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hulu限定配信の戦略!無料のテレビから有料配信へ誘導?

最近は映画やドラマが見放題の「定額制動画配信サービス」が人気を集めています。

中でも日本でメジャーなのが、「Amazon Prime Video (アマゾン・プライム・ビデオ)」、「Netflix (ネットフリックス)」、「hulu (フールー)」などです。

それぞれのサービスの特徴を見てみると、「Amazon Prime Video」は月額¥500という安さをウリにしていて、「Netflix」はオリジナル作品が人気です。

では、日本では日本テレビ傘下のサービスである「hulu」にはどのような特徴や強みがあるのでしょうか。

結論から言うと、日本のhuluは無料で放送されているテレビから、有料配信のhuluへと誘導する戦略を取っているようです。

そんなわけで今回は、hulu限定配信の戦略について見ていきましょう。

hulu限定配信の戦略

そもそも「hulu (フールー)」は、アメリカに本社を置く動画配信サービスで、2019年5月からはディズニーの100%子会社となりました。

日本では2014年にサービスを開始しましたが、2017年より日本テレビに権利が売却され、それ以降は日本限定でhappyon.jpでHJホールディングス株式会社が運営しています。

日本でhuluが日テレ傘下のサービスになってからは、日本テレビで放送されているテレビドラマなどがhuluで配信されるようになりました。

それ以降は、日本テレビの視聴者をhuluへ誘導する戦略が立てられているようです。

テレビ(無料)で見れるものに金は払わない

とは言っても、テレビで放送されているドラマはもともと無料で見れるものなので、それだけでは月額料金を払ってまで加入するユーザーは少ないわけです。

そこで、最近ではテレビで放送されている人気ドラマの限定コンテンツをhuluで限定配信するという新しいやり方が行われるようになりました。

これは例えば、「今日から俺は!!」や「3年B組」、「あなたの番です」などのドラマのテレビで放送されなかったサイドストーリーやスピンオフ、未公開シーンなどを有料のhuluで限定配信するというものです。

2019年8月現在では、「あなたの番です」の見逃し配信に加えて、1話20分ほどのサイドストーリー「扉の向こう」が毎週テレビ本放送終了後に配信されています。

実際に私も「扉の向こう」を見たさにhuluに加入してしまい、まんまと策にはまってしまったわけです。

このように、日本のhuluはAmazon Prime Video、Netflixとは違った戦略を取っているようです。

定額動画配信サービスは複数同時加入しない?

最近は定額動画配信サービスを利用する人が増加していて、市場もどんどん盛り上がっています。

そして、2019年秋にはアップルの「Apple TV+ (アップル・ティーヴィープラス)」やディズニーの「Disney+ (ディズニープラス)」など、大手2社の新規参入によってさらに競争は激化することが予想されます。

こうなってくると定額動画配信サービスを利用するユーザーからは、「サービスをいくつも契約したところで時間が足りなくて見れない」、「同時に複数加入すると月額料金が高額になる」という問題が発生してくるわけです。

そのため、「今月はNetflix、来月はhulu、再来月はApple TV+」と言ったように、月ごとに利用するサービスを変えていく方法が主流になってくると思います。

そうなってくると、他のサービスでも見れるコンテンツのためにわざわざ加入する理由もなくなってくるので、今後はより加入のきっかけとなる限定配信のオリジナルコンテンツが重要になってきます。

それぞれのサービスの戦い方

定額動画配信サービスの中で、日本で最も利用者が多いと言われている「Amazon Prime Video」は、今は月額¥500の低価格で勝負しています。

しかしながら、安いだけではすぐに飽きられてしまいますし、アマゾンとしても利益を上げるために今後は徐々に値上げしていきたいという思いがあると思います。

そうなってくると、結局はどのサービスでも「オリジナルコンテンツ」が重要になってくるわけです。

「Amazon Prime Video」では、最近では「ザ・ボーイズ」などのオリジナルドラマがヒットしていますし、日本では「バチェラー3」などの人気オリジナル番組の配信も控えています。

「Netflix」も、最近オリジナルの日本ドラマ「全裸監督」がヒットしましたし、オリジナル番組の「テラスハウス」なども人気です。

「hulu」では、オリジナルドラマのヒット作はアメリカhulu製作の「ハンドメイズ・テイル」くらいしかありませんが、最近では日本独自として「扉の向こう」のようなテレビドラマの限定コンテンツで勝負しているわけです。

おそらく、今後ユーザーの目が超えてくると、huluにも日本オリジナルドラマや番組を作ってヒットさせていく必要が出てきます。

それが出来なければ、Amazon Prime Video、Netflix、そしてApple TV+といった巨人たちに押し潰されることになります。

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最後に

今回は、『hulu限定配信の戦略!無料のテレビから有料配信へ誘導?』についてご紹介しました。

このように、日本のhuluはテレビドラマの限定コンテンツを配信することで、無料のテレビから有料のhuluへの誘導を狙っているようです。

昨今はテレビ離れという言葉をよく耳にしますが、2019年現在はまだどのメディアよりもテレビが圧倒的な視聴数を持っています

そのため、huluには圧倒的な数のテレビ視聴者を引っ張ってこれるチャンスがあるのです。

今後は、Amazon Prime Video、Netflix、hulu、Apple TV+、Disney+などの定額動画配信の競争が激化します。

果たして、生き残るサービスはどこになるのか目が離せませんね。

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