LGのテレビ「UJ630Aシリーズ」でARCや光デジタル出力すると音が飛ぶ?

LGの販売する4K HDRテレビ「UJ630Aシリーズ」では、ある不具合が確認されています。
それは、HDMI ARCや光デジタルの音声出力を使って、外部スピーカーやサウンドバーなどを使っていると、しばしば音飛びが発生するというものです。
具体的には、数分おきに、音が一瞬ブツっと途切れるのです。そのため、映画を見ているときなどはセリフが飛んでしまうのでかなりうっとうしく感じます。
この症状の対象となるのは、43UJ630A、49UJ630A、55UJ630A、65UJ630Aの4機種となります。
そこで今回は、LGのテレビ「630Aシリーズ」でARCや光デジタル出力すると音が飛ぶという症状の確認と、対処法について見ていきましょう。
同様の症状で困っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
LGのテレビ「UJ630Aシリーズ」でARCや光デジタル出力すると音が飛ぶ
問題の発生条件を確認
まずは、LGの4K HDRテレビ「UJ630Aシリーズ」で音飛びが発生する条件を確認していきましょう。
この音飛びの不具合は、全ての条件で発生するわけではなく、HDMI入力の音声をHDMI ARCまたは光デジタルで出力したときのみに発生するようです。
そのため、テレビの音声を出力するときは、音飛びが発生しません。UJ630Aシリーズでテレビ放送やYouTube、Netflix、Amazonプライム・ビデオなどの音声をHDMI ARCや光デジタルで外部出力しても、問題は発生しないようです。
ちなみに、HDMI入力の音声をテレビのスピーカーから出力した際は、音飛びは発生しません。
これらを考慮すると、おそらくHDMI入力の音声を外部出力する際に、なんらかの不具合が起きているようです。
もしこれがハードウェアレベルの不具合であれば、ソフトウェアアップデートで改善される見込みも薄そうです。
問題の対策
この問題を解決するためには、HDMI入力の音声をテレビから出力しなければいいということになります。
つまり、HDMI入力のあるスピーカーやサウンドバーに直接HDMIケーブルを接続して音声出力すればいいのです。
HDMI入力端子のついているアンプやサウンドバーには、ヤマハのYAS-108や、ソニーのHT-Z9Fなどがあります。
もちろん、複数のHDMIデバイスを使いたい方は、HDMI入力端子の多いアンプやサウンドバーを選ぶか、使うたびにHDMI端子を差し替える必要が出てきます。
ヤマハのYAS-108はHDMI入力端子が1つしかないので、2台以上のHDMIデバイスを使いたい方は、ソニーのHT-Z9FなどのHDMI入力端子が複数あるサウンドバーやアンプを選択した方がいいかもしれません。
逆に、HDMIデバイスは1台しか使わないという方は、YAS-108のようなサウンドバーがおすすめになります。
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最後に
今回は、『LGのテレビ「UJ630Aシリーズ」でARCや光デジタル出力すると音が飛ぶ?』についてご紹介しました。
LGの4K HDRテレビ「UJ630Aシリーズ」は、価格が安くて画質も良く、webOS内蔵で多機能なため、とてもコスパのいい製品なのですが、この音声出力の不具合だけは残念な部分です。
多少の音飛びであれば我慢して使おうと思っていたのですが、映画の大事なシーンなどで何度もセリフがブツッと途切れるとさすがに「あ“ーーー!!!」ってなります。
ちなみに、この件に関してLGに問い合わせてみたのですが、「初期化して直らなかったら諦めて」といった対応で、初期化しても直らなかったので諦めました。
そんなわけで、もしもLGのUJ630Aシリーズを使っていて、音声出力の音飛びに困っている方は、HDMI入力対応のサウンドバーやアンプを使ってみてはいかがでしょうか。