もしもアマゾンがフィンテックのサービスを始めたらどうなる?

アップルが個人間送金サービスである「Apple Pay Cash」を始めるなど、最近は大手IT企業がフィンテックのサービスに続々と参入しています(参考: Apple Pay Cash、米国のiPhoneユーザーに提供開始)。

また、アップルだけでなくグーグルも、Android PayとGoogle WalletをミックスしたGoogle Payを始めるなど、フィンテックに力を入れ始めているようです(参考: グーグル、決済プラットフォームを新ブランド「Google Pay」に統合)。

ここで気になってくるのが、アップル、グーグルに並ぶ大手IT企業、アマゾンの動向です。

そこで今回は、「もしもアマゾンがフィンテックのサービスを始めたらどうなるのか」ということを考えていきましょう。

すべて予想になるので、楽しむつもりでご覧ください。

もしもアマゾンがフィンテックを始めたら?

もしもアマゾンがフィンテックを始めたらいったいどのようなサービスになるでしょうか。

※以下は全て想像になります。

まず名称ですが、今回は「アマゾンペイ(仮)」としておきます。

アマゾンペイは、アマゾンのアカウントで決済できる金融サービスです。

アカウントに登録されたデビット/クレジットカードを使って決済できる他、事前に必要な額をチャージして利用することもできます。

アマゾンペイを使ってアマゾンで買い物をすると、数パーセントの割引を受けられます。

また、アマゾンペイには個人間送金のサービスの機能も備わっていて、スマホのアプリを使って他のアマゾンペイユーザーに送金することができます。

さらに、プライム会員であれば、アマゾンペイから他の銀行口座への振込手数料は無料で利用できます。

そのため、アマゾンペイ自体を銀行口座の代わりとして使うことも可能になるのです。

アマゾンペイはアマゾンだけでなく、スーパーやコンビニ、カフェやレストランなど、幅広い店舗への対応が進んでいます。

以上がアマゾンペイの想像になります。もちろん、これでは既存のVenmoやApple Pay Cashと大差がないので、アマゾンが実際にやるとすれば予想外の機能を追加してくるかもしれません。

最後に

今回は、「もしもアマゾンがフィンテックのサービスを始めたらどうなる?」についてご紹介しました。

最近は色んな会社がフィンテックに取り組んでいるとは言っても、まだ既存の金融システムをひっくり返すほどのイノベーションは起きていません

すでにインターネットが普及しきって、1人1台スマホを持つ時代になったものの、相変わらず現金やクレジットカードでの支払いが主流なのです。

もしもアマゾンがフィンテックのサービスを始めるのだとすれば、かつてCDを駆逐したiTunesのような画期的なものになると期待せざるを得ません。

もちろん、金融の世界には法律の壁があるので、何でもかんでも自由にやることができないのも事実です。

これからどんな画期的なフィンテックサービスが登場するのか、とても楽しみですね。