アップルがテレビ局を買収?TV+に隠されたメッセージ

2019年11月2日より、アップルの定額動画配信サービスである「Apple TV+ (アップル・ティーヴィープラス)」がサービス開始しました。

「Apple TV+」では、アップルが製作するオリジナル作品が月額¥600で見放題になります。

すでに、2019年11月8日時点では8本の作品が配信されていて、今後は毎月新作が追加されていくようです。

実はこのApple TV+の「ザ・モーニング・ショー」というドラマの中に、ある面白いセリフがあったので今回はご紹介します。

それは、アップルがテレビ局を買収することを狙っているのではないかというものです。

それでは、Apple TV+に隠されたアップルのメッセージについて見ていきましょう。

※以下ドラマのネタバレは含まないようにしているので未視聴の方も安心してご覧ください。

アップルがテレビ局を買収?

「ザ・モーニング・ショー (The Morning Show)」は、テレビ局を題材にしたドラマです。

「ザ・モーニング・ショー」は、朝の人気番組の名物キャスターがセクハラ疑惑で降板させられるところから物語が始まります。

そして、セクハラ問題でゴタゴタしているテレビ局内部の人間たちの会話に、以下のセリフがあります。

今や放送業界全体が崖っぷちで、なんとか持ち堪えている状態だ。それがきっと数年以内にバーンと落ちる。改革しない限り。変わらないと、IT企業に全部買収されてしまう。

ご存知の通り、このセリフ内の「IT企業」とは、このドラマを製作しているアップル本人のことです。

つまり、アップルは自社製作のドラマを通して、「放送業界がこのまま変わらないなら、ぼくたちが買収しちゃうよ。」という皮肉を込めたメッセージを送っていると解釈することもできます。

もちろん、ここで言う「IT企業」はアップルだけではなく、グーグルやアマゾン、マイクロソフト、フェイスブックといった巨大IT企業たちも含まれていると思います。

最近もIT企業ではないものの、ディズニーがフォックスを買収したことも記憶に新しいので、次はいつ巨大IT企業がテレビ局を買収してもおかしくはない話なのです。

視聴はこちら: ザ・モーニング・ショー

アップルがニュース番組を作る日が来る?

では、実際にアップルがテレビ局を買収する可能性はあるのかという疑問ですが、これはゼロではないと思います。

アップルはすでに「Apple News+」(日本未対応)というサービスを展開していて、さまざまな新聞や雑誌、ネットニュースなどを見ることができます。

アップルが「Apple News+」で狙っているのは、従来の新聞・雑誌に代わって文字媒体メディアを支配することだと思います(良い意味で)。

そして、アップルが支配したいのは新聞・雑誌だけでなくテレビもそうであるように見えます。

「Apple TV+」は、サービス開始時点ではドラマやドキュメンタリーの配信しか行っていませんが、ゆくゆくはテレビ局を買収して自社ニュース番組を配信する可能性もあるのです。

そもそも「TV+」というサービス名をつけたからには、単なるドラマの配信に留まらずに、今後ニュース番組なども提供してくると考えていいかもしれません。

2020年代のアップルはメディア企業になる?

アップルはこれまで、さまざまなかたちに変化することで成長してきた会社です。

1990年代までは、アップルはパソコンの「Mac」を売って利益を上げるコンピュータの会社でした(当時の社名もアップル・コンピュータでした)。

それが2000年代に入ると、携帯音楽プレーヤーの「iPod」が爆発的にヒットして、パソコンの会社から音楽プレーヤーの会社に変化します。

そして2010年代になると、携帯電話の「iPhone」、タブレットの「iPad」、スマートウォッチの「Apple Watch」などがヒットして、音楽プレーヤーの会社からハードウェアの会社へ変化しました。

そして、これからやってくる2020年代は、アップルはメディア企業として成長していくことが予想されます。

すでに音楽の「Apple Music」、ニュースの「Apple News」、ゲームの「Apple Arcade」、動画の「Apple TV+」といったサブスクリプションサービスを展開し、メディアを全包囲から支配する準備を進めています。

かつては新聞・雑誌・テレビ・ラジオが4大メディアであると言われていましたが、次の時代はアップルが新しいメディアのかたちを作っていくのかもしれませんね。

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最後に

今回は、『アップルがテレビ局を買収?TV+に隠されたメッセージ』についてご紹介しました。

このように、定額動画配信サービスの「Apple TV+」のドラマ「ザ・モーニング・ショー」では、テレビ局がIT企業に買収されるというメッセージが含まれています。

これは、アップルがいずれテレビ局を買収して自社でニュース番組を作って配信する未来を暗示していると捉えることもできるかもしれません。

また、アップルはすでに音楽・ゲーム・記事・動画の分野でサブスクリプションサービスを展開し、今後はよりこれらのサービスに力を入れていくと思われます。

ティム・クックCEO自身が正義感の強い人なので、現状のメディアを作り直したいという野心を持っているのかもしれません。

果たして、アップルのサービス展開は今後どうなっていくのか、テレビ局を買収する日は来るのか、目が離せませんね。