LGの「UJ630A」の5つの不具合!4K HDRテレビ

今回は、「LGの4K HDRテレビUj630Aの5つの不具合」についてご紹介します。

以前にAmazonでLGの2017年モデルの4K HDRテレビである「UJ630A」という機種を購入したのですが、実際に1年以上使ってみていくつか不具合が見つかりました。

私が確認できた不具合は、Amazonのレビュー欄で同様のものがいくつか見つかったため、個体による不具合ではなくUJ630Aに共通する不具合のようです。

いくつかLGのサポートに問い合わせてみましたが仕様とのことなので、うまく対応策を考えるしかなさそうです。

そんなわけで今回は、「LGの4K HDRテレビUJ630Aの不具合」について見ていきましょう。

LGの「UJ630A」の5つの不具合

1. アプリが落ちる

1つ目のLGのUJ630aの不具合は、「アプリが落ちる」です。

LGのテレビにはwebOSが搭載されていて、YouTubeやNetflix、Amazon Prime Videoといったアプリを利用することができます。

このwebOS自体は動作が軽く、使いやすくてよくできていると思いますが、UJ630Aではしばしばアプリが落ちることがあります。

例えば、YouTubeのアプリで動画を視聴している最中に、設定メニューで画質設定を変更していると、メモリ不足でYouTubeアプリが強制終了することがあります。

これはハードやOSに不具合があるというよりは、シンプルにUJ630Aに搭載されているRAMが少なすぎることが原因であるように思えます。

初期のiPhoneやAndroidスマホもRAMが少なかったため、アプリで負荷をかけすぎるとすぐ落ちていましたが、ちょうどそれと同じような現象が発生しています。

この問題の対応策としては、シンプルにアプリで動画を視聴しながら設定メニューを開かないことです。

動画を停止した状態で画質設定の変更などを行えば、負荷を減らすことができてアプリが落ちることも防ぐことができます(ちょっと面倒ですが)。

2. ARC出力で音飛びする

2つ目のLGのUJ630Aの不具合は、「ARC出力で音飛びする」です。

UJ630Aは「HDMI 2」のポートで外付けのスピーカーにARCで音声出力することができます。

ところが、ARCで外部スピーカーに出力すると、数分に1度音飛びが発生します。

この音飛びの原因は不明で、ソフトウェアアップデートでも改善されないことから、おそらくハードウェアに問題があるのではないかと思われます。

特にサラウンドで出力している時に頻繁に音飛びが発生するので、映画などの良いシーンでセリフがブツっと途切れてしまって萎えます。

この問題の対応策としては、音飛びを我慢して使うか、もしくは外部スピーカーを使うのをやめてテレビ本体のスピーカーを使うことです。

UJ630aの内臓スピーカーはそこそこ音が良い(20W)ので、映画なども割と楽しむことができます。

3. 映像がガクガクになる

3つ目のLGのUJ630Aの不具合は、「映像がガクガクになる」です。

UJ630Aでテレビ放送などを視聴していると、定期的にフレームレートが下がって映像がガクガクになることがあります。

映像がガクガクになっても数分放っておけば直るのですが、その間映像が見づらくなるので地味にイライラします。

本体の初期化や映像設定を片っ端からいじめってみても改善せず、原因は不明でした。

この問題の対応策としては、HDMI入力の場合は「ゲームモード」に切り替えることで解決することがあります(テレビ放送の場合は効果なし)。

4. パンすると白ムラが発生

4つ目のLGのUJ630Aの不具合は、「パンすると白ムラが発生」です。

UJ630aで白く明るい映像でパン(カメラを左右に振る)をすると、画面に白ムラのようなものが発生します。

特に地デジ放送はダイナミックレンジが狭くて、空の映像が真っ白に潰れていることが多いので、こういう映像で特に白ムラが顕著に発生します。

また、白ムラだけでなくディスプレイの中央付近に黒い線のようなものがうっすら映ることもあります。

原因ははっきりとは分かりませんが、おそらくパネル自体に何か問題があるようです。

この問題の対応策は特にないので、気にしないようにするしかなさそうです。

5. HDMI接続機器の電源が勝手に入る

5つ目のLGのUJ630Aの不具合は、「HDMI接続機器の電源が勝手に入る」です。

UJ630AにHDMIリンク対応のHDDレコーダーや、ゲーム機、ストリーミングプレーヤーなどを接続し、HDMIモードにしたまま電源を切ると、数分後に勝手にテレビの電源が入ります

そのため、夜中にテレビを切って寝ようとすると、電源が勝手に入り、テレビから光が発生して目が醒めるという健康被害も発生します。

原因は不明で、初期化や設定メニューも片っ端からいじっても直りませんでした。

この問題の対応策としては、テレビを切る前に入力切替で「テレビ」や機器を接続していないHDMIに合わせるか、もしくはHDMIリンクを切ってしまう(不便になりますが)かです。

新型では改善されている

このように、LGの2017年モデルの4K HDRテレビである「UJ630A」では、複数の不具合や問題が見つかっています。

しかしながら、LGの2018年モデルの4K HDRテレビである「UK6300」をサブ機に購入して使ってみたところ、今回紹介した5つの不具合は改善されていることが確認できました。

そのため、LGのテレビを買おうか迷っている方は、2018年以降のモデルであれば安心して購入して大丈夫だと思います。

また、現在「UJ630A」でゲーム機やストリーミングプレーヤーなどのHDMI機器をメインに使っている方は、勝手に電源が入る不具合がストレスだと思うので、サブ機や買い足しを検討するのはアリかもしれません(私がそうでした)。

▼2019年モデルの「UM7300」はこちら

最後に

今回は、『LGの「UJ630A」の5つの不具合!4K HDRテレビ』についてご紹介しました。

このように、LGの2017年モデルの4K HDRテレビである「UJ630A」には、複数の不具合があります。

とは言っても、普通にテレビを見たりゲームや映画の視聴をする分には、特に不便もなく使えると思います。

「UJ630A」はAmazonで安価で販売されていて、画質もそこそこ良いことを考慮すれば、許容範囲かもしれません。

テレビの買い替えサイクルを考えると、最低でも購入から5年は使いたいところですね。