オンライン(ネット)の影響力がオフライン(現実)を超える日が近い?

昨今はあらゆることが「インターネット」でできる時代になりました。

Amazonやメルカリを使えば店舗に行かずともネットだけで買い物ができてしまいます。

Apple MusicやSpotifyを使えばCDを借り・買いに行かなくてもネットだけで音楽が聞けますし、Netflix、Amazon Prime Video、Huluを使えば映画・ドラマだってDVDを借り・買いに行かずにネットで見ることができ、KindleやApple Booksを使えば本屋に行かなくても本やマンガもネットで読めます。

さらに、銀行口座の残高照会振り込みもネットでできてしまうので銀行の支店やATMに行く必要はありませんし、株や為替の取引もネットでできてしまうので証券会社に行く必要もありません。

そしてニュースも、新聞やラジオ、テレビから得るしかなかったものが、今やネットで瞬時に得ることができます。

このように、現代社会はあらゆることがインターネットでできるようになってしまったので、必然的にインターネットそのものの影響力も大きくなってきているわけです。

果たして、今後はこのようなオンライン(ネット)の影響力がオフライン(現実)を超える日が来るのでしょうか。

オンライン(ネット)がオフライン(現実)を超える日が近い?

1. オフラインよりオンラインの滞在時間の方が長くなってきた?

街を歩いていると、信号待ちや電車待ち、あるいは電車内やバス内、さらにはカフェなど、どこにいてもスマホにかじりついてる人々を見かける機会が多くなってきたと思います。

街でスマホをいじっている人々が見ているものは、ニュースやメッセージ、SNS、動画など、実にさまざまだと思います。

そして、スマホでどのサービスを使っていようとも、彼らはオンラインの状態であることは間違いありません。

そうです、人々は外にいる時であってもオンラインに滞在する時間が長くなってきているのです。

スマホが普及する前までは、ガラケーではできることが限られていた(メールとミクシィくらい)ので、オンラインの状態でいるためにはパソコンからアクセスするのが一般的でした。

また、日本ではパソコンは1人1台所有するほど普及してはおらず、せいぜい1家に1台程度だったと思います。

それがスマホの登場によって、1人1台コンピュータを所持する時代になり、それにともなって人々のインターネットの利用時間も爆発的に増加しました。しかも、場所を問わずにアクセス可能になったわけです。

これによって、徐々にネットにアクセスしていない時間よりも、ネットにアクセスしている時間の方が多くなってきているのです。

つまり、オンラインはオフラインよりもより重要度が増しているということです。

2. 「所詮ネットの書き込み」とは言えなくなってきた?

スマホが普及する以前の2000年代を思い出してみると、インターネットの投稿というのは「所詮ネットの書き込み」という程度の扱いで、それほど社会に影響を与えることは大きくありませんでした

例えば、有名人などがなにかのはずみで炎上するというのは2000年代からよくあったことなのですが、当時はほとんどの人々はわざわざパソコンを開いてネットにアクセスして、そういった炎上を目にする機会すらなかったので、大して大きな問題にはならなかったのです。

しかしながら、スマホが普及して1人1台インターネットにアクセスできるコンピュータを手にすると、何気なくスマホのニュースサイトやSNSなどを見ることで、ふつうの人々がそういった炎上を発見する機会が増えていきます

すると、これまでは大したことがなかったような炎上も、燃え広がって謝罪会見を開くまでに至るという大炎上に発展していくわけです。

かつては「所詮ネットの書き込み」として軽視して何の対策も取ってこなかったツケもあって、現在でもネットの書き込みに対する対策や予防策もあまり備わっていないと思います。

このように、今やネットの書き込み1つで社会が大きく動くこともある時代になったのです。

3. オンラインを制するものはオフラインを制する?

このように、これからの時代はますますオンライン(ネット)がオフライン(現実)に与える影響力が大きくなっていくと思われます。

これまでは、「有名人」といえばテレビで活躍する人たちでしたが、今後はネットで活躍する人たちが「有名人」と呼ばれるように変わっていくでしょう。

すでに現代の小学生たちにとっては、テレビのお笑い芸人よりもヒカキンのようなユーチューバーの方が存在感が大きいです。

現代はまだまだテレビの有名人は知名度がありますが、今の小学生たちが大人になっていく2030年代には「テレビに出ている人が誰だか分からない」という若者が増えている可能性もあります。

このように、ユーチューバーに限定せずとも、ネットで活躍する有名人というのが、これからはますます影響力を増していくのではないでしょうか。

つまり、オンライン(ネット)を制するものはオフライン(現実)を制する時代になっていくということかもしれません。

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最後に

今回は、『オンライン(ネット)の影響力がオフライン(現実)を超える日が近い?』についてご紹介しました。

オンライン、インターネットの影響力というのは、今後もますます拡大していくことが予想されます。

2020年代には今の4Gよりもさらに高速通信が可能となる5Gも始まるので、現代以上に仕事や娯楽、メディアなどにおけるネット依存率というのは高くなっていくでしょう。

もしかすると、今後はIoTやウェアラブルデバイスの進歩によって、朝起きてから夜寝るまでの間、ずっとインターネットオンラインの状態が当たり前という未来がやってくるかもしれません。

もしもそんな未来が来てしまったら、オフラインという言葉自体が死語になっているかもしれませんね。