「Oculus Go (オキュラス・ゴー)」が発売!遂にVRの普及が始まる?

「VR (バーチャル・リアリティ)」といえば、2016年に「PS VR」や「HTC Vive」などが続々と発売され、「VR元年」などと呼ばれて盛り上がりました。
しかしながら、「VR元年」から2年から経った2018年の今は、「VRブーム」はかなり失速してきているように感じます。
「VR」がいまいち流行らなかったのは、酔いやすい、疲れやすいという問題があることに加えて、配線がめんどくさすぎることなどが原因で、一般ユーザーには手が出しにくかったのかもしれません。
そんな中、従来のVRの配線がめんどくさいといった問題を見事に解決し、「これなら買ってみたいかも」と思わせてくれる製品が発売されます。それが、「Oculus Go (オキュラス・ゴー)」です。
「Oculus Go」は、スタンドアロン型のVRゴーグルで、完全に単体で動作するのが特徴です。面倒な配線も、スマホをはめ込む必要もありません。
果たして、「Oculus Go」の発売によって、今度こそVRの普及は始まるのでしょうか。
Oculus Goのスペック
まずは、「Oculus Go (オキュラス・ゴー)」のスペックについて確認しておきましょう(参考: 「Oculus Go」発売、2万3800円から スタンドアロンで片手コントローラー付き)。
- ストレージ … 32GB、64GB
- 価格 … ¥23,800、¥29,800
- ディスプレイ… 液晶ディスプレイ (2,560×1,440)
- プロセッサ … Qualcomm Snapdragon 821
- GPU … Adreno 530
- RAM … 3GB
- OS … Android 7.1.2
- 本体サイズ … 190×105×115mm
- 重量… 470g
- バッテリー駆動時間 … 動画2時間30分、ゲーム2時間
- 3Dスピーカー内蔵
- コントローラー、眼鏡スペーサー同梱
このように、価格は税込¥23,800〜と手頃なプライスに抑えつつも、ディスプレイ解像度はPS VR、Gear VR、Oculus Riftよりも高い2,560×1,440が採用されています。また、本体サイズも割とコンパクトで、重量470gはVRの中ではかなり軽量なようです。
ユーザーの頭の位置を検知するポジショントラッキングには対応しませんが、すでにOculus RiftやGear VRに向けにリリースされている1,000以上のコンテンツが利用できるようです。
基本的に「Oculus Go」を買ったら、スマホアプリで初期設定を済ませるだけで、あとは単体で使うことができるようです。
Oculus GoはVRを普及させるのか
では、「Oculus Go」はVRを普及させることができるのか、という疑問ですが、これは「キラーコンテンツ次第」だと思います。
「Oculus Go」はハードウェアはとても使いやすく設計されているように思えるので、あとはOculus Goを活かした使い方が提案されれば一気に普及する可能性がありますし、逆にOculus Goでやりたいことがないというのであれば、普及に苦戦するかもしれません。
「Oculus Go」のスペックでは、ハイエンドな3DCGのVRゲームをゴリゴリ動かすといったことはまだ厳しいと思うので、実際のところは2D動画の再生や、180°動画の再生といった用途で活躍することに期待されます。
特に最近は、「Netflix」などのビデオストリーミングが流行りなので、Oculus Goでビデオストリーミングを楽しむといった使い方が流行るかもしれません(参考: Oculus Goを早速開封&トライ! VRコンテンツだけじゃなく非VR系のパーソナルビューワーとしてもアリな感じ)。
もしも、「Oculus Goでの動画視聴が快適すぎて、スマホやタブレットには戻れない」なんてことになれば、「Oculus Go」がヒットする可能性もあるかもしれませんね。
▼「Oculus Go」はこちら
最後に
今回は、『「Oculus Go (オキュラス・ゴー)」が発売!遂にVRの普及が始まる?』についてご紹介しました。
特に、「最近のスマホは真新しさがなくてつまらない」と感じている方も多いと思うので、そろそろスマホに代わる新しいデバイスが必要な時期だと思います。
「Oculus Go」は値段も手頃なので、「前からVRに興味があったんだよね」と新しいもの好きのユーザー層をガッツリと掴めるかもしれません。
また、最近は問題続きだったFacebook社も、「Oculus Go」を契機に汚名返上できるかもしれません。
ちょうど映画「レディ・プレイヤー・1」がヒットしていますが、映画のようにVRが私たちの生活の一部になる日も案外近いかもしれませんね。