テスラが潰れる?最大の危機に直面!2018年を乗り切れるか

「テスラ」といえば、カリスマ経営者イーロン・マスクのもと、破竹の勢いで革新的な「EV(電気自動車)」を続々と市場に投入してきた、今最も勢いのあるベンチャー企業の1つです。

2017年には、待望の大衆向けEVである「モデル3」が発売され、まさにこれからの成長に期待されていました。

そんなテスラに、まさかの潰れる可能性が浮上しているようです。

現在、「モデル3」の生産が予定より進んでおらず、2018年11月に返済が迫っている2億3,000万ドルと、2019年3月が期限の9億2,000万ドルの借り入れ金を返済できないのではという見方が出てきたのです(参考: テスラが抱える問題、深刻な可能性)。

現在の「モデル3」の生産量は週に1,026台と、3月目標の2,500台に届いていません。

さらに、「モデルX」の爆発事故(参考: テスラ「モデル X」車体前半が無くなるほど激しく破損・炎上する大事故。運転手死亡、Autopilot使用は不明)、「モデルS」のリコール問題(参考: テスラが初期「モデルS」全台数リコール-パワステ部品に不具合)などが重なったことで、テスラの株価は暴落し、今はムーディーズにジャンク債に格下げされてしまったようです。

果たして、このままテスラは潰れてしまうのでしょうか。

テスラは潰れるのか、乗り越えるのか

現在のテスラは、まさに絶体絶命の状態で、このままでは、2018年中に倒産することになる可能性もあるとも言われいます(参考: 投資家がテスラの今後を危ぶむ4つの理由)。

しかしながら、映画「アイアンマン」のトニー・スタークのモデルとなったイーロン・マスクというだけあって、このまま黙って潰れるようなことはないと思われます。

「モデル3」の生産が予定より遅れている理由は、テスラが組み立てに自動化を多用しすぎているためとされています(参考: アナリストのジーン・マンスター曰く「TeslaはおそらくModel 3の生産目標に届かない」)。テスラがウリにしていた組み立て工程の自動化が、量産のアダとなったようです。

テスラが2018年を乗り切るためには、シンプルに「モデル3」のこの生産ペースを、少なくとも当初予定されていた週に5,000台のペースまで増加させるしかありません。

そして、50万以上と言われている事前予約者に、一刻も早く「モデル3」を納車することです。

イーロン・マスクには、今後「モデル3」の生産ペースを上げるための打開策があるのでしょうか、それとも、生産が思ったように進まずに今焦っているのでしょうか。

その答えは、イーロン・マスク本人のみが知るといったところです。

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最後に

今回は、『テスラが潰れる?最大の危機に直面、2018年を乗り切れるか』についてご紹介しました。

イーロン・マスクは、これまでの不可能と言われてことを次々と成し遂げてきた男です。現在直面している危機も、見事に乗り越えて2018年末にはテスラが復活していることを期待したいところです。

とは言っても、イーロン・マスクにはかねてからビッグマウス的な傾向もあったため、このまま「モデル3」の生産ペースを上げられずにあっけなく潰れてしまう可能性もあります。

果たしてテスラはこのまま潰れてしまうのか、それとも見事乗り越えるのか、今後の展開から目が離せませんね。