Nintendo Switch Onlineは任天堂版Amazon Primeになれるかも?
任天堂は、2018年9月より開始予定となる自社の定額制オンラインサービス「Nintend Switch Online (ニンテンドースイッチ・オンライン)」の詳細を発表しました(参考: Nintendo Switch Online”で利用できる5つのサービスと料金プランが発表)。
この「Nintendo Switch Online」は、「月額¥300」、「3ヶ月¥800(月¥266)」、「年間¥2,400(月¥200)」、8アカウントまで登録できる「年額¥4,500(月¥375)のファミリープラン」の4つの料金プランから選択することで、大きく5つのサービスが利用可能になるようです。
その5つのサービスとは、「1. オンラインプレイ」、「2. ファミリーコンピュータ」、「3. セーブデータお預かり」、「4. スマートフォン向けアプリ」、「5. 加入者限定特典」になります。
果たして、この「Nintendo Switch Online」は任天堂版の「Amazon Prime」のような画期的なサービスになることはできるのでしょうか。
Nintendo Switch Onlineは任天堂版Amazon Primeになれるのか
Amazonの提供する定額制サービス、「Amazon Prime (アマゾンプライム)」では、月額¥400または年額¥3,900でAmazonの商品が「送料無料」になったり、映画・ドラマなどが見放題になる「プライム・ビデオ」、音楽が聞き放題の「プライム・ミュージック」などのさまざまなサービスが利用できることで人気を博しています。
果たして、任天堂が提供を開始する「Nintendo Switch Online」は、「Amazon Prime」のように人気のあるサービスとなることができるのでしょうか。
今回発表された「Nintendo Switch Online」の5つのサービスの中で、特に注目なのが「2. ファミリーコンピュータ」と「3. セーブデータお預かり」だと思います。
ファミリーコンピュータ
「2. ファミリーコンピュータ」では、「スーパーマリオブラザーズ」、「スーパーマリオブラザーズ3」、「アイスクライマー」、「ドンキーコング」、「ゼルダの伝説」、「バルーンフォイト」、「ドクターマリオ」といった往年のファミコンゲーム20本が遊び放題になり、ソフトは順次追加されるようです(参考: 任天堂「Switch Online」有料化でファミコンソフトが遊べるように)。
さらに、これらの「ファミコンゲーム」は、オンラインでフレンドと2P対戦したり、1人用ゲームも交代プレイができるなど、現代版にアップグレードしているようです。
何よりも、追加課金を気にせずに「遊び放題」である点は大きいと思います。「ファミコンゲーム」を遊びたいがために「Nintendo Switch Online」に加入するのもアリかもしれません。
今後は、「ファミコンゲーム」のラインナップがより充実することと、「スーファミ」や「64」などの他のゲーム機のソフトも遊び放題に追加されることにも期待されます。
セーブデータお預かり
「3. セーブデータお預かり」の機能では、「スイッチ」のゲームのセーブデータをオンラインにバックアップしてくれる機能です。万が一スイッチ本体やソフトを無くしてしまった時も、スマホのようにセーブデータがクラウドにバックアップされているので安心というわけです。
逆に言えば、この「セーブデータ預かり」の機能を重宝するあまり、「Nintendo Switch Online」を解約できないというケースも出てくるかもしれませんね。
「加入者限定特典」が気になる!
このように、「2. ファミリーコンピュータ」と「3. セーブデータお預かり」の2つの機能だけでも魅力的なのですが、さらに「5. 加入者限定特典」が気になるところです。
任天堂のウェブサイトによると、
そのほか、加入者限定の特典をご用意しています。
としか記載されていないため、現状では謎が多いサービスなのです。
もしも、この「加入者限定特典」が、ゲームソフトを発売日より早く購入できたり、あるいはより安くソフトを買える、限定グッズを購入できる、イベントに参加できるといったものであれば、魅力的かもしれませんね。
そして、まさかの任天堂キャラクターが登場するオリジナルアニメなどが視聴できる「ニンテンドービデオ」なるものが登場する可能性もゼロではありません。
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最後に
今回は、『Nintendo Switch Onlineは任天堂版Amazon Primeになれるかも?』についてご紹介しました。
「ニンテンドースイッチ」は、2017年には最高のスタートを切ることができたので、今後は「ニンテンドーラボ」や、今回発表された「Nintendo Switch Online」などで、ユーザーをより長期的に楽しませていくことが重要になると思います。
最近は「スマホブーム」も落ち着いてきたので、消費者の関心は「家庭用ゲーム機」や、「動画配信サービス」などにシフトしつつあります。
「Nintendo Switch Online」が、これからどのようなサービスを展開していくのか、目が離せませんね。