現金主義の人の4つの理由!なぜキャッシュレスが嫌いなのか
2019年10月から消費税が10%に引き上げられる予定です。そしてそれに合わせて、一部の物やサービスが8%に据え置かれる軽減税率というものも導入される予定です。
さらに、この増税で消費が落ち込まないように政府はキャッシュレス決済時に2%還元のポイントを導入するというプランもあるようです(参考:2%値上げ分ポイント還元=キャッシュレス普及促す-消費増税対策)。
しかしながら、キャッシュレスの話になると、「キャッシュレスなんて嫌だ」、「支払いは現金じゃないと嫌だ」という声も多いのも事実のようです。
今やネットショッピングなどにおいても、ほぼカード決済が主流であるのにも関わらず、なぜここまで現金にこだわる人たちが多いのでしょうか。
今回は、「現金主義の人の4つの理由」についてご紹介していきます。
現金主義の人の4つの理由
現金主義の人の理由1. 機械類が苦手である
1つ目の現金主義の人の理由は、「機械類が苦手である」です。
現金をやめてキャッシュレスを導入するためには、クレジットカード/デビットカードや、IC系の電子マネー、スマホのQR決済などを利用する必要があります。
若者なら割とすんなり使えるかもしれませんが、中高年になってくるとこういった「機械類の扱いが苦手だ」、「どうやって登録するのかも、どうやって使うのかも分からない」という人も多いようです。
現金であれば、使う側も、店舗側も難しい電子機器類に一切触れる必要がないので、機械が苦手な人にとっては楽であると言えるかもしれません(最近の現金レジもボタンが多くて複雑ですが)。
現金主義の人の理由2. 金銭管理ができない
2つ目の現金主義の人の理由は、「金銭管理ができない」です。
よくクレジットカードを使いたくない理由として挙げられるのが、「使いすぎてしまうから」という理由です。
実際に、現金決済よりもカード決済の方が支出が増えるという調査結果もある(参考: クレジットカードだと支出が2割も増える)ことに加えて、クレジットカードを使いすぎて後で引き落としできなくなるというケースも多いのも事実です。
しかしながら、現金でもカードでも破産する人は破産するというのも事実で、前借りで使いすぎることが心配な人は口座引き落としのデビットカードにするという手段もあります。
とどのつまりは、自己管理できないことが原因なのではないでしょうか。
現金主義の人の理由3. 衛生面が気にならない
3つ目の現金主義の人の理由は、「衛生面が気にならない」です。
現金は物理的に日々色んな人の手を渡り歩いています。当然ながら、その結果としてお金は菌が付着しまくりかなり汚れています(参考: お金は本当に汚いのか)。
よく、町の階段の手すりや電車のつり革に触りたくないという人がいますが、それとは比較にならないほどお金は汚れているです。
そのため、現金主義の人はそういった衛生面の汚れが気にならない人なのかもしれません。
個人ならいいのですが、もしも飲食業を営んでいる人で衛生面が気にならないような人であれば、かなり注意した方がいいと言えます。
そういった人は食器類をちゃんと洗っていない可能性もありますし、賞味期限切れの食材を平気で使っている可能性もあるためです。
現金主義の人の理由4. 脱税している
4つ目の現金主義の人の理由は、「脱税している」です。
もしも、特に機械類が苦手なわけでも、金銭管理ができないわけでも、衛生面が気にならないわけでもないのに、なぜか頑なに現金にこだわっている人がいるとすれば、それは脱税をしていることを疑った方がいいかもしれません。
現金でのやりとりは足跡が残らないので、基本的には自己申告でやりたい放題やって税務署へ届け出ることになります。
例えば店を営んでいる人で、現金による売上が100万円あったとしても、わざと過少申告して50万としておけば、支払う税金の額も少なくなります。つまり、現金は脱税し放題なのです。
このような脱税行為が、中小零細の自営業の間でまかり通っているようです(参考: その行為、「脱税」です!税務調査で発覚しやすい5つのケース)。
もしかすると、「キャッシュレスは手数料がかかるから嫌だ」というのは建前に過ぎなくて、本当は「脱税できなくなるのは困る」というのが現金主義のお店の本音なのかもしれません。
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最後に
今回は、『現金主義の人の4つの理由!なぜキャッシュレスが嫌いなのか』についてご紹介しました。
このように、現金主義の人にはさまざまな理由があるようです。
とは言っても、案外「現金でもキャッシュレスでもどっちでもいいよ」という人も多いと思います。
特に都市部の人はSuicaのなどのICカードを高い確率で持っていますが、それでもレジではなんとなく現金払いという人も多いと思います。
その理由としても、レジでいちいち「Suicaで」や「カードで」というのがめんどくさいということや、スムーズに支払えなくてまごついてしまうなら最初から現金で払ってしまえというリスク回避の面もあると思います。
しかしながら、徐々にレジでもICカードやクレジットカードで支払う人たちが増えてくると、「じゃあ自分もキャッシュレスで」という風に案外すんなり受け入れられるものだと思います。
日本における完全キャッシュレスはまだまだ先になりそうですが、これからは徐々に利用者が増えていくのかもしれませんね。