iPhoneが売れ行き不振の3つの理由!なぜ売れてない?

2019年1月29日
[最終更新日]2019年05月01日

アップルの「iPhone」といえば、言わずと知れたスマートフォンを代表する機種で、日本をはじめ世界でも人気が高いデバイスとなっています。

そんな人気のiPhoneなのですが、最近はポジティブではないニュースをよく目にします。

iPhoneはこれまで新機種を発売する度に飛ぶように売れてきたのですが、2018年10〜12月のセールスは前年同期比22%減となってしまったようです(参考: 中国で「iPhone」出荷台数が22%減–2018年Q4調査)。

iPhoneの販売数が減少した理由には、米中貿易戦争などの影響で中国でiPhoneが売れなかったことがニュースでよく言われていますが、実は他の先進国でも新型iPhoneの販売が予想よりふるわなかったとクックCEO自ら述べているようです(参考: Apple業績下方修正 iPhone買い替え進まず)。

つまり、iPhoneは中国だけでなく他の国でも販売台数が減少しているのです。

そんなわけで今回は、「iPhoneが売れ行き不振の3つの理由」について見ていきましょう。

一体なぜiPhoneは売れなくなったのでしょうか。

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iPhoneが売れ行き不振の3つの理由

iPhoneが売れ行き不振の理由1. 買い替えサイクルが3〜4年に伸びた

1つ目のiPhoneが売れ行き不振の理由は、「買い替えサイクルが3〜4年に伸びた」です。

これまでのiPhoneというのは、だいたい2年ごとに買い換えるという流れが主流でした。

その理由は、従来のiPhoneは2年も経つと性能や機能が劇的に進化していたので新しい機種が欲しくなる人が多かったのと、OSをアップデートすると旧機種は動作がモッサリとして使いづらくなっていたことも理由としてあると思います。

そのため、キャリアの2年縛りや分割払いが終わる2年単位で買い換える人が多かったのではないでしょうか(かつては乗り換えキャッシュバックなども盛んでした)。

実際に、2010年のiPhone 4、2012年のiPhone 5、2014年のiPhone 6、2016年のiPhone 7あたりまでは、処理能力が劇的に向上したり、カメラの性能が進化したり、本体サイズが薄くなったり、画面サイズが大きくなったり、防水や電子マネーに対応したりと、大きな進化がありました。

ところが、そんなiPhoneの進化にも最近は限界がきているところがあって、2017年のiPhone 8、iPhone X、2018年のiPhone XS、XS Max、XRは確かにすごいのですが、もはやユーザーが日常的に良さを実感できる範囲の進化を超えてしまっている感があるのです。

新しいベゼルレスデザインやFace IDはすごいのですが、従来のTouch IDでも不満はなかったですし、Geekbenchのベンチマークスコアが100,000を超えるようなパソコン並みの性能になっても(参考: iPhone XS Benchmarks)、日常生活でそれを実感できる機会はないと思います。

すなわち、ほとんどのユーザーが日常的に使っている、ウェブブラウザやメッセージアプリ、SNS、動画アプリなどを利用する範囲では、旧機種のiPhone 7でも最新機種のiPhone XSでも体験に大きな違いがなくなってきたのです

また、従来と違って旧機種でも最新OSがサクサク動いてしまうことも買い替えが進まなくなった理由かもしれません。

加えて、iPhone自体の価格も高くなっている傾向があるので、購入から2年経っても「今使ってる機種でまだ使えるよね?」と考えるユーザーが増えたのではないでしょうか。

このように、買い替えサイクルが3〜4年に伸びたことがiPhoneの売れ行きが悪くなっている原因かもしれません。

iPhoneが売れ行き不振の理由2. 最新機種を選ばなくなった

2つ目のiPhoneが売れ行き不振の理由は、「最新機種を選ばなくなった」です。

iPhoneの買い替えサイクルが3〜4年に伸びたとは言っても、当然ながらiPhoneを3〜4年使ったユーザーは新しいiPhoneへ機種変更することになります。

ここでも従来と変化が起きていて、これまではiPhoneの機種変更と言えば問答無用で最新機種を選ぶユーザーが多かったのですが、今ではなんと1世代前の機種が最も人気なのです。

実際に、2018年モデルであるiPhone XS、XS Max、XRの3機種が発売された後でも、2017年モデルのiPhone 8が携帯電話販売ランキングの上位を独占し続けているという前代未聞の自体が発生しています(参考: 「iPhone XR」が「iPhone 8」を超える日は来るのか)。

これは、最新機種の値段が高いことに加えて、従来と違って「1世代前の機種でも十分だよね?」と考えるユーザーが増えたことが要因であると言えそうです。

おそらく今後も、2019年モデルのiPhoneが発売されても、1世代前のiPhone XRなどが販売ランキングに居座り続ける現象が起きると思います。

このように、従来と違ってユーザーが最新機種を選ばなくなったという変化が起きたことも、iPhoneの売れ行きが悪くなっている原因かもしれません。

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iPhoneが売れ行き不振の理由3. 中国で売れなくなった

3つ目のiPhoneが売れ行き不振の理由は、「中国で売れなくなった」です。

2018年に入ってから米中貿易戦争が加速していて、アメリカと中国の相互の貿易に対して追加関税が課されるようになりました。

これによって、中国ではアメリカからの輸入品であるiPhoneの値段が高騰し、ユーザーが手を出しにくくなっているようです。

それに加えて、ファーウェイのCFOがカナダで逮捕されたことを発端としたアップル不買運動も起きているようで、中には従業員がファーウェイの製品を買うと補助金を出すという企業も出ているようです(参考: ファーウェイ支援の動き、中国企業に広がる アップル製品の不買運動も)。

さらに、近年はファーウェイ、オッポ、シャオミなどの中国のスマホメーカーが大躍進していて、今や安価ながらもiPhoneに匹敵するクオリティの製品に仕上がってきています。

これらの要因が相まって、中国ではiPhoneが売れなくなっているようです。

言わずもがな中国のマーケットは大きいので、中国でiPhoneが売れなくなっただけでも、2017年比で250万台も販売台数が減少したという分析もあるようです(参考: 中国でのiPhone出荷台数、前年比で250万台減少したとのアナリスト分析)。

果たして、今後中国でのiPhone人気は復活するのか、それともこのまま販売台数を減らし続けていくのでしょうか。

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最後に

今回は、『iPhoneが売れ行き不振の3つの理由!なぜ売れてない?』についてご紹介しました。

このように、iPhoneの進化が限界に達していることや、値段が高騰していることなどが原因でユーザーの買い替えが進まなかったり、最新機種が避けられる傾向があるようです。

かく言う私も、2010年にiPhone 4でスマホデビューしてからずっとiPhoneを使ってきましたが、今はiPhone 7を使っていてすでに2年買い替えサイクルから脱落してしまっています。

おそらく、2019年、2020年に発売される新しいiPhoneも高額で手が出しにくいと思うので、今後もiPhoneの販売不振は続くと思います。

アップルは2007年にiPhoneを発売してから急成長してきましたが、この辺りで一旦休憩して、iPhoneに依存しない次のビジネスモデルに切り替えていく必要があるのかもしれませんね。

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