Netflixは正念場?ディズニーとワーナーが消える損失は大きい

2019年7月18日
[最終更新日]2019年07月18日

動画配信サービス「Netflix (ネットフリックス)」の2019年4〜6月は、世界会員数が280万人の純増だったようです(参考: ネットフリックス株急落、米会員数が予想外の減少-失速の兆候)。

Netflixの予測では500万人増となっていたため、大幅に伸び悩んだことになります。

また、値上げの影響からかアメリカの会員数が13万人減少しており、これは2011年以来の会員減になるようです。

まさに、Netflixにとっては正念場を迎えているところです。

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Netflixは正念場?

Netflixは世界で1億5150万人の有料会員を持つ、世界最大手の定額動画配信サービスです(参考: Netflix、会員数の伸び鈍化「競争は激化するが成長の余地は十分ある」)。

Netflixは、これまで主流だったDVDレンタルから、見放題の動画配信サービスへの変革を実現させたパイオニアでもあります。

そんなNetflixはこれまで飛ぶ鳥を落とす勢いで成長してきたのですが、現在は正念場を迎えています。

これまでNetflix内にコンテンツを提供してきたディズニーとワーナーが独立し、自社サービスを始めることが決まっているためです。

ディズニーは2019年11月に「Disney+ (ディズニープラス)」を、ワーナーは2020年に「HBO Max (エイチビーオー・マックス)」を開始する予定で、それに合わせてNetflixからコンテンツを引き上げることも決まっています。

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ディズニーとワーナーが抜ける損失は大きい

Netflixの魅力の1つは、ディズニー(ディズニー、ピクサー、マーベル、スターウォーズ)の新作映画が見放題配信されていることでした(日本は除く)。

ところが2019年内でNetflixからディズニー作品が引き上げられることが決まっています。

Netflixとディズニーが提携したのは2012年で、それから7年ほどでNetflixは1億2000万人以上の会員を獲得してきました(参考: Number of Netflix paying streaming subscribers worldwide from 3rd quarter 2011 to 1st quarter 2019 (in millions))。

また、Netflixで配信されているコンテンツの人気ランキングではワーナーが権利を持つ「フレンズ」が総合2位に入っていますが(参考: Netflixでユーザーに最も視聴されているドラマは?1~10位までが明らかに!)、こちらも2020年にNetflixから引き上げられます(参考: 人気ドラマ『フレンズ』、2020年にNetflixから姿を消すことが明らかに)。

つまり、これまでのNetflixの魅力であったディズニーとワーナーのコンテンツがごっそり抜けてしまうため、損失はかなり多いのではないでしょうか。

Netflixで視聴されているコンテンツの6割以上が非オリジナル

Netflixと言えば、「ストレンジャー・シングス」などのオリジナルシリーズが人気であることは間違いありません。

しかしながら、Netflix全体で視聴されている6割以上が非オリジナルのコンテンツであるようです(参考: ネットフリックス 「動画配信の雄」に失速懸念 時間外で株急落)。

つまり、Netflixから非オリジナルの人気コンテンツが減っていけば、その分だけNetflixの魅力も下がっていくことになります。

なぜか日本のNetflixでは、最初からディズニーの映画が配信されていないのですが、そのせいか世界と比べて日本ではNetflixの会員数が伸び悩んでいるのも事実です(参考: Amazon Prime Video利用者509万人、Netflix 171万人。重複は減少。ニールセン調査)。

果たして、ディズニーとワーナーが消えたNetflixが今後どうなるか注目ですね。

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最後に

今回は、『Netflixは正念場?ディズニーとワーナーが消える損失は大きい』についてご紹介しました。

このように、Netflixの2019年4〜6月は、値上げによる影響からか、世界では会員増加数の予想を下回り、米国では初の会員減となってしまいました。

また、2019年内にNetflixからディズニーのコンテンツが削除され、2020年にはワーナーのコンテンツが削除されます。

これまではほぼ何でも揃っていたNetflixでしたが、これからはあれもこれも配信されないNetflixに変わっていきます。

Netflixはこの正念場を耐えることができるのか、それともアップルやディズニー、ワーナーなどに敗れてしまうのか目が離せませんね。

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