「SMS」の文字数などが大幅進化?LINEに対抗することは可能なのか

スマホが普及してからというもの、「LINE」や「Facebook Messanger」などの、いわゆる「無料通信アプリ」というものがすっかり主流になりました。

そんな影に隠れてか、これまで使われてきた「キャリアメール(@docomo、@ezweb、@softbank)」や、電話番号でテキストを送受信できる「SMS (ショート・メッセージ・サービス)」といったものは、徐々に出番が減ってしまったのも事実です。

そんな状況を打開しようと、ドコモ、au、ソフトバンクの大手3社は、共同でSMSの機能を大幅向上させる取り組みを計画しているようです(参考: 携帯3社がSMS仕様統一 LINEなどに対抗 他社間でも長文・動画送信)。

これによって、これまで70文字のテキストしか送信できなかった(3キャリア間では)ものが、文字数の大幅増加と、画像・動画の送受信が可能になるとされています。

新しいSMSはLINEに対抗できるのか?

この新しくなるSMSが、LINEに完全に取って代わる可能性はあるのかという疑問ですが、それは無理だと思います。

ただ、これまでLINEや他のメッセージサービスを使わざるを得なかったシチュエーションにおいても、SMSで済ませられるようになるというメリットがあります。

相手の電話番号しか知らなかったり、相手がLINEをやっていないケースにおいても、SMSで写真や動画の送信が可能になるのはとても良いことです。

新しいSMSの利用料金はどうなる?

ここで疑問になってくるのが、SMSの送信料金がどうなるのかという問題です。これまでは、SMSの送信料金はどのキャリアを使っても70文字以内で1回¥3で統一されていました(3キャリア間では)。

今後文字制限を撤廃された際に、文字数に応じて料金が高く設定されるのか、それともどれだけ書いても同じ料金になるのかは現在のところ不明です。

もちろん、一番のサプライズはSMSの送信料金が無料になるということですが、その可能性は低いかもしれません。実際のところは、画像や動画を添付してデータ容量が大きくなると、その分送信料金が高くなる可能性があります。

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最後に

今回は、「SMSの文字数などが大幅進化?LINEに対抗することは可能なのか」についてご紹介しました。

もしも、新しいSMSの送信料金が無料になるのなら、LINEにダメージを与えることは可能になります。

LINEは近年、メッセージ機能とは無関係の余計な機能や広告をごちゃごちゃと追加し、ユーザーの不快感を買っているためです。

SMSが無料になれば、もはやLINEを使うメリットはほぼなくなるため、利用者が減少する可能性はあります。

しかしながら、LINEの強みは無料通話の機能もあるため、キャリアがLINEに完全に対抗したいのであれば、通話料金を無料にするしかありません。

今後、携帯キャリアとLINEがどう戦っていくのか、目が離せませんね。

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