Amazon Echo、Google Home、HomePodの違いをまとめてみた!

最近は、「AIスマートスピーカー」というものをよく見聞きするようになりました。

2017年には、アメリカをはじめ世界で人気を集めているAmazon Echoと、Google Homeが日本でも販売開始されたことで、日本でもスマートスピーカー市場が盛り上がりはじめているようです。

さらに、2018年2月には、あのアップルも予告されていたHomePodを発売して市場に参入し、大変な話題を呼んでいます。

そんな背景から今回は、「Amazon Echo、Google Home、HomePodの違い」についてご紹介していこうと思います。

これら3社のスマートスピーカーには、いったいどのような違いがあるのでしょうか。

Amazon Echo、Google Home、HomePodの違い

それでは、「Amazon Echo」、「Google Home」、「HomePod」の3つのスマートスピーカーの違いを見ていきましょう。

価格

まず価格ですが、Amazon Echoは最も安いEcho Dotが¥5,980〜となっています。Google Homeは最も安いHome miniが¥6,480〜、そしてHomePodは$349(約¥38,000)の1機種のみとなっています。

価格面だけを見ると、Amazon Echoが最も安くHomePodは比較的高額になっています。このことから、「高くても売れるだろう」というアップルの強気な姿勢が見えます。

AI

続いて搭載されているAI(音声アシスタント)を見ていきます。Amazon Echoにはアレクサ(Alexa)、Google Homeにはグーグルアシスタント、HomePodにはSiriが搭載されています。

日本語におけるAI(音声アシスタント)の実用度で優劣をつけると、現在のところグーグルのグーグルアシスタントが最も賢い(高機能である)という意見が多いようです。

Siriは2012年頃から日本でもiPhoneで利用できたという歴史があるためか、最も流暢な日本語を話しますが、グーグルアシスタントやアレクサのようなカスタム性には欠けています。これはHomePodの登場で今後改善されていくかもしれません。

日本語版のアレクサは、2017年11月頃からようやく利用できるようになったばかりということもあり、まだまだグーグルアシスタントやSiriに比べるとおバカ(機能が低い)なように感じます。ただ、アマゾンは強引にでも目標を達成する会社なので、2018〜19年で日本語版アレクサが怒涛の進化を遂げていくことが予想されます。

ラインナップ

最後にそれぞれの製品のラインナップを見ていきましょう。

Amazon Echo

まず、「Amazon Echo」には、Echo Dot、Echo、Echo Plus、Echo Spot(日本未発売)、Echo Show(日本未発売)、Echo Look(日本未発売)の6種類が現在販売されています。

▲Echo Dotはスピーカーの性能等を抑えることで低価格化したエントリーモデル(¥5,980)で、Echoは音質を良くしたモデル(¥11,980)とEcho Plusはその上位機種でスマートホームハブ内蔵したモデル(¥17,980)になります。

▲Echo SpotとEcho Showにはディスプレイが搭載されていて、天気予報や時計が表示できる他に、Echo同士でビデオ通話をすることもできます。まさにSF映画に出てきそうな製品です。

▲Echo Lookはカメラを搭載した端末で、あなたの服装のコーディネートを撮影し、アドバイスをくれたりします。

このように、Amazon Echoはスピーカーの領域にとどまらず、ディスプレイやカメラを搭載した端末で、利用シーンの幅を広げてきています。

Google Home

続いては、「Google Home」について見ていきましょう。Google Homeには、Home Mini、Home、Home Max(日本未発売)の3ナインナップになっています。

▲それぞれ、Home Miniは性能を抑えた低価格のエントリーモデル(¥6,480)、Homeはミドルクラス(¥15,120)、Home Max($399 約¥43,491)は音質にこだわったハイエンドモデルになります。

Google Homeは日本では積極的な販売促進を進めていて、すでに家電量販店携帯ショップなどで売られています。おそらく日本でスマートスピーカーと言うと、Google Homeのことをイメージする人も多いのではないでしょうか。

HomePod

最後は「HomePod」です。HomePodは現在のところ1機種のみの販売です。価格は$349(約¥38,000)と高めですが、スピーカーの音質にこだわっているようです。

大きさはAmazon EchoやGoogle Homeの機種と比べると大きめで、これはやはりスピーカーを複数搭載しているためだと思われます。

Amazon Echoがブームになり始めたのが2015〜16年頃、Google Homeも2016〜17年に本格参入を果たしたことを考えると、HomePodの2018年参入はいささか遅すぎる気もします。

HomePodが今後Amazon EchoやGoolge Homeに対抗していくためには、他社にはない特別な付加価値が必要になってくるでしょう。

▼「Amazon Echo」はこちら

最後に

今回は、「Amazon Echo、Google Home、HomePodの違いをまとめてみた!」についてご紹介しました。

ちなみに、スマートスピーカーのアメリカにおける市場シェアを見ると、Amazon Echoが3,100万台で69%、Google Homeが1,400万台で31%となっているようです(参考: 【CIRP調査】2017年Q4アメリカのスマートスピーカー出荷台数・シェア調査、Googleのシェアが30%超へ)。

今後、日本や世界においてこのシェア率がどう変化していくのかにも注目です。

AIスマートスピーカーの歴史はまだまだ始まったばかりです。今後スマホのように革命的な変化が訪れるのか、とても楽しみですね。