Blackmagic Pocket Cinema Camera 4K登場!4K RAW動画時代の幕開けか

2018年4月10日
[最終更新日]2018年04月17日

オーストラリアに本社を置く「Blackmagic Design (ブラックマジック・デザイン)」社は、2018年4月9日(米時間)に、新製品となる「Blackmagic Pocket Cinema Camera 4K (ブラック・マジック・ポケット・シネマカメラ・フォーケイ)」を発表しました(参考: Blackmagic、DCI 4K/60pやHDR対応の「Pocket Cinema Camera 4K」。約14.8万円)。

この通称「BMPCC4K」は、前モデルである「Blackmagic Pocket Cinema Camera」から、約5年ぶりの新モデルとあって、期待も高まっていました。

新しい「BMPCC4K」では、待望の4K RAW動画の撮影に対応します。

これまでの4K RAW対応カメラは、業務用の大きくて重いものしかありませんでしたが、「BMPCC4K」は、175×96×85cmという、一般的な一眼レフカメラと同等サイズを実現しています。

そのため、一般大衆に向けた初めての4K RAW対応カメラと言っても過言ではなく、新たな4K RAW時代が幕を開けるかもしれないのです。

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Blackmagic Pocket Cinema Camera 4Kの特徴

まずは、「Blackmagic Pocket Cinema Camera 4K」の特徴をおさらいしておきましょう(参考: Blackmagic Pocket Cinema Camera 4K)。

「BMPCC4K」は、12bitの4K RAW撮影(CinemaDNG RAW)と4K ProRes撮影に対応した、マイクロフォーサーズシステムのデジタルシネマカメラです。13ストップのダイナミックレンジに対応します。レンズは、MFTレンズはもちろん、アダプターを使えば、PLCEFレンズにも対応します。

動画の記録メディアは、UHS-IIカードCFast 2.0カードにも対応する他、USB-Cポートから外付けSSDに直接記録できるなど、撮影面での柔軟性がかなり向上しているようです。

モニターには、5インチのフルHDディスプレイを搭載し、上位機種であるURSA miniと同じ「Blackmagic OS」をタッチディスプレイで操作できます。ディスプレイでは、パラメーター、ステータス、ヒストグラム、フォーカス、3D LUTなどに対応します。

オーディオは、内臓マイクと、ミニXLR3.5mmステレオジャックに対応します。

バッテリーは、キヤノンのLP-E6バッテリーと、USB-Cポートからモバイルバッテリーで給電することも可能です。

価格は、¥147,800(税抜き)となっています。また、DaVinci Resolve Studioが同梱します。

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4K RAW動画の時代が幕を開ける?

2008年に、キヤノンのEOS 5D Mark IIに動画撮影機能が搭載されてからというもの、アマチュアカメラマンの間では、空前の一眼動画ブームが巻き起こりました。

これまでのビデオカメラでは撮影できなかった、被写界深度の浅いボケ味のある映像や、一眼レンズの広角〜望遠の特性を活かした映画のような映像を撮影できるようになったためです。

そして時が流れて現代では、「4K HDR」が新たなトレンドとなっています。

4K HDR撮影に対応する一眼レフカメラは、パナソニックやソニーから発売されているのですが、いずれもH.264、HEVCなどの圧縮コーデックで撮影するため、後から色調整をする「カラーグレーディング」に限界があり、映画のような美しさを表現できないと問題になっていました(H.264やHEVCは記録時に色情報の半分以上を捨て去るため)。

真の「4K HDR」を求めて、一部のアマチュアカメラマン、ユーチューバー、Vloggerなどは、非圧縮(あるいは可逆圧縮)のRAWで撮影できる映画用の「RED」などを購入する者もいました。

もちろん、「RED」は大きさと重量的に1人で活動するアマチュアカメラマンの使用には向いていません。そこで一眼レフカメラくらいの大きさで、4K RAW動画の撮影に対応したカメラを求められていたわけです。

そして、2018年4月、ついにそのニーズに答える製品、「Blackmagic Pocket Cinema Camaera 4K」が発表されたわけです。

しかも、現在主力のパナソニック「GH5」よりも安い、税込16万円程度で購入できます。

おそらくこれから、世界中のアマチュアカメラマンが「BMPCC4K」に飛びつき、4K RAWで撮影されたハイクオリティな動画を、続々とYouTubeやVimeoにアップすることになると思います。

まさに、「4K RAW動画の時代」が幕を開けるのかもしれませんね。

最後に

今回は、『Blackmagic Pocket Cinema Camera 4K登場!4K RAW動画時代の幕開けか』についてご紹介しました。

この「BMPCC4K」の登場で気になるのが、動画撮影機能付き一眼レフカメラを販売する、他のメーカーがどう出るかということです。

特に動画撮影に力を入れているパナソニックは、次の「GH6」でRAW動画の撮影に対応するかもしれませんし、一眼動画のパイオニアであるキヤノンがどう対応するのかにも注目です。

かつては、映画撮影用のカメラはとても高額で素人には到底手が出せませんでしたが、今では16万円ほどで4K RAW動画の撮影できるカメラが買えるので、良い時代になったと思います。

「BMPCC4K」の登場で、一眼動画市場や、シネマカメラ市場がどうなっていくのか、今後も目が離せませんね。

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