任天堂が直営店をオープン!アップルやディズニーを目指す?

任天堂は2019年秋にオープンを予定されている「渋谷PARCO (仮称)」内に初の直営店となる「Nintendo TOKYO」をオープンする予定であると発表しました(参考: 任天堂、渋谷に国内初の直営オフィシャルショップ「Nintendo TOKYO」を開設へ)。

この「Nintendo TOKYO」では、任天堂のゲーム機・ゲームソフトの販売はもちろん、キャラクターグッズの販売イベントの開催、ゲームの体験などを行なっていく予定のようです。

任天堂といえば、近年はスイッチの成功、スマホゲームへの展開、マリオの映画化、USJにアトラクションエリアを展開するなど、多方面に攻めの姿勢を見せて業績が回復・向上しています。

そして今回の直営店のオープンも、そういった攻めの戦略の1つなのでしょうか。

果たして、この「Nintendo TOKYO」は、一体どのような店舗となって、何を目指していくのでしょうか。

任天堂が直営店「Nintendo TOKYO」を開店

目指すはアップルストア?

メーカーの直営店と聞くと、真っ先に「アップルストア」を思い浮かべる方も多いと思います。

アップルストアは世界24の国に500店舗以上を展開している最も成功している直営店の1つです。

アップルストアでは、最新のアップル製品やサードパーティのアクセサリが購入できるだけでなく、スタッフからのサポートを受けたり、トゥデイ・アット・アップルのようなイベントに参加することもできます。

なによりも、店舗自体のデザインがとても素晴らしいのが魅力です。

そんなこんなで、特に用がなくてもふらっと立ち寄りたくなるのがアップルストアの良いところなのです。

任天堂の直営店も、アップルストアのように任天堂のデバイスやゲームコンテンツに触れたり、イベントを楽しんだり、スタッフからサポートを受けたり、限定グッズを購入したりできる楽しい店舗になるかもしれません。

また、東京店が成功すれば、日本の他の地域海外展開も行われる可能性があります(京都には絶対つくると思います)。

電気屋やゲーム屋にはあまり行かないという人でも、任天堂の直営店にはつい行きたくなるかもしれませんね。

任天堂が目指すのはブランド化?

おそらく任天堂が目指しているのは、さらなるブランド化ではないでしょうか。

従来のようにゲーム機とソフトを売って利益を得るビジネスモデルでは、ひとたび「Wii U」のようなハードウェア不振が起きると業績が傾いて会社の存続が危うくなってしまいます

「Wii U」の悲劇を繰り返さないためには、ゲーム販売以外の安定した収益源が必要となるのです。

そのために、ゲームのキャラクターをグッズ化、映画化、テーマパークのアトラクション、そして直営店を展開することで、ディズニーのようなブランド化を狙っているのではないでしょうか。

ディズニーもかつてはアニメを作るだけの会社でしたが、今では直営店でのキャラクターグッズの販売やテーマパークソフト(VHS・DVD)の販売、テレビ事業など多方面へ展開してブランド化しています。

「アップルが好き」、「ディズニーが好き」という人が多いように、今後は「任天堂が好き」という人が増えるようにブランド化していくことが重要になってくるのかもしれませんね。

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最後に

今回は、『任天堂が直営店をオープン!アップルやディズニーを目指す?』についてご紹介しました。

このように、任天堂が直営店をオープンすることは、ブランド化において大きな意味を持つのかもしれません。

また、人通りが多く家賃の高い渋谷に店舗を構えることは、任天堂が子ども向けのおもちゃメーカーから大人も楽しめるブランドへの変化を目指していることを象徴しているのではないでしょうか。

任天堂のゲームは世界中にファンが多いので、多方面への展開を喜ぶ人も多いのではないでしょうか。

これから任天堂がどのような躍進を遂げていくのか、とても楽しみですね。