Apple TVのRGBは高がリミテッド、低がフルレンジ!推奨はYCbCr?
今回は、「Apple TVのHDMI出力」についてご紹介します。
アップルの販売するストリーミング端末の「Apple TV (アップル・ティーヴィー)」では、さまざまな動画配信サービスやアプリが利用できます。
Apple TVには、「Apple TV HD」と「Apple TV 4K」の2機種が販売されているのですが、どちらもHDMI出力の設定を変更することができます。
そしてApple TVのHDMI出力の設定には、「YCbCr」、「RGB高」、「RGB低」の3つが用意されています(SDRの場合)。
ここで、「Apple TVのHDMI出力はどれにすればいいの?」、「RGB高とRGB低はどっちがいいの?」と気になっている方もいると思います。
結論から言うと、「RGB高」はリミテッドレンジ、「RGB低」はフルレンジとなります。
そこで今回は、「Apple TVのHDMI出力」について見ていきましょう。
Apple TVのRGBは高がリミテッド、低がフルレンジ
Apple TVのHDMI出力を変更する方法

▲まずは、「Apple TVのHDMI出力を変更する方法」について見ていきましょう。
はじめに、「Apple TV HD」、または「Apple TV 4K」のホーム画面から、「設定」を開きます。
「設定」を開いたら、「ビデオとオーディオ」を選択しましょう。
▲「ビデオとオーディオ」を開いたら、「HDMI出力」の項目を選択します。
(SDRのみ設定できます。)
▲「HDMI出力」を開くと、「YCbCr」、「RGB高」、「RGB低」の3つから選択することができます。
以上が、「Apple TVのHDMI出力を変更する方法」になります。
アップルの推奨はYCbCr?
ここで、「Apple TVのHDMI出力はYCbCr、RGB高、RGB低のどれにすればいいの?」と迷うところだと思います。
結論から言うと、迷った時は「YCbCr」にしておけば問題ないようです。
と言うのも、実際のところYCbCrもRGBも画質に大きな差はないためです。
そのため、とりあえずYCbCrを選択しておけば、ほとんどのテレビで綺麗に表示されます。
一方で、RGBには、「RGB高」と「RGB低」の2つの選択が用意されています。
この2つはどう違うかと言うと、「RGB高」がリミテッドレンジ、「RGB低」がフルレンジのようです(参考: Apple TV hdmi output range labelled differently to other devices.)。
RGBのリミテッドレンジでは出力信号を「16-235」で出力し、フルレンジでは出力信号を「0-255」で出力します。
このRGBのリミテッドレンジとフルレンジは、そもそもテレビがフルレンジの入力に対応していることや、テレビの設定でリミテッドとフルレンジを切り替える必要があります。
そのため、間違ってRGBの設定をして画質が悪くなってしまうくらいなら、無難にYCbCrを選択した方がいいというわけです。
実際にApple TVの説明でも、
ほとんどのテレビの場合YCbCrが推奨されます。RGBフォーマットはテレビの設定に合わせる必要がありハイスピードHDMIケーブルが必要です。
と記載されています。
もちろん、RGBフォーマットの設定をきちんと理解して設定できる人であれば使っていいと思います。
そうではない場合は、とりあえずYCbCrに設定しておけば綺麗に出力されるので問題ないと思います。
ちなみに、HDRのHDMI出力ではYCbCrしか選択できないようです。
このように、Apple TVのHDMI出力はYCbCrが推奨となっています。
▼「Apple TV 4K」はこちら
最後に
今回は、『Apple TVのRGBは高がリミテッド、低がフルレンジ!推奨はYCbCr?』についてご紹介しました。
このように、Apple TVのHDMI出力は「YCbCr」、「RGB高」、「RGB低」の3つから選択できます(SDRのみ)。
そして、「RGB高」はリミテッドレンジ、「RGB低」はフルレンジとなっています。
また、アップルの推奨は「YCbCr」となっているので、迷った時は「YCbCr」を選択しておきましょう。
皆さんも、Apple TVのHDMI出力をうまく設定して、快適にApple TVを使ってみてはいかがでしょうか。