マリオをイルミネーションが映画化!任天堂とユニバーサルの関係強化?

世界的に人気のゲームキャラクター「マリオ」が、ミニオンでおなじみの怪盗グルーシリーズ、ペット、シングなどを手掛けるスタジオ、「イルミネーション」の制作のもとで、CGアニメ映画となることが発表されました(参考: 任天堂、マリオ映画化は『ミニオンズ』のイルミネーションと提携。宮本茂も共同プロデュース)。

イルミネーション・エンターテイメントといえば、ユニバーサル・スタジオ傘下の制作会社です。

そしてユニバーサルといえば、テーマパークであるUSJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)にも任天堂の新エリアとアトラクションを2020年にオープン予定です(参考: USJで「SUPER NINTENDO WORLD」世界初オープンへ アトラクション「マリオカート」も登場)。

これらのことから、任天堂とユニバーサルの関係はますます強化されているようです。

任天堂とユニバーサルの関係強化?

イルミネーション・エンターテイメントといえば、怪盗グルーシリーズミニオンズペットシングなど、ここ数年ヒット映画を連発している勢いのあるCGアニメ映画の制作会社です。

もしも最近のイルミネーションのクオリティを維持したままマリオの映画が制作されるなら、おそらくとても高い完成度のものに仕上がることになるでしょう。

そして、マリオの映画がヒットした暁には、次はゼルダカービィといった他の任天堂の人気ゲームが続々と映画化されることはほぼ確実と言えますし、マリオ2の制作も決まるでしょう。

マリオの映画がヒットすることは、任天堂にとってはコンテンツ力強化(グッズの販売促進やゲームの売り上げ増加)に期待できますし、イルミネーションにとっても、任天堂の人気キャラクターを使うことで、新作のネタが尽きるというアイデア不足に悩まされる心配もなくなるわけです。

まさに任天堂とイルミネーションの双方にとってもメリットがありますし、また、2020年にオープンするUSJの任天堂アトラクションが成功すれば、アメリカのUSHやUSF、シンガポールのUSSなどに輸出されることになり、任天堂もユニバーサルも売り上げを伸ばすことができるでしょう。

このように、任天堂とイルミネーション(ユニバーサル)の関係強化には多くのメリットがあるようです。

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最後に

今回は、「マリオをイルミネーションが映画化!任天堂とユニバーサルの関係強化?」についてご紹介しました。

任天堂はこれまで、ゲーム機とゲームソフトを売ることを主力の事業としてきましたが、ひとたびWii Uのような失敗作が生まれると、会社そのものが存続の危機に瀕してしまいます

そのため、今後は映画やテーマパークのアトラクションといった、ゲーム以外の収益源を確保し、ディズニーのようにキャラクタービジネスでも稼ぐことを目指しているのかもしれません。

そうすることで、ゲーム事業が不調な時も会社そのものは盤石で入られますし、会社そのものの規模もより大きくすることができます。

任天堂とイルミネーション(ユニバーサル)の関係が、今後どのように展開していくのか、とても楽しみですね。