れる2020年頃からはこれらの作品もディズニーのストリーミングに引っ越しする可能性もあります。

この辺りは、次のジェシカジョーンズやルークケイジが続編を匂わせる終わり方になるかどうかで判断できそうです。

※追記18.8.8: どうやらNetflixのマーベルオリジナルシリーズは、まだまだ制作が続行されるようです(参考: Netflix、マーベルドラマのさらなる拡張を示唆 ― 「スピンオフの話し合いは常に進んでいる」)。

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最後に

今回は、「ネットフリックスのマーベル作品は配信終了するのか、しないのか」についてご紹介しました。

これまでのビデオストリーミング業界は、ネットフリックスの圧勝でその次にAmazonプライム・ビデオが続くといったところでしたが、ディズニーの本気の参入でこの勢力図は大きく変わることになりそうです。

いずれにしても、今後の動画配信は、ネットフリックス、プライム・ビデオ、ディズニーの3社が市場を独占することになります

今やDVD・ブルーレイなどの光ディスクの販売は減少の一途をたどっているので、今後は映画やドラマを売るためにはネットフリックス、プライム・ビデオ、ディズニーのいずれかを経由しなければいけなくなります。

ストリーミングになって便利になるのは間違いないですが、3社独占によって動画コンテンツのあり方は、今後どうなっていくのでしょうか。