Lightningが廃止されない3つの理由!USB-C to USB-Cにはならない?

2018年8月8日
[最終更新日]2018年10月31日

最近はiPhoneやiPadを急速充電できる「Lightning to USB-Cケーブル」なるものが密かに人気を集めています。

この「Lightning to USB-Cケーブル」とPD急速充電対応のUSB-C電源アダプタを使うことで、標準付属の「Lightning to USB-Aケーブル」を使うよりも何倍も高速でiPhoneやiPadを充電することが可能なようです。

しかしながら、ここで「いっそiPhone・iPadもMacみたいにUSB-C to USB-Cケーブルにしちゃえばいいんじゃない?」と思っている方も多いと思います。

確かにiPhone・iPadにもUSB-C端子を採用することは合理的に思えるのですが、アップルの姿勢としては今後もLightning端子を廃止せずに継続し続ける姿勢のようです。

そこで今回は、「アップルがLightingを廃止しない3つの理由」について見ていきましょう。

なぜLightningは廃止されることはないのでしょうか。

※追記18.10.31: 2018年モデルのiPad ProではLightningが廃止になりました。今後の他の製品におけるLightningの扱いがどうなるかは不明です。

Ads by Google

Lightningが廃止されない3つの理由

Lightningが廃止されない理由1. 本体が分厚くなってしまう

1つ目のLightningが廃止されない理由は、「本体が分厚くなってしまう」です。

Lightningを廃止してUSB-Cを採用するのには、まずはデザイン面に関する制約があります。

そもそもLightning端子よりもUSB-C端子の方が少し大きいというのもありますが、ケーブルの仕様としてもLighting端子はオス側に認証チップが搭載されていて、USB-Cはメス側に認証チップが搭載されているという違いがあります。

そのため、もしもiPhoneのLightning端子をUSB-Cに代えてしまうと、本体が今よりもずっと分厚くなってしまうのです。

実際にUSB-Cが採用されているスマホを見れば分かるのですが、USB-C端子の部分だけボコッと大きくなっているのを確認できると思います。

このように、USB-C端子のメス部分は見た目以上にスペースを必要とするので、デザイン面の問題からLightningが廃止されないのかもしれません。

Lightningが廃止されない理由2. 安全性の問題

2つ目のLightningが廃止されない理由は、「安全性の問題」です。

かつて2000年代のiPodブームの時に、サードパーティから粗悪な30ピンケーブル(Lightningの前身)が発売され、iPodが出火するという問題が発生していました。

アップルはこの問題に対応するために「MFi認証」という基準を設け、現在発売されているサードパーティのLightningケーブルのほとんどがMFi認証を受けたものになっています。

Lightinig端子は主にアップル製品にしか採用されていないので、アップルにとってもこの「MFi認証」を管理するのが楽なわけです。

しかし、iPhone・iPadがUSB-C端子になってしまうと他のスマホやPC向けに作られたUSB-C to USB-CケーブルがiPhone・iPadで使われることになるので、iPod時代のように発火などの不具合を起こす心配が出てくるわけです。

このように、アップルとしてもLightinigを廃止しないで、「MFi認証」で管理したいという狙いがあるのかもしれません。

Ads by Google

Lightningが廃止されない理由3. Lightning搭載端末のリプレイスが大変

3つ目のLightningが廃止されない理由は、「Lightning搭載端末のリプレイスが大変」です。

アップルはLightningの規格をとても気に入っているので、アップルが手がける全てのバッテリー搭載デバイスにはLightning端子が採用されています。

iPhone、iPad、AirPods、Apple Pencil、Siri Remote、Magic Mouse 2、Magic Keyboard、Magic Trackpad 2などなど、アップル純正の製品だけでも多く出ているのに加えて、サードパーティの周辺機器などにもLightning端子が搭載されたゲームコントローラー(Steel Series Nimbus)などもあります。

そのため、もしもLightingを廃止してしまうと、アップルはこれらの製品すべての端子をUSB-Cにリプレイスする必要が出てきます。

もちろん、アップルはこれまでも端子の総替えを何度もやってきました。FireWireやThunderbolt、30ピンコネクタなどなどです。

しかし、Lightning搭載デバイスの普及台数は、マイナーだったFireWireやThunderboltとは訳が違います。もしもLightiningを廃止すると、これまでとは比較にならない規模で世界中の多くのユーザーが困惑することになるのでしょう。

そう考えると、アップルはそこまでのリスクを冒してまでLightningを廃止するとは考えにくいです。このままLightningを継続した方が、アップルにとっても、ユーザーにとってもベストなのではないでしょうか。

▼アップル純正のLightning USB-Cケーブルはこちら

最後に

今回は、『Lightningが廃止されない3つの理由!USB-C to USB-Cにはならない?』についご紹介しました。

このように、アップルは今後もLightningを廃止することはないと思われます(断定はできませんが)。

もちろん、Lightningやらmicro USBやらUSB-Cやらと、「いったい何種類のケーブルを持ち運べばいいんだ」と困惑している方も多いと思います。

この問題に関しては、今後はワイヤレス充電のQiの普及で少しはましになるかもしれません。Qiは共通の規格なので、ケーブルの端子を気にする必要はなくなってくるでしょう。

少なくとも、現在micro USBを採用しているモバイルバッテリーなどのデバイスは、全てUSB-Cに変更することが可能なはずなので、将来的に必要なケーブルはLightningとUSB-Cの2種類だけになると思います。

アップルが今後Lightningをどのように扱っていくのか、注目したいところですね。

Ads by Google