映画「ソウルフル・ワールド」の感想!Disney+で見放題配信

2020年12月25日より、映画「ソウルフル・ワールド (Soul)」が定額動画配信サービスの「Disney+ (ディズニープラス)」で配信が開始されました。

映画「ソウルフル・ワールド」は、当初は劇場公開が予定されていましたが、COVID-19の影響により世界での劇場公開がキャンセルされ、Disney+での公開に切り替えられました

映画「ソウルフル・ワールド」は、「Disney+」に登録することで見放題で視聴できるため、「実写版ムーラン(2020)」のように追加課金は必要ありません

早速私も「Disney+」で映画「ソウルフル・ワールド」を視聴しました。

そして結論から言うと、映画「ソウルフル・ワールド」はとても面白い作品なので、気になっている方にはぜひ見て欲しいと思っています。

そんなわけで今回は、映画「ソウルフル・ワールド」の感想について見ていきましょう。

※今回はネタバレを含まないようにしているので、未視聴の方も安心してご覧ください。

視聴はこちら: Disney+

映画「ソウルフル・ワールド」の感想

ソウルフル・ワールドとは?

映画「ソウルフル・ワールド (Soul)」は、ピクサー・アニメーション・スタジオの長編映画22本目として製作され、ディズニーの配給で2020年6月にアメリカで劇場公開の予定でしたが、COVID-19の影響で中止となり、代わりにDisney+でアメリカ、日本ともに2020年12月25日より配信が開始されました。

映画「ソウルフル・ワールド」の上映時間は100分、レーティングはG(年齢制限なし)となっています。

監督は、「モンスターズ・インク」、「カールじいさんの空飛ぶ家」、「インサイド・ヘッド」などのピート・ドクターが務めています。

声優キャストには、「ジャンゴ 繋がれざる者」、「ベイビー・ドライバー」などのジェイミー・フォックス、「ミーンガールズ」、「ベイビーママ」などのティナ・フェイ、ミュージシャンのクエストラブ、「クリード」などのフィリシア・ラッシャッド、「ワンダー 君は太陽」などのダヴィード・ディグス、「ブラックパンサー」などのアンジェラ・バセット、「マンダロリアン」などのリチャード・アイオアディらが出演しています。

日本語吹き替え版には、「まんぷく」、「ラジエーションハウス〜放射線科の診断レポート〜」などの浜野謙太、「3年A組-今から皆さんは、人質です-」、「亜人」などの川栄李奈、「竜の道 二つの顔の復讐者」などの福田転球らが出演しています。

映画「ソウルフル・ワールド (Soul)」の辛口レビューサイトであるロッテン・トマトズのオーディエンススコアは90%となっています(参考: SOUL)。

このように、「ソウルフル・ワールド」は一度は見ておきたい映画となっています。

ディズニー・ピクサーにとって初の新作映画見放題配信

映画「ソウルフル・ワールド」は、ディズニー、およびピクサーにとって幾つかの新しいことに挑戦している作品です。

まず、”映画を公開する場所”なのですが、ディズニーは1934年の白雪姫から、長編映画は全て劇場で公開してきました(続編のOVA作品を除く)。

ディズニーにとって初めて大作の長編作品が劇場公開されなかったのは「実写版ムーラン(2020)」なのですが、「実写版ムーラン(2020)」は追加料金¥2,980(税別)が必要なプレミアアクセスとして公開されていました。

ところが、映画「ソウルフル・ワールド」は、「Disney+」に加入することで追加料金不要で見放題で視聴できるようになっているため、ディズニー・ピクサーの歴史においてかなり大胆で新しい公開方法となっているのです。

映画「ソウルフル・ワールド」は、1億5,000万ドル(約150億円)以上の予算をかけて製作された大作映画であるため、月額¥700(税別)の「Disney+」で見放題でリリースするのはやはり異例中の異例であると言えます。

新作映画を「Disney+」で見放題配信するのは、おそらくディズニーにとっても実験的なもので、今回の結果によって今後劇場公開を継続するか、完全に配信に切り替えるかを判断するのかもしれません。

まさに映画「ソウルフル・ワールド」は、今後のディズニー映画の公開のあり方をガラリと変えてしまうかもしれない作品なのです。

多くの新しいことに挑戦している作品

映画「ソウルフル・ワールド」は、映画の公開手段が新しいことに加えて、映画の内容も新しいことに挑戦しています。

まず映画「ソウルフル・ワールド」は、主要キャストがほぼ全員黒人であることが新しい点となっています。

これまでのディズニー・ピクサーの作品を振り返ってみると、黒人のキャラクターが主役なのは「プリンセスと魔法のキス(2009)」のみで、ピクサー映画の中では黒人の主人公は映画「ソウルフル・ワールド」が初めてとなります。

次に、映像表現においても映画「ソウルフル・ワールド」は新しいことに挑戦していました。

映画「ソウルフル・ワールド」では、死後と生前の者の魂が行き交う世界が登場するのですが、この世界の映像での描き方が面白かったです。

はじめてジョーが魂の世界へ行くシーンの映像では、どこかワクワク感がありつつも、恐怖感もあるという不思議な感覚になりました。

また、キュビズムの絵画のように表現された面白いキャラクターが登場しますし、私たちが住んでいる世界との繋がりも分かりやすく表現されていたと思います。

同じピート・ドクター監督の「インサイド・ヘッド」は頭の中の世界で、「ソウルフル・ワールド」は魂の世界を描いているのですが、「ソウルフル・ワールド」ではまた違った世界を私たちに見せてくれています。

細かいところは分からなくても楽しめる!

映画「ソウルフル・ワールド」は、魂を題材にしたスピリチュアルなものになっているので、かなり難解な作品になっていると思います。

ですが、映画「ソウルフル・ワールド」は、細かいところは気にしなくても楽しめるようにうまく作られています。

映画の中で、ユングやジョージ・オーウェルなどの台詞を引用するシーンなどがあって視聴者を混乱させますが、その辺りはおそらくほとんどの人が理解できていないので大丈夫だと思います(笑)。

「Disney+」の作品なので、意味がわからないシーンは巻き戻して見ることができるのですが、何度見てもほとんど意味不明だったので訳がわからないままスルーしても映画の進行上問題はなさそうです。

映画「ソウルフル・ワールド」は、自分にとっての「きらめき」を探す話で、言うなれば「自分探しの旅」が物語の主軸となっています。

そして最後にはとても現実的な答えが用意されているので、ぜひ映画を見てほしいところです。

視聴はこちら: Disney+

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最後に

今回は、『映画「ソウルフル・ワールド」の感想!Disney+で見放題配信』についてご紹介しました。

このように、定額動画配信サービスの「Disney+」では、映画「ソウルフル・ワールド」が見放題で公開されています。

映画「ソウルフル・ワールド」は、ディズニーおよびピクサーで初となる「Disney+」での追加課金なしの見放題配信作品という、ビジネス面でも歴史的な作品になるのでぜひチェックしておきたいところです。

映画「ソウルフル・ワールド」は、ピクサー映画で初めての黒人が主人公の作品であることに加えて、魂の世界の映像表現が新しいので見応えがあります。

また、物語の中に難しくて理解できない箇所がありますが、そこはスルーしても楽しめるように作られているのであまり気にしないようににしましょう。

皆さんも、映画「ソウルフル・ワールド」の視聴を楽しんでみてはいかがでしょうか。

視聴はこちら: Disney+