ハリウッドが続編、リブート、リメイク、実写版ばかりになってしまった5つの理由!

2019年4月25日
[最終更新日]2019年04月25日

ハリウッド映画と言えば、これまで数々のヒット作を送り出してきましたが、近年は作品にある傾向が見られます。

2017〜2018年にはジュマンジ、ハムナプトラ、トゥームレイダー、オーシャンズ11など過去のヒット作の続編、リメイク、リブート版が公開されたことが記憶に新しいところで、2019年にはメン・イン・ブラックのリブート版が公開予定です。

また、2019年だけでもにはダンボ、アラジン、ライオンキングといったディズニーの大ヒットアニメの実写版が公開されます。

そして、MCUと呼ばれるマーベルの実写映画シリーズは、アベンジャーズエンドゲームまでに22本製作されました。

さらに、日本の漫画やキャラクターからも進撃の巨人やハローキティ、ポケモン、君の名はなどが実写化して公開予定です。

このように近年のハリウッド映画は、続編、リブート、リメイク、実写版の作品が目立つようになってきています。

一体なぜこのようなことが起きているのでしょうか。

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ハリウッドが続編、リブート、リメイク、実写版ばかりになってしまった5つの理由

理由1. 製作費の高騰?

1つ目のハリウッドが続編、リブート、リメイク、実写版ばかりになってしまった理由は、「製作費の高騰?」です。

90年代末頃からジュラシックパークやマトリックスのようなCGをふんだんに使った映画がヒットするようになりました。

観客がCGを使ったダイナミックな映画を求めるように変わってきたので、製作する側も予算をつぎ込んでCGを多用した映画を作るように変わっていきます。

2018年公開のジュラシックワールド炎の王国の製作費は1億7,000万ドル、ミッションインポッシブルフォールアウトは1億7,800万ドルと、1億ドル(約100億円以上)を超えるのが当たり前になってきました(この2作は続編)。

そして今や、ディズニーアニメもフルCGが主流になり、2018年のシュガーラッシュオンラインは製作費1億7,500万ドル、インクレディブルファミリーは2億ドルもかけて作られています(この2作も続編)。

日本で大ヒットした名探偵コナンゼロの執行人の興行収入91億円とシュガーラッシュ2の製作費の約半分であることからも、ハリウッド映画の製作費が異常な額に膨らんでいることが分かると思います。

このように、現在のハリウッドは製作費の高騰が進んでいるので、うかつに失敗すると配給会社そのものが潰れかけないというリスクを背負っているのです(かつてスクウェアは製作費1億3,000万ドルのファイナルファンタジーが失敗して潰れかけました)。

そのため、確実に製作費を回収できそうな人気タイトルの続編やリメイク、リブート、あるいは人気アニメやコミックの実写版を選択せざるを得ない状況になってきているのです。

理由2. 新規タイトルをヒットさせるのが難しくなった?

2つ目のハリウッドが続編、リブート、リメイク、実写版ばかりになってしまった理由は、「新規タイトルをヒットさせるのが難しくなった?」です。

2018年公開のハリウッド映画で、続編でもリブートでもリメイクでも実写版でもない全くの新規タイトルのヒット作というのはレディプレイヤー1、ボヘミアンラプソディ、クレイジーリッチくらいしかありませんでした。

それぞれの製作費と興行収入を見てみると、レディプレイヤー1は製作費1億7,500万ドルで興行5億8,000万ドル、ボヘミアンラプソディは製作費5,000万ドルで興行9億ドル、クレイジーリッチは製作費3,000万ドルで興行2億3,000万ドルとなっています。

レディプレイヤー1は話題になりヒットもしましたが製作費がかかりすぎたためコスパが悪く、ボヘミアンラプソディとクレイジーリッチは製作費を5,000万ドル未満に抑えつつ予想外にヒットしたので、理想的なコスパの良い映画となっています。

やはり理想なのはボヘミアンラプソディやクレイジーリッチのような予算を抑えた新規タイトルをヒットさせることなのですが、実際のところ観客が入りやすいのはマーベルやDCの実写映画シリーズや、ジュラシックパーク、ミッションインポッシブル、ハリーポッターの続編となっているので難しいようです。

つまり、予算をかけた新規タイトルは博打で、予算を抑えた新規タイトルもそもそもヒット率が低いのであまり作りたくないというのが現状のようです。

理由3. ネタがない?

3つ目のハリウッドが続編、リブート、リメイク、実写版ばかりになってしまった理由は、「ネタがない?」です。

これは、そもそもハリウッドで映画化するための題材となるネタがなくなってきたという理由です。

ネタが無くなってきたために、すでに有名なコミックやアニメを実写化したり、外国のヒット作(最強のふたりなど)をハリウッドでリメイクしたり、安定して客が入る人気シリーズの続編に頼ってしまっているのかもしれません。

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理由4. シリーズ化すると過去作も再注目される?

4つ目のハリウッドが続編、リブート、リメイク、実写版ばかりになってしまった理由は、「シリーズ化すると過去作も再注目される?」です。

これは例えば、2015年にスターウォーズフォースの覚醒が公開された時に、過去作のスターウォーズ1〜6を復習したという人も多かったのではないでしょうか(私がそう)。

あるいは、アベンジャーズの最新作が公開されると、他のマーベル作品も再注目されて視聴されるといった具合にです。

このように、シリーズものの最新作が公開されると、過去作も注目されるので、ソフトや配信の売上が増加するというメリットがあるのです。

そのため、たとえ何年も前に公開された映画でも再び稼ぐことが可能になるのでおいしいのです。

理由5. 実験的な作品はNetflixに流れてる?

5つ目のハリウッドが続編、リブート、リメイク、実写版ばかりになってしまった理由は、「実験的な作品はNetflixに流れてる?」です。

動画配信サービスのNetflixでは数多くのNetflixオリジナル映画と呼ばれるものが配信されています。

このNetflixオリジナル映画には、はじめからNetflixが企画して製作したものと、もともと劇場公開用に作られた作品の権利をNetflixが買い取ったものの2通りがあります。

Netflixオリジナル映画は、実験的な内容のものが多く微妙な作品が多いのですが、2018年は「バードボックス」や「ROMA/ローマ」などの話題作も生まれました。

特に「ROMA/ローマ」はアカデミー賞3部門を受賞したのですが、内容がアート寄りのため、おそらくまともに劇場公開していたら興行的に失敗していた可能性があります。

このように、劇場公開してもヒットしなさそうな実験的、あるいはアート寄りの映画がNetflixに流れていることもハリウッドが続編、リブート、リメイク、実写版ばかりの理由の1つかもしれません。

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最後に

今回は、『ハリウッドが続編、リブート、リメイク、実写版ばかりになってしまった5つの理由!』についてご紹介しました。

このように、製作費の高騰や新規タイトルをヒットさせるのが難しくなったこと、ネタがないこと、シリーズ化するとおいしいこと、実験的な作品がNetflixに流れていることなどが、理由として考えられます。

もちろん、マーベルの映画はおもしろいですし、興行収入を見れば全体的に増加傾向にあって、10億ドルの大台を突破する作品も増えてきています。

そのため、劇場公開の作品は予算をふんだんに使ったメジャーで大衆向けと割り切って楽しみ、実験的な映画はNetflixなどの配信サービスで楽しむという使い分けをするのがベストかもしれません。

これからハリウッド映画がどうなっていくのか、Netflixなどの動画配信サービスがどうなっていくのか目が離せませんね。

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