「4Kテレビ」の最小は40〜43インチ!有機ELは42インチ

最近は、「4Kテレビ」というものが徐々に普及しつつあります。

「4Kテレビ」は、画面解像度が「3,840 x 2,160ピクセル」と高精細になっていて、従来の「フルHDテレビ」と比べて画素数が4倍になっています。

そんな「4Kテレビ」なのですが、「最小サイズは何インチ?」、「有機ELテレビは何インチから?」と気になっている方もいると思います。

結論から言うと、「4Kテレビ」の最小サイズは40〜43インチで、「有機ELテレビ」は42インチとなっています。

そんなわけで今回は、「4Kテレビの最小サイズ」について見ていきましょう。

「4Kテレビ」の最小は40〜43インチ

40インチの4Kテレビは一部のメーカーが販売

40インチの「4Kテレビ」は、一部のメーカーが販売しています。

40インチの「4Kテレビ」は、シャープ、三菱電機、オリオンなどのメーカーから販売されていることが確認できます(2023年1月14日時点)。

逆に言えば、40インチの「4Kテレビ」を販売しているメーカーがとても少ないことから、40インチという大きさはあまり主流ではないことが分かります。

また、40インチの「4Kテレビ」は、液晶テレビのみで、有機ELテレビは販売されていません。

ちなみに、40インチより小さい「4Kテレビ」は日本では販売されていないようです。

このように、40インチの「4Kテレビ」は一部のメーカーから販売されています。

▼40インチの「シャープ CL1」はこちら

43インチの4Kテレビは多くのメーカーが販売

43インチの「4Kテレビ」は多くのメーカーから販売されています。

43インチの「4Kテレビ」は、ソニー、パナソニック、東芝、シャープ、ハイセンス、TCL、フナイ、LG、アイリスオーヤマなどのメーカーから販売されていることが確認できます(2023年1月14日時点)。

どうやら、この43インチという大きさが「4Kテレビ」における事実上の最小サイズとなっているようです(40インチはマイナーのため)。

「HDテレビ」の頃は、32〜37インチ程度のサイズを購入した方が多かったと思うので、おそらく43インチの「4Kテレビ」でもサイズアップになる人が多いと思います。

ここで、「なぜ40〜43インチより小さい4Kテレビはないの?」と疑問に思った方もいると思います。

その答えは、シンプルに「40〜43インチより小さくするとフルHDテレビとの違いを感じにくい」からだと思われます。

テレビはパソコンのモニターと違って距離を取って視聴するものなので、40〜43インチより小さくなると「4Kテレビ」の恩恵を受けにくいのかもしれません。

また、テレビがよく売れる北米の市場では、55〜65インチ程度の大型テレビが売れ筋なので(参考: 北アメリカのテレビは65インチが人気?その理由とは)、小さな「4Kテレビ」を作っても売れないという理由もあるのではないでしょうか。

このように、「4Kテレビ」の最小サイズは40〜43インチとなっています。

▼43インチの「ソニー X80WK」はこちら

▼43インチの「ハイセンス U7H」はこちら

「有機ELテレビ」は42インチが最小

ここまで「4Kテレビ」の最小サイズが40〜43インチであることを見てきましたが、それらは全て「液晶テレビ」の話で、「有機ELテレビ」の最小サイズは42インチとなっています。

43インチの「有機ELテレビ」は、LG、ソニー、シャープなどのメーカーから販売されていることが確認できます(2023年1月14日時点)。

「なぜ有機ELテレビは42インチが最小なの?」と疑問になるところですが、これは技術的に48インチより小さい「有機ELテレビ」を量産できないからという理由のようです。

ちなみに、42インチの「有機ELテレビ」が登場したのは2022年からで、それまでは48インチが「有機ELテレビ」の採用サイズでした。

このように、「有機ELテレビ」の最小サイズは42インチとなっています。

▼42インチの「ソニー A90K」はこちら

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24〜32インチの4Kが欲しい方は「PCモニター」もオススメ

「4Kテレビ」には40〜43インチより小さいサイズはありませんが、4Kの「PCモニター」にはさらに小さいサイズがあります

画面解像度が「3,840 x 2,160」で、アスペクト比16:9のPCモニターは、24インチ〜32インチ程度まで販売されています。

「4Kテレビ」と「PCモニター」の大きな違いとしては、「4Kテレビ」にはテレビ放送を見るためのチューナーや録画機能が入っていること、動画の視聴に特化した映像エンジンが搭載されていることなどです。

逆に言えば、「チューナーはいらない」、「映像エンジンはいらない」という場合は、「4Kテレビ」の代わりに4Kの「PCモニター」を使う選択肢もアリだと思います。

このように、4Kの「PCモニター」には27〜32インチ程度まで用意されています。

▼31.5インチの4Kモニター「LG UN500」はこちら

最後に

今回は、『「4Kテレビ」の最小は40〜43インチ!有機ELは42インチ』についてご紹介しました。

このように、「4Kテレビ」の最小サイズは40〜43インチで、「有機ELテレビ」は42インチが最小となります。

やはり、「4K」の解像度をテレビで活かすためには、40〜43インチ以上の大きさでないと違いが分からないのかもしれません。

ちなみに、「PCモニター」では、より小さい24〜32インチ程度の4K解像度のディスプレイを搭載したものがあります。

「PCモニター」であれば、近距離で使うことを想定しているので、4K対応で24〜32インチ程度の小型ディスプレイの選択肢もあります。

皆さんも、「4K」対応のテレビやPCモニターなどを使って、高画質にコンテンツを楽しんでみてはいかがでしょうか。