インスタグラムの「IGTV」が流行らないかもしれない4つの理由!

2018年6月22日
[最終更新日]2018年06月28日

インスタグラム (Instagram)」といえば、月間アクティブユーザー数が世界10億人を突破するなど、今最も勢いのあるSNSです(参考: Instagramの月間アクティブユーザー10億に到達、IGTVは広告媒体としての魅力増大か)。

そんな「インスタグラム」は、これまでも写真の投稿のみならず、短い動画の投稿機能や、24時間で自動消滅する「Stories (ストーリー)」などの新機能を続々と展開してユーザーの人気を獲得してきました。

そして、インスタが米時間2018年6月20日に新たに発表したのが、「IGTV (アイジーティーヴィー)」というサービスです。

この「IGTV」では、専用のチャンネルを作成することで、これまで1分までに制限されていた動画投稿が最大60分に拡張されます(フォロワー数の少ないユーザーは10分まで)。

「IGTV」はスマホでの視聴に特化するために「縦動画」が強制されます。ライブ配信には未対応ですが、将来的には対応したいという姿勢のようです。

果たしてこのインスタグラムの新機能、「IGTV」は流行るのでしょうか。今回はあえて、流行らないかもしれない理由を考えてみました。

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インスタグラムのIGTVが流行らないかもしれない4つの理由

1. 縦動画は見づらい

1つ目のインスタグラムのIGTVが流行らないかもしれない理由は、「縦動画は見づらい」です。

そもそも人間の目は左から右に向けて物を見る習性があります。そのため、動画を見る際も縦長よりも横長のものを無意識に好んでいるのです。

これは映画の歴史を見ても当てはまることで、最初は正方形に近いアスペクト比だった「1.33:1」から、だんだんとビスタサイズである「1.85:1」、さらにはシネマスコープサイズの「2.35:1」へと時代とともに横に広がっていきました(参考: 画面アスペクト比)。

テレビや動画配信も同様に、かつてはアスペクト比「4:3」だったものが、今ではより横に長い「16:9」が主流になりました。

このように、人類は「横長の動画」を好む傾向があるのです。

また、これまでも「IGTV」のように、「これからは縦動画の時代だ!」と豪語して「C Channel」というサービスが2015年より始まりましたが、実際のところあまり流行っていません

こう考えると、やはり縦動画は合理的ではないのかもしれませんね。

2. スマホで長時間動画の視聴は疲れる

2つ目のインスタグラムのIGTVが流行らないかもしれない理由は、「スマホで長時間動画の視聴は疲れる」です。

長時間の動画を見るときは、PCやテレビ、タブレットなどのように、足が固定されたもので、かつある程度画面サイズが大きいもので見ることが好ましいです。

スマホは手で持って使うことが前提なので、動画の視聴中はずっと手に持っていないといけなくなります。30分の動画なら30分、60分の動画なら60分間スマホを持って小さなディスプレイを見続けないといけないので、これは疲れてしまいます

そのため、そもそも縦横に関係なく、スマホは長時間動画の視聴には向いていないのです。

かといって、「IGTV」をPCタブレットテレビで見ようとすると、今度は縦動画が見づらくて困ってしまうという事態になります。

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3. ギガが減りまくる

3つ目のインスタグラムのIGTVが流行らないかもしれない理由は、「ギガが減りまくる」です。

これはスマホで動画を見る際の宿命なのである種しょうがないことです。

また、Wi-Fiに接続できるようなカフェや自宅などであれば、PCやタブレットを広げて動画を見ることができるので、わざわざスマホで動画を見る必要がありません

スマホ特化の「IGTV」をどこで見ることが多いかと考えると、やはり屋外になります。しかし、屋外でスマホを手に持って60分も動画を観続けることがあるのか疑問です。屋外であればせいぜい1分が限度だと思われます。

4. 市場が飽和している

4つ目のインスタグラムのIGTVが流行らないかもしれない理由は、「市場が飽和している」です。

すでに動画配信サービスには、「YouTube」、「Netflix」、「Amazon Prime Video」、「Hulu」、「iTunes Store」、「Vimeo」、「C Channel」など、数多くのサービスが参入しまくって市場が飽和している状態です。

すでに、見ても見ても見きれないほどの動画がこれらのサービスで配信されているので、ここにさらに新しい動画配信プラットフォームを作られても、これ以上はお腹いっぱいで食べきれないと思います。

正直なところ、なぜ2018年になって新たに動画投稿サービスを始めるのかという理由もいまいちピンときません。動画投稿サービスは、YouTubeが勝ち、市場のスタンダードとなっています。もう勝負はついているのです。

最後に

今回は、『インスタグラムの「IGTV」が流行らないかもしれない4つの理由!』についてご紹介しました。

もちろん、実際に「IGTV」が流行るか流行らないかは分かりません。「IGTV」が大ヒットして、縦動画の時代がやってくるということも、なくはないと思います。

ただ、インスタグラムの発表会の様子を見る限りでは、「若者は40%テレビを見なくなった」、「スマホの利用が60%増えた」だから「IGTV」が主流になるといった具合に、ちょっとフワフワしている印象を持ちました。

若者がテレビを見なくなっているのは間違い無いですが、横動画を見なくなっているわけでは決して無いです。若者に人気のYouTubeもNetflixも横動画が主流です。

それと、先例である「C Channel」が大してヒットしてないのを見ると、「IGTV」の未来もなんとなく見えてしまいます。

これから「IGTV」がどれくらいヒットするのが、目が離せないところです。

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