iTunes StoreはApple Videosになる?iBooksがApple Booksに変更!

WWDC18において、2010年から続いてきたアップルの電子書籍配信サービス「iBooks」のブランド名が、「Apple Books」へ変更され再デザインされることが発表されました(参考: iBooks gets a redesign and new Apple Books branding in iOS 12)。

アップルのサービス名の変更をめぐっては、2017年にも「iTunes Podcasts」が「Apple Podcasts」へ変更された例がありました(参考: Apple、「iTunes Podcast」のブランド名を「Apple Podcasts」に改名)。

このように、アップルはコンテンツ配信のサービスにおいては、おそらく「Apple」の名前を前面に押し出して、ブランド名をより分かりやすくしたいという意図があると思われます。

ここで気になるのが、次は2003年から続いてきた「iTunes Store」というブランド名がどうなるのかということです。

「iTunes」は音楽の従量制ダウンロード販売を終了して、定額制の「Apple Music」に1本化するという噂が度々流れています(参考: iTunes Storeでの音楽ダウンロード販売、2019年3月31日で終了か)。

果たして、今後はどうなるのでしょうか。

※追記: iTunes Storeの映画はApple TVアプリで配信されることになり、サブスクリプションは「Apple TV+」になりました。

iTunes StoreはApple Videosになる?

もしも「iTunes Store」の音楽配信が終了してしまったら、あとは映画配信テレビ番組(日本未対応)の配信のみが残ることになります。

そもそも「iTunes」の「Tune」とは楽曲のことなので、音楽配信のない「iTunes Store」とは名前が矛盾してくるわけです。

そこで考えれるのが、「iTunes Store」の名称を、「Apple Videos (アップビデオズ)」に変更し、そこで「映画」と「テレビ番組」の配信を引き続き行うということです。

「Apple TV 4K」では、すでに「映画」と「テレビ番組」がそれぞれ別々のアプリで用意されていることからも、「iTunes Store」のブランドを廃止して、「Apple Videos」にリブランディングされるのは合理的なのです。

また、この名称変更によって、定額制音楽配信の「Apple Music」、ポッドキャストを配信する「Apple Podcasts」、書籍配信の「Apple Books」、映画とテレビ番組配信の「Apple Videos」といった具合に、サービス名に統一感が出てスッキリとします。

ちなみに、「iTunes Store」の映画配信は2017年に4K HDR対応、2018年にDolby Atmos対応とアップデートを続けているので、音楽配信のように終了してしまうことは考えにくいです。

やはり、アップルの映画配信サービスは、「iTunes」の名を捨てて生き残るのが筋と言えそうです。

※追記: iTunes Storeの映画はApple TVアプリで配信されることになり、サブスクリプションは「Apple TV+」になりました。

▼「Apple TV 4K」はこちら

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Apple(アップル)

最後に

今回は、『iTunes StoreはApple Videosになる?iBooksがApple Booksに変更!』についてご紹介しました。

ここで気になってくるのが、「iTunes Store」の音楽配信が終了した後の、PC・Mac向けの「iTunes」のソフトがどうなるかです。

過去に「iPhoto」が廃止されて「写真 (Photos)」に統合された経緯からも、「iTunes」のソフトが廃止されてiOSのように「ミュージック」や「ビデオ」といった代わりのソフトが用意される可能性はあります。

iPodが販売終了してしまった今では、「iTunesと同期する」という言葉も死語になってしまったので、「iTunes」のソフトそのものが廃止されるのは合理的かもしれません。

果たして、アップルの「iTunes」のブランドが今後どうなっていくのか、注目ですね。