もしも「Apple TV 4K」がStadiaに対応すれば最強?Arcadeもプレイ可能

2019年11月から、グーグルのクラウドゲーミングサービスの「Stadia (スタディア)」がサービスを開始します。

Stadiaは、スマホ、タブレット、PC、テレビなど、ハードウェアに縛られずにあらゆるデバイスからプレイできることがウリです。

2019年6月時点では、Stadiaに対応するとハッキリと発表されたのは、ブラウザの「Chrome」と、ストリーミングデバイスの「Chromecast」のみです。

グーグルのサービスなのでAndroid端末の対応は確実だと思いますが、それ以外のどのデバイスが対応するかはまだハッキリしていません。

そこで、もしもアップルのストリーミングボックスである「Apple TV 4K」がStadiaに対応すれば、アップルのゲーム配信サービス「Apple Arcade」と「Stadia」の両方を1台のデバイスでプレイできて最強になると思うのです。

果たして、「Apple TV 4K」がStadiaに対応する可能性はあるのでしょうか。

もしも「Apple TV 4K」がStadiaに対応すれば最強?

アップルのストリーミングボックスである「Apple TV 4K」は、4K HDR出力に対応していることに加えて、2019年秋から始まるゲーム配信サービス「Apple Arcade」にも完全対応します。

そのため、Apple TV 4Kに「Stadia」が対応すれば、1台でApple ArcadeとStadiaのゲームを全てプレイすることができるのです。

これによって、Apple Arcadeではインディーゲーム、Stadiaではメジャーゲームと、幅広いゲームをApple TV 4Kで遊べるようになります。

「Apple TV 4K」は、A10X Fusionチップと3GBのRAMを搭載する高性能な端末で、ギガビットイーサネットも標準搭載しているため、スペック的にはクラウドゲームにも十二分に対応できます。

また、Apple TVではtvOS 13よりPS4とXbox Oneのコントローラーに対応することが発表されたので、PS4とXbox OneのコントローラーでStadiaを遊ぶこともできるかもしれません。

このように、Apple TV 4KにStadiaが対応することで、あらゆるゲームが1台で遊べて便利になるのです。

グーグルにとっては対応プラットフォームが多い方が良い?

では、実際のところ「グーグルのStadiaがApple TV 4Kに対応する可能性はあるのか」という疑問ですが、これは十分にあると言えそうです。

その理由は、シンプルにグーグルにとってはStadiaに対応するデバイスが多ければ多いほど良いからです。

すでに、グーグルの動画投稿サービスYouTubeは、ほぼ全てのスマホ、タブレット、PC、ストリーミングデバイス、スマートテレビ、ゲーム機などに対応しています(Fire TVは揉めていましたが)。

そして何より、グーグル自身がStadiaがデバイスを問わずにプレイできることをウリにしているので、ストリーミングボックスである「Apple TV 4K」に対応するのも自然な流れだと思います。

配信コーデックはVP9?HEVC?

StadiaのApple TV 4K対応の際にネックになってくるのが、配信される動画コーデックです。

グーグルはすでに、4K HDRは最低30Mbpsの通信速度でプレイできると発表していますが、これはおそらくH.264ではなく圧縮率の高いVP9を使用しているためと思われます。

ここで問題になってくるのが、アップルの製品は基本的にVP9に対応していないということです(MacはChromeで対応可)。

Stadiaをアップル製品でプレイする場合はVP9が使えないため、圧縮率の低いH.264で代用するのか、それともアップル対応のHEVCを使うのかでゲームプレイ時の快適さも変わってくることになります。

iPhoneは年間2億台以上出荷される人気製品のため、StadiaがiPhoneに対応してくるのは必須だと思います。

そう考えると、StadiaがHEVCに対応してくる可能性もありそうです。

▼「Apple TV 4K」はこちら

最後に

今回は、『もしも「Apple TV 4K」がStadiaに対応すれば最強?Arcadeもプレイ可能』についてご紹介しました。

このように、Apple TV 4KがStadiaに対応することで、1台でApple ArcadeとStadiaのゲームが遊べて便利になります。

「Apple Arcade」ではインディーゲームが中心に配信されますし、「Stadia」ではメジャーゲームを中心に配信されるので、タイトルが重複せずに幅広くカバーできることになります。

果たして、StadiaがApple TV 4Kに対応するのかどうか、今後も注目ですね。