「AQUOS sense3」のスペック(ベンチマーク)はiPhone 6S(2015)より低い?

日本のスマホ販売ランキングを見ていると、最近は「ある機種」が人気を集めていることが分かります。

それは、2019年11月に発売されたシャープの「AQUOS sense3 (アクオス・センススリー)」という機種です。

2020年06月08日~06月14日までのBCN+の「スマートフォン 週間売れ筋ランキング」では、なんと「AQUOS sense3」がiPhoneを抑えて1位となっていました(参考: スマートフォン 週間売れ筋ランキング)。

「AQUOS sense3」の魅力はなんと言っても価格の安さにあって、SIMフリー端末でも¥34,000程度で購入ができます(参考: SHARP SIMフリースマホ AQUOS sense3)。

そんな日本で人気を集めている「AQUOS sense3」なのですが、「性能はどうなの?」、「スペック(ベンチマーク)は良いの?」というところが気になるところです。

結論から言うと、「AQUOS sense3」のスペック(ベンチマーク)は、2015年に発売された「iPhone 6S」よりも低いです。

そんなわけで今回は、「AQUOS sense3のスペック(ベンチマーク)」について見ていきましょう。

「AQUOS sense3」のスペック(ベンチマーク)はiPhone 6S(2015)より低い

AQUOS sense3とは?

シャープの「AQUOS sense3 (アクオス・センススリー)」は、2019年11月に発売されました。

「AQUOS sense3」は、OSに「Android 9 Pie」を搭載し、ディスプレイは5.5インチの解像度1,080 x 2,160、CPUは「Qualcomm Snapdragon 630(SDM630)2.2GHz(クアッド)+1.8GHz(クアッド)」、ROMは64GB、RAMは4GB、カメラは外側が約1,200万画素、内側が約800万画素、バッテリー容量は4,000mAh、充電端子はUSB-Cとなっています(参考: スペック)。

そして、価格はSIMフリー端末でも¥34,000程度で購入することができます。

ここまでのスペックを見るとよくあるスマホ機種に過ぎないのですが、やはり日本メーカーであることと、価格が安いことから注目されているのかもしれません。

また、「AQUOS sense3」のキャリア端末は携帯ショップでのサポートに対応しているので、「iPhoneは故障した時に困る」という人たちからも支持されているのでしょうか。

ともあれ、「AQUOS sense3」は発売から半年以上経った後でも販売ランキングの上位に入っていて、週によってはiPhoneを上回って1位になることもあります。

このように、「AQUOS sense3」は日本で人気のスマホとなっています。

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ベンチマークスコアはiPhone 6S(2015)より低い

そんな人気の「AQUOS sense3」なのですが、肝心な処理能力やベンチマークスコアがどの程度のものなのか気になるところです。

「AQUOS sense3」のCPUには「Qualcomm Snapdragon 630(SDM630)2.2GHz(クアッド)+1.8GHz(クアッド)」が搭載されているのですが、これだけ見てもどの程度のものなのかが分かりません。

そこで、スマホのベンチマークスコアをまとめている「PC自由帳」さんのサイトを参考にすることにしました。

Webサイト: スマートフォン(スマホ)のCPU性能比較表【2020年最新版】

このサイトでは、「Geekbench」のスコアを元にまとめられているようです。

「PC自由帳」さんによると、2020年6月12日時点では、スマホで最も処理能力が高いのが「A13チップ」を搭載しているiPhone 11シリーズ、iPhone SE 第2世代13,700となっていました。

そして、「AQUOS sense3」はと言うと、4,109となっていました(iPhone 11、SE 第2世代の1/3以下)。

ついでに、「AQUOS sense3」に近いベンチマークスコアのスマホを見てみると、ちょうど上にiPhone 6Sシリーズ、iPhone SE 第1世代の4,162がありました。

つまり、「AQUOS sense3」は、2015年に発売された「iPhone 6S」よりもベンチマークスコアが低いということになります。

スマホの処理能力が低いと、アプリを使っていて動作が重かったり、フリーズすることも多くなります

特に、スマホゲームをよく遊ぶユーザーには、快適に遊ぶために高い処理能力は必須となります。

このように、「AQUOS sense3」は2019年に発売されたスマホではあるものの、処理能力は2015年レベルのようです。

価格の安さと処理能力の高さを求めるなら「iPhone SE 第2世代」がオススメ

「AQUOS sense3」は価格が安いのが魅力ですが、その代わりに処理能力が低いのでオススメできません

いくら安くても、今更2015年のiPhone 6Sレベルのスマホを買うのはもったいないです。

そこでオススメになるのが、2020年4月に発売された「iPhone SE 第2世代」です。

「iPhone SE 第2世代」には、iPhone 11、11 Proと同じ「A13 Bionicチップ」が搭載されているので、処理能力が非常に高いのです。

「iPhone SE 第2世代」の価格はSIMフリーで¥44,800(税別)〜と、「AQUOS sense3」と比べると少し高いですが、その分の価値は十分にあると思います。

また、iPhoneはOSのアップデートが4〜5年は提供されるので、スマホを長く使いたいというユーザーにもオススメになります。

このように、価格の安さと処理能力の高さを求めるなら「iPhone SE 第2世代」がオススメになります。

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最後に

今回は、『「AQUOS sense3」のスペック(ベンチマーク)はiPhone 6S(2015)より低い?』についてご紹介しました。

このように、「AQUOS sense3」のベンチマークスコアは、2015年のiPhone 6Sよりも低くなっています

「AQUOS sense3」は価格の安さが魅力ですが、処理能力が2015年のスマホレベルなので、あまりオススメはできません。

そこで、価格の安さと処理能力の高さを兼ね備えている「iPhone SE 第2世代」がオススメになります。

「iPhone SE 第2世代」は、SIMフリーでも¥44,800(税別)〜で購入できますし、OSのアップデートが4〜5年は提供されるので長く使うことができます。

皆さんも、価格が安くて処理能力の高いスマホを選択して、快適に使ってみてはいかがでしょうか。