CDが売れない5つの理由!ストリーミングとレコードにしよう

最近は「CDが売れない」という話をよく耳にします。

実際に2005年から2018年までの間に、CD(音楽ソフト)の売り上げは4割以上減少し(参考: 音楽配信は伸張続く、音楽ソフトも特需で伸びる…音楽CD・有料音楽配信の売上動向(最新))、おそらく今後も減少が続いていくことになると思います。

またCDが売れないことも関係してか、CDレンタルチェーン大手のTSUTAYAが続々と閉店していることも話題になっています(参考: TSUTAYA止まらない閉店ラッシュ…CD・DVDレンタル業に明日はあるか)。

すでに世界の市場では音楽ストリーミングへの移行が進んでいて(参考: 世界のオンライン音楽ストリーミングの売上、2019年上半期に110億米ドルを超える)、CDは終わったメディアとなっているようです。

果たしてCDはなぜ売れないのか、今回はその5つの理由について見ていきましょう。

CDが売れない5つの理由

CDが売れない理由1. CDプレーヤーを持っていない

1つ目のCDが売れない理由は、「CDプレーヤーを持っていない」です。

2019年現在では、「そもそもCDプレーヤーを持っていない」という人も増えてきたのではないでしょうか。

Macでは2012年モデル以降からディスクドライブが廃止されてしまいましたし、Windowsパソコンも最近はDVDドライブが付いていないモデルが主流になってきました。

また、2000年代に流行したCDコンポのようなもの(私も持ってました)が部屋にある人も今はほとんどいないと思います。

そして、ゲーム機でもPS4(プレイステーション・フォー)からは、CDの再生ができなくなっています。

さらに、自動車においてもCDドライブの搭載をやめるケースが出てきています(参考: 新車から消えるCD/DVDプレーヤー もはや不要なのか? 新型「カローラ」にもなし)。

このように、今後はますます私たちの身の回りからCDプレーヤーが消えていくことになり、CDを買ってもそもそも再生できないという事態になりそうです。

CDが売れない理由2. 簡単に複製ができてしまう

2つ目のCDが売れない理由は、「簡単に複製ができてしまう」です。

CDはやろうと思えば誰でも簡単に複製することが可能です。

2000年代にiPodが流行した時は、パソコンのiTunesにCDから取り込んだ楽曲をCD-Rに焼いて聞いていた人も多かったのではないでしょうか。

CDにはコピープロテクトがかかってないので(かつてCCCDというのもありましたが)、コピーには特に難しい操作も必要ないのです。

CDアルバムは購入すると¥3,000以上しますが、CDからCD-Rにコピーすれば1枚¥20程度で済んでしまいます。

このようにCDは簡単に複製ができてしまうため、CDを買ってもパソコンに取り込んですぐに売る人や、そもそもレンタルしてコピーすれば十分だよねという人が増えてしまいました。

CDが売れない理由3. すぐに値崩れする

3つ目のCDが売れない理由は、「すぐに値崩れする」です。

CDは驚くほど早く値崩れしてしまいます。

人気アーティストのCDアルバムは、たいてい発売から1年後にはAmazonで中古で¥500程度で買えるようになっています(AKBは更に安い)。

なぜCDの値崩れが早いのかという理由の1つには、「CDが売れない理由2. 簡単に複製ができてしまう」が大きく関係していると思います。

2000年代にiPodが流行ってからというもの、CDをCDプレーヤーで再生する人はほとんどいなくなってしまいました。

つまりCDは一度パソコンに取り込んでしまえば、あとは用無しなのです。

CDの曲を音楽プレーヤーやスマホで聞きたい人は、パソコンに取り込めばもう不要ですし、CDプレーヤーで聞きたい人もパソコンからCD-Rに焼けばいいのでオリジナルのCDは不要なのです。

このように、CDには物質としての価値がほとんどありません。

CDが売れない理由4. ストリーミングの方が楽

4つ目のCDが売れない理由は、「ストリーミングの方が楽」です。

2015年にはアップルの「Apple Music (アップル・ミュージック)」が、2016年には「Spotify (スポティファイ)」が日本でサービスを開始しました。

そして2019年現在は、嵐がストリーミング配信を解禁するなど、徐々に音楽ストリーミングが日本でも流行りつつあります。

音楽ストリーミングの最大のメリットは、とても”楽”であることです。

聞きたい曲があればスマホで検索して再生ボタンを押すだけすぐに再生できるので、CDショップに行く必要も、ネットで購入手続きをする必要もありません。

また、音楽ストリーミングは定額制で聞き放題なので、気になった曲はどんどん再生したり、ライブラリに追加することができます。

そして一度ストリーミングに慣れてしまえば、パソコンにCDを取り込んでiTunesと同期する(死語)といった面倒なことはもうやりたくなくなります。

このように、音楽ストリーミングは音楽が好きな人ほどメリットが多いサービスで、もはやCDなんて必要ないのです。

CDが売れない理由5. レコードの方がオシャレ

5つ目のCDが売れない理由は、「レコードの方がオシャレ」です。

もちろん、どんなに音楽ストリーミングが流行っても、「気に入ったアルバムは購入して手もとに置いておきたい」という需要があると思います。

よく”ジャケ買い”と呼ばれるように、ジャケットが気に入っているので物理メディアを購入して部屋に飾りたいという人もいます。

このようなジャケ買いや物理メディアが欲しいという需要に対しては、「レコード」を購入するのがベストです。

LP盤のレコードは直径30cmでとても大きく存在感があります。

そのため、ジャケ買いをして部屋に飾るのであれば、CDよりもレコードの方が何倍も映えます。

また、レコードはCDと違って複製が難しいため(個人でレコードをプレスするのはほぼ無理)、物理的な価値もとても高いのです。

実際にレコードは値崩れしにくく、状態が良ければ中古でも高額で売買されています。

ついでに言うとレコードをレコードプレーヤーにかけるとオシャレなので、インテリアとしても効果があります。

このような理由からか、世界中でCDが売れなくなっているのと対照的に、レコードの販売数は右肩上がりで増加しています(参考: 2019年は米国内のアナログレコードの売上がCDを上回る見込みか?)。

普段はストリーミングで音楽を聞き、気に入ったアルバムはレコードで買うという方法がベストな音楽の買い方ではないでしょうか。

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最後に

今回は、『CDが売れない5つの理由!ストリーミングとレコードにしよう』についてご紹介しました。

このようにCDは、CDプレーヤーを持っていない、簡単に複製ができる、すぐに値崩れする、ストリーミングの方が楽、レコードの方がオシャレといった理由で売れなくなっています。

ちなみにCDが売れない類の話になると、アーティストが儲からなくなって大変だという話になりがちですが、音楽プロデューサーの亀田誠治さんはむしろサブスクリプションで聞くことを推奨しています(参考: 日本の音楽産業が危ないーー音楽プロデューサー・亀田誠治氏が説く“サブスクリプション配信の価値”)。

このように、今後はCDは徐々に消えていき、ストリーミングとレコードが伸びてくることになりそうです(握手券は残るかもしれませんが)。

音楽業界としてはCDが売れないことを悲観するよりも、サブスクリプションという新しいチャンスに楽観するのが良いのかもしれませんね。