「Apple TV」のHDMIのバージョンは?どのケーブルを買えばいいのか
アップルの販売する「Apple TV 4K」は、4K HDRの出力に対応しています。
実は、この4K HDRがなかなかのクセモノで、きちんと4K HDRに対応したバージョンのHDMIケーブルを接続しないと、出力することができないのです。
そこで今回は、「Apple TVのHDMIのバージョンと、どのケーブルを買えばいいのか」についてご紹介します。
今回は、HDMIの主なバージョンのおさらいと、「Apple TV HD (第4世代)」と、「Apple TV 4K」に対応するHDMIのバージョンについて見ていきましょう。
「Apple TV」はHDMIケーブルが別売りなので、ぜひケーブル選びの参考にしてください。
「Apple TV」のHDMIのバージョンは?
HDMIのバージョンをおさらい
HDMI 1.4 | HDMI 2.0 | HDMI 2.0a | HDMI 2.1 | |
伝送速度 | 10.2Gbps | 18Gbps | 18Gbps | 48Gbps |
解像度 フレームレート | 2160/30p | 2160/60p | 2160/60p | 2160/120p 4320/60p |
HDR対応 | なし | なし | あり | あり |
ケーブル | ハイスピード | プレミアム | プレミアム | ウルトラ |
まずは、2021年2月現在までにリリースされているHDMIの主なバージョンの違いについておさらいしておきましょう。
大きく分けると、1.4、2.0、2.0a、2.1の4バージョンが存在します。
HDMI 1.4
2009年にリリースされた「HDMI 1.4」は、2160/30pまでの出力に対応しています。伝送速度は10.2Gbpsです。
HDMI 2.0
2013年にリリースされた「HDMI 2.0」は、2160/60pまでの出力に対応しています。伝送速度は18Gbpsです。現在販売されているほとんどのHDMIケーブルは、この「2.0」です。
HDMI 2.0a
2015年にリリースされた「HDMI 2.0a」は、HDRの出力に対応しています。伝送速度は18Gbpsです。
HDMI 2.1
2017年にリリースされた「HDMI 2.1」は、2160/120p、4320/60pまでの出力に対応しています。伝送速度は48Gbpsです。
Apple TVのHDMIのバージョンは?
続いて、「Apple TV HD (第4世代)」と、「Apple TV 4K」にそれぞれ対応している、HDMIのバージョンを見ていきましょう。
Apple TV HD(第4世代)の場合
「Apple TV HD (第4世代)」のHDMIのバージョンは、「1.4」です。
そのため、HDMI 1.4よりも新しいバージョンのケーブルを購入するのが好ましいです。
ちなみに、「Apple TV HD (第4世代)」は、1080/60pまでの出力までしか対応していないため、HDMI 1.3のケーブルでも問題なく動作します。
Apple TV 4Kの場合
「Apple TV 4K」のHDMIのバージョンは「2.0a」です。
そのため、2.0aよりも新しいバージョンのケーブルを買うのが好ましいです。
「Apple TV 4K」は、2160/60p HDRの出力に対応しているため、4K HDRを堪能するには、HDMI 2.0aのケーブルが必須になります。
ここで注意したいのが、「2.0」と「2.0a」の違いです。2.0はHDRに非対応のため、Apple TV 4KでHDRを楽しむためには、2.0a対応のHDMIケーブルが必要になります。
2.0a対応のHDMIケーブルには、「4K HDR対応」と記載されているので、参考にしてください。
最近では、「Amazonベーシック」のHDMIケーブルも4K HDRに対応している模様です。
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最後に
今回は、「「Apple TV」のHDMIのバージョンは?どのケーブルを買えばいいのか」についてご紹介しました。
結論から言うと、迷った時は2.0aより新しいバージョンのHDMIケーブルを買っておけば間違いありません。
HDMIケーブルは互換性が高く、今後Apple TVを買い換えた際や、ほかの機器の接続にも使いまわせるので、とりあえず新しいバージョンのものを買っておけば間違いないのです。
現在は、2.0が最も多く、2.0aのものが徐々に増えてきていますが、今後は2.1が出てくるでしょう。
ただ、2.0はHDRに非対応ということだけは忘れずに押さえておきましょう。
みなさんも、対応のHDMIケーブルと「Apple TV 4K」で、4K HDRの世界を堪能しましょう。