「Disney+」が日本で失敗した理由!ドコモと手を切るべき?

2020年6月より、日本でも「Disney+ (ディズニープラス)」がサービスを開始しました。

海外では、アメリカのディズニー本社が運営をしていますが、日本ではドコモとディズニージャパンによる独自の「Disney+」が提供されています。

「Disney+」は、海外では会員数が6,000万人を突破していて、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで成長しています(参考: 新型コロナ下でも成長を続けるDisney+が会員数6050万に到達)。

そんな「Disney+」なのですが、なぜか日本では全然人気がなく、アプリストアのランキングも100位圏外の状態が続いています(20年9月時点)。

日本でも、有料の動画配信サービスは「Amazon Prime Video」や「Netflix」が人気なのですが、なぜか「Disney+」は空気のような存在なのです。

そこで今回は、いったいなぜDisney+は日本で失敗したのか、その理由について見ていきましょう。

Disney+が日本で失敗した理由

Disney+とは?

そもそも「Disney+」とは何なのでしょうか。

「Disney+ (ディズニープラス)」は、アメリカのウォルト・ディズニー・カンパニーの事業部門の1つ、ウォルト・ディズニー・ダイレクト・トゥ・コンシューマー&インターナショナルが運営する動画配信サービスです。

「Disney+」は、まずはアメリカ、カナダで2019年11月9日にサービスを開始しました。

「Disney+」では、ディズニー、ピクサー、マーベル、スターウォーズ、ナショナルジオグラフィックの作品が月額制で見放題で楽しめます。

さらに、「Disney+」で独占配信となるオリジナル作品も見ることができます。

このように、「Disney+」は、ディズニー本社による動画配信サービスとなります。

本家のDisney+は大成功している

「Disney+」は、海外では2020年6月時点で会員数が6,000万人を突破するという快挙を成し遂げています。

「Disney+」は、先行する「Netflix」や「Amazon Prime Video」などの人気サービスから大幅に遅れをとったスタートだっため心配されていましたが、どうやらローンチには成功したようです。

「Disney+」は、月額$6.99という手頃さや、プロフィールを7つまで作れること、4K HDRの高画質対応といった機能が好評となっています。

また、「マンダロリアン」、「ハミルトン」のようなオリジナル作品がヒットしたことも、Disney+の会員数が増加している要因となっているようです。

さらに、2020年9月から劇場公開予定だった映画「ムーラン」がDisney+で$29.99の追加課金でプレミア配信されたことで、さらなるユーザーの増加につながっているようです(参考: 「ムーラン」の配信でDisney+アプリのダウンロード数が前週比68%増加、7月の「ハミルトン」には及ばず)。

このように、「Disney+」は海外では大成功しています。

なぜか日本のDisney+は失敗?

「Disney+」は、2020年6月から日本でもサービスを開始しました。

ところが、日本の「Disney+」は海外とは違って、ドコモとディズニージャパンによる日本独自仕様のサービスとなっています。

そもそも、日本ではドコモとディズニージャパンによる「Disney DELUXE (ディズニーデラックス)」というサービスが2019年3月より展開されてきました。

「Disney DELUXE」は「Disney+」と似たような月額制の動画配信サービスだったのですが、2020年6月から「Disney DELUXE」は「Disney+」に名前を変更してサービスを継続することになりました。

日本で「Disney+」を利用するためには、ドコモアカウントとディズニーアカウントの2つを取得して紐付けする必要があります。

このように、日本の「Disney+」は海外とは違ってかなりややこしい仕様となっています。

そんな日本の「Disney+」なのですが、2020年9月12日時点では、App Storeランキングで135位となっていました。

競合する「Amazon Prime Video」や「Netflix」は、常にトップ50位には入っているので、いかに「Disney+」が日本で人気がないかが分かります。

やはり、日本で「Disney+」が成功できなかった原因は、サービスを運営するドコモにあると見るのが妥当かもしれません。

最近不祥事が多いドコモ

ドコモをめぐっては、最近は良いニュースを聞くことがありません

2020年1月には、ドコモショップ(代理店)の店長が、客を罵倒するメモを本人に渡すという幼稚な事件が発生しました(参考: 「あれがドコモショップのリアル」──“クソ野郎”事件はなぜ起きたのか 現役店員が漏らした本音)。

そして、2020年9月には、キャッシュレスサービスのドコモ口座のセキュリティの甘さから、不特定多数の人の銀行口座から預金が引き出されるという事件が発生しています(参考: ドコモ口座、現金の不正引き出し被害が拡大 被害額は1990万円に)。

「ドコモ口座」の件でドコモは9月10日に会見を開いたのですが、悪びれる様子がなく、自分たちは悪くないという姿勢に見えました(表向きは謝罪していますが)。

おそらくですが、これがドコモの社風であって、あまりユーザーのことを大事にしている会社ではないのかもしれません。

先日の代理店の事件も、いくら代理店とはいってもドコモにユーザーのことを大切にする社風があれば発生しなかった事件だと思います。

おそらく、ドコモの方針として、契約数やオプションを追加することを代理店にノルマとして課していたので、必然的にあのような事件が起きたのではないでしょうか。

「ドコモ口座」の件も、ユーザーの安全性よりも、会社の利益を増やすことを最優先にするドコモの社風が招いた事件だと思われます。

そして日本の「Disney+」も、ユーザーのことをあまり考えていないサービスに思えるのです。

Disney+はドコモと手を切って直営にするべき?

実際に私も日本版の「Disney+」を使ってみましたが、いくつか問題点がありました。

まず、そもそも「Disney+」という名前がついているものの、中身は「Disney DELXUE」の頃と何も変わっていません

相変わらず会員登録には「ドコモアカウント」と「ディズニーアカウント」の2つを取得して紐付けをするという非常に面倒な作業が必要になります。

アカウントを作るだけでも10分程度はかかってしまうので、ここで嫌になってやめる人も多いと思います。

次に、日本版「Disney+」はクレジットカードによる支払いが基本で、Netflixのようなプリペイドカードもありません。

この時点で、ディズニーファンの学生は不満を募らせることになります。

そして、日本版「Disney+」はHD画質、ステレオによる配信で、海外のような4K HDR10、DOLBY VISION、DOLBY ATMOSといった高画質・高音質配信には対応していません

この時点で、画質・音質にこだわるコアユーザーは不満を募らせることになります。

他にも、海外版では7つまで作れるプロフィールが日本版では1つまでであったり、オリジナル作品の配信が海外よりも遅れるケースがあります。

このように、日本版の「Disney+」は全体的にユーザーを馬鹿にしたような仕様となっています。

なぜ日本版の「Disney+」がこのような仕様になってしまったかと言うと、やはりドコモがそういう会社だからとしか言いようがありません。

もしも、ディズニー本社が「Disney+」を日本で成功させたいのであれば、早くドコモとは手を切って、海外のように直営サービスにすることが最善となります。

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最後に

今回は、『「Disney+」が日本で失敗した理由!ドコモと手を切るべき?』についてご紹介しました。

このように、「Disney+」が日本で失敗した理由は、運営するドコモに原因がありそうです。

「Disney+」は海外では成功していてとても素晴らしいサービスなのですが、日本版は成功しているとは言い難いです。

今後「Disney+」が日本で成功するには、ドコモと提携を解消して、海外同様にディズニー本社直営による運営に切り替える必要があるのではないでしょうか。

果たして、今後日本における「Disney+」はどうなっていくのか、目が離せませんね。