スマホブームが終了し、ユーザーの関心はテレビに回帰する?

2018年3月10日
[最終更新日]2018年04月14日

2010年代に入ってからというもの、私たちの生活を一変させてしまったのが「スマホ」でした。

2010年発売のiPhone 4、翌年のiPhone 4Sを区切りに、人々は一気にガラケーからスマホへ乗り換え始め、未知のデバイスを手に入れることになります。

そして、人々は動画も、口コミ情報も、ニュースも、あらゆるメディアをスマホで消費するように変わり、それまで中核を担っていたテレビ、雑誌、新聞などのマスメディアに大ダメージを与えることになります。

そんな空前のスマホブームですが、2018年の現在になって、やや沈静化しつつあるように感じます。新しいiPhoneが発表されることに対して、かつてほど熱狂しなくなってきたのです。その理由は、今持っているスマホで満足しているからだと思います。

このように、スマホブームが終了しつつある今、メディアのあり方はこれからどう変わっていくのでしょうか。

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スマホのノウハウがテレビへ逆輸入される?

かつてメディア界ののボスと言えば、間違いなく「テレビ」でした。しかしながら、テレビはスマホの普及が拍車をかけ、年々地上波の視聴率が減少傾向にあるようです(参考: 主要テレビ局の複数年に渡る視聴率推移をグラフ化してみる)。

そんな背景から、「テレビはもう終わった」と考える人も多いのですが、私は、「これからテレビにユーザーが戻ってくる」と考えています。

ただし、ユーザーがテレビに回帰するとは言っても、見るものは「地上波」ではなく、「YouTube」、「Amazonプライム・ビデオ」、「ネットフリックス」、「フールー」、「DAZN」といった、ビデオストリーミングサービスになります。

インターネットで動画を視聴するビデオストリーミングサービスは、スマホの普及とともに一般的に広く普及しました(特にYouTube)。そして、このスマホで培ったビデオストリーミングのノウハウを、今度はテレビへと逆輸入することになるのです。

スマホが普及する前の時代は、ビデオストリーミングは画質が悪くて(せいぜい360p)まるで使い物になりませんでした。ところが、ここ数年でインターネットの通信速度の向上と、動画圧縮技術の進歩(H.264、H.265)によって、今では4Kの高画質動画をストリーミングすることが可能になったのです。

ストリーミングで高画質動画を見られるようになると、今度はスマホやタブレットの4〜12インチ程度の小さな画面では満足できなくなってきます。YouTubeにアップされた4K動画や、Amazonプライム・ビデオやネットフリックスの4K映画・ドラマも、「大きなテレビでソファに座って見たい」と考えるようになってくるのです。

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人間はより快適で便利な生活を求める

もちろん、ユーザーの関心がテレビに移るからと言っても、スマホが衰退して使われなくなるわけではありません。スマホは今と同じように、今後も使われ続けると思います。重要なのは、スマホの上位互換として、テレビに関心が集まるということです。

最近のテレビのトレンドは、4K対応に加えて、テレビでビデオストリーミングを楽しめる、いわばスマートテレビにあります。

日本市場で主力のソニーのブラビア、パナソニックのビエラ、東芝のレグザ、シャープのアクオスLGのテレビは、それぞれAndroid TVや独自のOSを搭載していて、テレビで直接YouTubeやネットフリックスなどのビデオストリーミングを楽しめるように作られているのです。

普段からスマホでYouTubeやネットフリックス、DAZNなどのストリーミングを楽しんでいる人たちは、より便利さと快適さを求めてスマートテレビが欲しくなっていくでしょう。人間はそういう生き物なのです。

▼テレビでストリーミングが楽しめる「Fire TV Stick」もオススメです。

最後に

今回は、「スマホブームが終了し、ユーザーの関心はテレビに回帰する?」についてご紹介しました。

人類は70年以上もテレビで動画を見るという生活を送ってきました。それはつまり、動画を見えるための最適なデバイスがテレビであるということなのです。

スマホやタブレットも、もちろん携帯性に優れているので、モバイルの動画端末としての需要は今後も継続すると思います。

しかしやはり、YouTubeもAmazonプライム・ビデオも、ネットフリックスもフールーもDAZNも、スマホやタブレットよりも、テレビで見たほうが迫力があってより楽しめることは間違いありません。

スマホやテレビといったデバイスのあり方が、今後どうなっていくのか目が離せませんね。

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